概要
人口は2,500万人で、国土の広さの割に多くない。
しかし移民を受け入れているため高い増加率を見せている。
首都はキャンベラ。
漢字では豪州と表される。
地理
オセアニアに属する。面積約762万平方km。「大陸」と呼称される陸地の中では最小である。
内陸部には砂漠が広がる。カンガルーなどの有袋類が多く生息している。独特の生態系があり、自然の豊かさでは世界的に注目されている。
南半球に位置するため四季は日本と正反対である。夏(北半球基準で言うなら冬)は暑く乾燥するため、広い地域で森林火災が発生する。
経済
主要国の中でもトップクラスに所得が高い。経済は鉱物資源や農業・畜産、観光に大きく依存している。資源を輸出して富を得ているため、他の先進国の経済が失速するとオーストラリアの景気も悪化しやすい。
外交
中国との取引では米ドル決済を停止させ中国元と豪ドルとの取引を行っている。
アングロサクソンの国で構成されるファイブ・アイズの一員であり中国とシオニストが主導するAIIBの加盟国でもある。また、日本やカナダと共にTPPを主導する立場にもある。
日本との関係
日本とは捕鯨問題で対立がある一方、同国で産出される鉱物資源や牛肉等の輸出先として重要な地位を占めている。
歴史面では両国が協力活動を行って100年以上にもなり、2014年11月1日にオーストラリア西部のアルバニーにおいて、日豪協力の100周年記念式典が行われた。
これは第一次世界大戦において、オーストラリアとニュージーランドの連合軍兵士たちを乗せた輸送船団を、大日本帝国海軍の巡洋戦艦『伊吹』がインド洋まで護衛した1914年から数えた年数である。
日本の安倍晋三首相は、同年7月8日におけるオーストラリアのトニー・アボット首相との日豪首脳会談において、無名兵士の墓に顕花を行い戦争記念館に訪問しており、展示されている『伊吹』の模型の前でアボット首相と語り合っていたという。
アボット首相は安倍総理を迎えたオーストラリア連邦議会下院において、巡洋戦艦『伊吹』について
「オーストラリアと日本は、両国が初めて協力活動を行ってからもうすぐ100年を迎えます。日本海軍の巡洋戦艦・伊吹が、オーストラリア・ニュージーランド連合軍の輸送船団を護衛したのが1914年であり、今年アルバニーで行われる100周年記念式典に、日本の艦船が派遣されるのを嬉しく思います」
という演説を行っている。
そしてその言葉通り、記念式典では派遣された海上自衛隊の護衛艦『きりさめ』がオーストラリア海軍の艦艇を護衛する、第一次大戦時の日本海軍によるアルバニー船団の護衛を再現した感慨深いデモンストレーションが行われた。
文化
環境問題への関心が他の先進諸国とは比べ物にならないほど高く、豪州の最重要懸念事項に上がるほど(2020年1月イプソス社世論調査による)。その背景としては、皮膚がんの発生率が高く南極上空のオゾンホールとの関連が疑われる、大規模な森林火災が発生しやすくこれも地球温暖化との関連が指摘されている、など地球環境問題の影響を受けやすい国土がある。この為、しばしば国策としても経済への配慮よりも環境配慮を優先する傾向がある。
その他
よく間違われます
ヨーロッパの内陸国であるあの国とは国名が似ているが語源上・歴史上ほとんど関係はない。こちらは「南の(陸)地」、あちらは「東の国」である。
ヘタリアにおけるオーストラリア
濠くんを参照。
関連タグ
四国:国土の形状が似ているだけでなく、小麦の生産者と消費者という繋がりも出来ている。