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ライオネックの編集履歴

2020-02-14 20:27:33 バージョン

ライオネック

らいおねっく

ライオネックとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターである。

CV:小杉十郎太(アニメ「スライム冒険記」)

概要

ドラゴンクエストⅤで初登場した、悪魔系の姿をしているモンスター。

最終ダンジョンのエビルマウンテン及びクリア後の隠しダンジョンに登場。

敵としてはバギクロスや呪いを駆使して戦ってくる上、耐性も高めなのでこちらの呪文は殆ど決定打にならない。

ステータスは平均的なので打撃でガンガン殴るのが有効。

隠しダンジョンでのみ仲間にする事が可能である。


仲間モンスターとして

しかし、仲間になった場合魔界モンスターとは思えない程使い勝手が悪い。

その理由が・・・


恵まれなさすぎる出現時期

初期能力の時点でHP・MP以外の能力値は全て100程度、HPは200程度、仲間モンスターの中では強い部類に入る。

耐性は仲間モンスターの中でも屈指の優秀さで、全体攻撃としては非常に強力な灼熱の炎やイオナズンを大幅軽減、輝く息に関しては完全に無効化出来る。

地味に魔界モンスターで唯一ザキが通用してしまう為、たまにザキや皆殺しで倒される事もあるが、それを差し引いても耐性は優秀。


しかしコイツ、登場時期は何とクリア後。

ステータスの強化やエスタークの撃破等に目的が絞られるクリア後では、下記の理由があり、欠点の方が目立ってしまう。


能力値に難が多い事

身の守りや素早さは高い水準まで伸びるのだが、クリア後の世界では「たたかいのドラム」が登場し、打撃偏重が更に加速してしまう。ライオネックは素の力は140程度しかなく、更に強力と言われる吹雪の剣破壊の鉄球等を装備出来ないため打撃要員としては期待出来ない。

また、成長傾向も晩成型で本格的に成長を始めるのはレベル限界に近付いてから。それまではステータスもかなり微妙なので、クリア後の世界での即戦力としても期待出来ない。


ライバルの壁が厚すぎる事

ライオネックが加入する為に必要な主人公のレベルは41以上だが、このライオネックよりも遥かに強いとされるグレイトドラゴンキラーマシンを勧誘する為に必要な主人公のレベルは37以上

そして、主人公のレベルが41以上あればイベント加入以外の仲間は全て加入させられる。上記の成長の悪さも手伝い、戦力確保目的なら、他の仲間を探した方が良いと言う事態に。

また高い耐性が売りの仲間としてはぐれメタルが居るが、リメイク版(PS2版)以降ではHPが何と300とSFC版の頃が嘘の様な値になり、耐久面でもほぼはぐれメタルに劣後することになってしまった。

更にDS版ではアークデーモンまで登場。特技面も優れており、ステータスも成長傾向も殆ど簡易版ヘルバトラーと言える程の凄まじさを誇る。更に有志の調査により、種や木の実でのドーピングありならソルジャーブルメッサーラ等ライオネックより優れた素質の持ち主が多数いる事が判明。ドーピングを視野に含めようにも、それらの素質さから結局他の仲間モンスターを補強した方が良いという結論になってしまう。


特技が微妙な事

習得する特技はバギクロス、不気味な光、ライデインギガデイン

初期で習得しているバギクロスは魔界の敵には通用する相手が少なく、ダメージ源になり辛く、ライデインも常時マホカンタが掛かっている敵や、デイン系に耐性を持つ敵がおり、全体攻撃として使いづらい点が目立つ。ギガデインは威力こそ充分な物の、ライオネックが加入する頃には既に主人公の息子が覚えているケースも多く、更にライオネックをレベル20まで育てる手間もあり、それらの点を考慮するとわざわざギガデインの為だけにそこまでする価値はあるのか・・・と微妙。

なお、裏ボスエスタークにはデイン系の呪文が一切通用しないのも辛い(バギ系呪文にも耐性を持っているため決定打にならない)。

更にリメイク版ではそれらの特技の立場は更に悪化。打撃偏重が極まるクリア後、よりによって全体攻撃が可能な強力な武器である破壊の鉄球が隠しダンジョンの双六で大量に入手出来る。


リメイク以降のAIは行動選択が甘い為、使い様の少ない特技を持っていると言う事は無駄な行動を行う可能性がある分、オート戦闘では不利に陥る事も少なくはない。他の仲間モンスターについても同様なのでライオネックに限った問題では無いのだが、この点についてのハンデは加入時期も考えるとやはり痛手。


これらの事情からの結論

数多くのマイナスシナジーが重なり、魔界モンスターでは最弱の評価を下されるどころかドーピングによって化けるメッサーラやソルジャーブル以下の存在とさえ言われたことも。

攻略サイトでは「強い」と言った評価や某書籍では「魔界のエリート」等の評価があるが、実際に使ってみると出現する敵との相性に泣かされる部分が多く、随所で「残念な子」の声も多い事から「自称魔界のエリート()」と言う不名誉な称号が付く様に。


多くの属性に満遍なく優秀な耐性が付いている長所を持ち(ヒャド耐性の甘いヘルバトラー、イオ耐性の甘いグレイトドラゴン、メラギラ耐性の甘さとHPの低めなキラーマシン)、この時期のボスの主要攻撃の全てに対し高い耐性を持っている事、初期ステは比較的高めな事から、特に低レベルクリアに於いては重宝される一面もある。

が、エスターク撃破の最終目標が「闇のトロフィー獲得」や「最速ターンでの撃破」等、撃破スピードに重きを置かれる事が多い為、それ程注目に挙がらないのが悲しい所。更にこういったテーマでは初期レベルのライオネックがエスタークを狩る、と言う構図になるが、如何に高い耐久力を持つと言えどHPの面からエスタークの行動次第では逆に此方があっさり狩られる事も少なくない為、低レベルクリアでの突破はある程度の根気も必要となる。


結論として、屈指の耐久力や、それに伴う低レベルでのエスターク撃破等見るべき長所もあるのだが肝心の長所がDQ5のクリア後の打撃偏重の加速、習得特技の魅力が大幅に薄れる加入時期、リメイクで更に立場を奪う強力すぎるライバル等ゲーム自体の多数の仕様によって本来の長所が悉く潰れると言う憂き目に遭い、此処までの酷評に至ってしまった。

加えて「クリア後に加入する、所謂ご褒美キャラ」としては一線で使うには物足りない実力、性能面についての考察が余り進められていなかった時期にカタログスペックのみを見ての過大評価がされていた背景も酷評を加速させた要因となっており、悪い意味でのネタ化が進んでしまった。

良く言われる「加入時期がもう少し早ければ…」と言うプレイヤーの呟きもその通りで、遅くとも魔界突入時に勧誘が可能ならば長所を活かせる場面もあり、その状態ならばクリア後もある程度レベルが上がっている為最終戦力が整うまでの繋ぎとしても十分活躍の芽があったので、ここまでの酷評を受ける事も無かっただろう。

特にDS版では、先述通りライオネックよりも更に強いアークデーモンが魔界突入前に加入する。詳細はあちらの項目に譲るが、あちらはクリア後の加入でも十分に強い事、そして登場時期があらゆる意味で場違いな事情もある事から「あちらと出現場所を入れ替えても良かったのでは」と言う意見もある。


ドラゴンクエストモンスターズ

ドラクエ5では逆風の多かった境遇だったが、モンスターズではそのイメージを見事払拭。

ドラクエ5でも高かった攻撃呪文に対しての耐性そのままに、ザキ系やメガンテへの耐性は万全、更には下位種イズライールの名残からかベホマラーも習得する様に。

麻痺への耐性は下がったが補助技に対しての耐性もそこまで悪くなく、中堅処のモンスターとしては悪くない実力を持つ様に。

ドラクエモンスターズ1でのAランクの試合ではグリズリーとの連携でAランクマスターのマチコ以上に苦しめられたというプレイヤーも少なくはないだろう。


配合素材としても優秀で、ドラゴン系を血統に配合するとバトルレックスが、一部の鳥系と配合させるとウイングアサシンが出来る。


関連モンスター

シャドーサタン

系統最下位種。体色は黒。

ヒャダルコやザキを使って攻撃してくる。


イズライール

体色は青。

前述の通り、ベホマラーで自身を回復する。


余談

あのような悪魔めいた姿をしているにも関わらず聖なる呪文であるデイン系の呪文を使えることから、実はライオネックは悪魔ではなくむしろ天使なのかもしれない(色違いのイズライールの名の由来も同名の天使だったりする)。


星のドラゴンクエストのドラクエ5イベント後半では、ミルドラースの右腕と名乗っており、モガマルに「強そう」と評価された…がやっぱりそこまで強くない。しかも左腕がヘルバトラーと言った時にビアンカに「右腕ってそんな意味だったっけ?」と言われた。全くその通りである。


関連タグ

ドラゴンクエストⅤ ドラゴンクエスト5 ドラクエ5 DQ5

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