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アルラウネの編集履歴

2021-07-13 18:44:37 バージョン

アルラウネ

あるらうね

アルラウネ(ドイツ語:Alraune)とは、植物系の女性型モンスターの一種である。

概要

 人を誘惑し、その精を(ウフフな事だったり、またはバリバリと)食らう事で生きるとされる。

多くの場合、その姿は大きな花冠の中から女性の体が生えた姿で表現される。

 また、蔓やといった要素を、体の各所にデザインされる事が多い。


 名前は他にアルラウン、アララウン、アリュネケン、エルトメンヒェン(erdmännchen 大地の小人)、ガルゲン・メンライン(galgen mennlein 絞首台の小人を意味する、後述する理由から)などがある。


 一応ドイツ語マンドラゴラを翻訳したもの(Alp raunen 囁く精霊)で、「秘密に通じる」あるいは「女の妖精」の意味がある。

 尚、マンドラゴラのヘブライ語・「ドゥダイーム」はドーディー(女からの愛)と通じるところから、果実の方に媚薬の効果があるとされた。


 マンドラゴラは元来、実が有難い者の筈であったが、紆余曲折あって「根っこが有難い」者として伝えられた。

 この名を知らしめたH.H.エーヴェルスの小説「アルラウネ」(影の主人公フォン・ブラウンの差し金で、人間を人工授精で作る事になった枢密顧問官が、その娘に振り回される話)も冒頭「根っこ娘のアルラウネがうんたらかんたら」と言われるが、先祖返りしとる……どうしてこうなった


 日本では女神転生シリーズにて、少女の姿で現れた所から解釈が広がったと思われる(欧米の作品だと「コルネリウス」と言う、小男アルラウネが出てくる『エジプトのイサベラ』というのが在ったりする)。


豆知識

 別名はアルルーナ(秘密をもたらす者)、絞首台の小人。

 マンドラゴラマンドレイク)と同じ物。の筈。


 人(男女ふたなり)の形をした球根に大きな、黄色のを咲かし、引っこ抜くと悲鳴を上げて抜く人を絶命させるのも同じである。


 盗賊の家系や盗みを行なった妊婦から生まれた、童貞の男性が絞首刑にされた際に零れた小水や精から生まれるとされる。

 抜いた後、根を大事に保管すると未来や秘密の事を囁き、また1枚の貨幣を2枚に増やしてくれるなど、所持した者を裕福にしたとされる。

 現在では、引っこ抜くと悲鳴を上げる植物=マンドラゴラ、花系女性モンスター=アルラウネという使い分けが多くなっているようだ。


異説

 実際のルーツはマンドラゴラorマンドレイクではなく、ゲルマン民族の部族・フン族が崇める地母神・アルラウンと言われている。

 この説によると、アルラウンを崇める際(もしくは呪術を行う場合)、ニワトコの樹の根から彼女を模した偶像を創り、衣服を着させる、豪華な食事でもてなす等をする。

 それによってアルラウンはその偶像を介して、信者の要求に応じるとされている。


アルラウネのキャラクター

アルラウネ(女神転生

センシティブな作品

 花に包まれた女性の姿。

 髪は赤で、肌の色は人間に近い。

 初出作品はFC『女神転生』で種族は”幻魔”。

センシティブな作品センシティブな作品

 初期デザインは花弁一枚すら描かれておらず、現在の薔薇や茨と結び付けられたデザインは種族が“妖樹”になった『真・女神転生Ⅱ』が始まりである。

 下半身が黒薔薇の姿は『ソウルハッカーズ』からで、髪をかきあげるポーズはスタッフの副島成記が「アラウワネ」と記憶していたからだとか。

 また現在のデザインについては発売機種により、下半身が花に包まれた姿か、茨を身にまとう人型の二種類がある。


アルラ・ウネ(悪魔城ドラキュラ

センシティブな作品

 下半身が白い薔薇になっている女性型モンスター。強化版にブルー・アルラ・ウネが存在する。

 地面から蔦を伸ばすか薔薇投げで攻撃してくる。薔薇投げはご丁寧にも乳揺れのモーション付き。

 同ゲームに登場する「ウネ」(畝?)という草のクリーチャーの強化版でもある。


 ちなみに、このアルラ・ウネに攻撃され続けると足元の薔薇が血で赤く染まり、赤薔薇に変わっていく(ブルーの場合は肌や髪の色も変化)。


アルラウネ魔界戦記ディスガイア

 下半身がピンクの花になっている緑色の少女(?)。


アルラウネVIPRPG

センシティブな作品

 下半身が植物のつぼみの様になっている緑色の少女。魔王城でヘビーゴーレムと庭園の世話をしている。


アルラウネパズル&ドラゴンズ

アルラウネちゃん!

 妖精の姿をした少女。

 頭に大きな花を咲かせている。


コードネーム:アルラウネ(サイバーナイト

あるらうねにであってしまった!

 他のアルラウネとは一線を画す、SFロールプレイングゲームに登場する機械生命体

 背中に蕾を思わせる1対のミサイルポッドを持つ多脚メカで、物質を原子レベルに分解する(即死させる)「ディスインテグレータ」を放ってくるトラウマメーカー。悲鳴を聞いたものは死ぬということか。


妖花アラウネ(水木しげる

 短編では美女の姿。妖怪図鑑では植物の根や枝のような魔物として描かれた。


アルラウネ(ファイナルファンタジー)

 FF11から登場したマンドラゴラ系統の小型モンスター。「黒マンドラ」とも。

 初登場時はマンドラゴラを真っ黒にしたような見た目だったが、FF12以降は赤い頭にドリルのような一本の角が生え、常に怒っている表情といった風に見た目が大きく変化した。

 常に怒っているのは、首に巻きついているマスク状のツタが不快で常に苛立っている為である。


関連イラスト

アルラウネアルラウネちゃん

センシティブな作品


関連タグ

人外 モンスター娘

マンドラゴラ ドライアド スクーグスロー トレント バロメッツ ドゥラスロール


女神転生 ディスガイア 悪魔城ドラキュラ VIPRPG パズル&ドラゴンズ ボクらの太陽 サイバーナイト


天魔星アルラウネのクィーン

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