演者:田中偉登(実写映画)、彩みちる(舞台)
1868年(明治元年)8月生まれ。血液型B型。初登場10歳。
身長128cm体重23kg。
概要
東京府士族の少年。
明治維新の混乱によって幼くして両親を亡くし孤児となった。
ヤクザに拾われ、スリとして働かされていたが、緋村剣心・神谷薫と触れ合ってから武士のプライドを取り戻しヤクザ連中と離反。
神谷活心流を学び、剣心達とともに戦う。
少年ながらも常人離れした精神力・身体能力、剣才を発揮し成長していく。
また、見取り稽古で剣心の技を何度も見る内に自身もその技を使える様になり、十本刀の刈羽蝙也を倒し、六人の同志の乙和瓢湖を打ち破り、鯨波兵庫の暴走を食い止め、最終決戦では玄武を破っている。
最終話では無刀取り千本を達成し、東日本二の剣士として名を馳せていることが明かされた。
連載終了後の読み切り「弥彦の逆刃刀」では主人公として描かれており、弥彦が剣心から託された逆刃刀を抜剣している。
逆刃刀を入手したいという思いから牛鍋屋・赤べこで働き始め、そこで同じく従事する三条燕と出会う。
後に剣心からは逆刃刀と彼の信念「不殺」を、左之助からは彼の生き様「悪一文字」をそれぞれ受け継ぎ、三条燕と結婚する。
人称・呼称・言葉遣い
- 一人称は「オレ」。二人称は基本的に「おまえ」。しかし、機嫌が悪くなったり激昂すると、「おめえ」「てめえ」に変わる。ただし、敬意を明らかに払うべき人物には「アンタ」と呼ぶこともあるが、「あなた(さま)」を使ったことは、原作・アニメを通じてやはり全くない。
- 呼称は敵味方・相手の年齢に関係なく呼び捨てで呼ぶが(ストーリー初期では薫をブス呼ばわりした)、劇場版・維新志士への鎮魂歌の時雨滝魅や武蔵野泰春には「さん」付けで呼んだ。
- 言葉遣いは敵味方・相手の年齢に関係なくヤクザ口調を常用するが、上述の滝魅や泰春相手には敬語に変えた。
人間関係
神谷薫とは神谷活心流の師匠と弟子の関係。
弥彦が「ぶす」と言っては薫が怒り、剣心が「まあまあ」と言うのがお約束である。
危機的な状況においては、師弟としても姉弟・母子のような関係としても、互いを素直に支える良好な関係を築いていることがうかがえる。
左之助が薫の料理を正直に「不味い」と評するのに対し、弥彦は薫の料理を黙々と食べる。
石動雷十太編にて登場した塚山由太郎とはのちに神谷道場の同門として肩を並べる。由太郎の出国により出会ってからの交流した時間は短いながらも、お互いにとって同い年の良きライバルとなる。
派生作品
読み切り版「るろうに」にも登場する。こちらは「神谷弥彦」と名乗り、恵・薫の弟として設定されていた。髪型も少々異なる。
キネマ版では武田観柳の小間使いとして登場。こちらでは燕の幼馴染という設定で、洟垂れクソガキ時代も描写されている。
三条家の借金を肩代わりする代わりに神谷道場の土地権利書を盗み出して来いと観柳に唆されるがこれを跳ね除け、逆上した観柳から暴行を受けるが返り討ちにする。