「どんな絶望的な大ケガでも
全部あたしが治すんだから」
「・・・ありがとう 黒崎くん・・・さよなら」
プロフィール
概要
声：松岡由貴
舞台版：吉井怜
実写映画：真野恵里菜
空座第一高等学校に通う女子高生。
胡桃色のロングヘアに6枚の花弁を持つ花を模ったヘアピンが特徴的な巨乳美少女。獅子河原萌笑曰く「とんでもない美人」であり、学校においてはアイドル的存在。
主人公・一護のクラスメイトで、彼に想いを寄せている。普通の人間だったが、死神化した彼と魂魄の状態で接触したことをきっかけに霊能力が目覚めていき、仲間と共に戦いに身を投じることになる。
基本的にかなりの天然ボケで、突飛な言動を繰り出しているが、その実、頭脳明晰で成績も学年トップ3に入るほど優秀。また運動神経にも優れており、空手は初段程度の実力の持ち主。お笑いも大好き。料理好きでもあるのだが、途轍もない味音痴。ただ、彼女の料理は見た目は独創的ではあるが味は良く松本乱菊や黒崎家など食べた人たちからは評価されている。
事あるごとに子どもに暴力を振るう酷い両親の下に生まれ、兄・井上昊曰く父親は“悪魔”で母親は“淫売”であったという。後に命の危険を感じて幼くして兄と共に親元を離れた。しかし唯一の家族であった兄も中学１年生の時に交通事故で亡くしており、アルバイトと親戚の援助を受けて一人暮らしをしている（親戚から生活の援助を受けており、勉強を頑張っているのも、成績が下がると生活費も下げられてしまうという理由から）。
また中学生の頃には派手な髪色が原因で、上級生から髪を切られるなどの酷い虐めを受け、塞ぎ込んでいた時期もあった。
しかし、普段はそんな暗い過去を感じさせないほど明るく能天気な性格である。また敵味方問わず救いの手を差し伸べる優しさと勇気、自分の信念を曲げない芯の強さを併せ持つ。
一護に対しては「5回生まれ変わっても同じ人を好きになる」というほど深い愛情を一途に寄せている。クラスメイトであるたつきは、虐められていたところを助け出してくれた一番の親友。後述する織姫の能力も、たつきを守りたいという気持ちがきっかけとなって発動された能力である（恐らくは髪飾りを媒介とする完現術）。
能力
「事象の拒絶」を主軸のシステムとした「盾舜六花」を操る。
これは兄からの贈り物で形見でもあるトレードマークの花型ヘアピンから召喚する6体の妖精を言霊によって駆使し、盾を張ることで発動する。
”盾の外”の攻撃を拒絶する防御術「三天結盾」、”盾の内”の破壊を拒絶する治癒・回復術「双天帰盾」、”盾の両面”の物質の結合を拒絶する攻撃術「孤天斬盾」などの技を持つ。
発動時には使用する術を担当する六花のメンバーの名前と技名、そして「（私は）『拒絶』する」という掛け声が必要。しかし修行により意志以外を省略し、反射的に術を使うことが出来るようになった。
主に「双天帰盾」がメインで、これは「対象が攻撃を受けた」という事象を拒絶することで、上半身が消失してしまった肉体でさえ再生可能という非常に稀有な能力（言ってしまえばこいつ）。
その反則的な力は、藍染をして「神の領域を犯す能力」と呼ばれたこともあるほど。
反面、攻撃には向いておらず、「孤天斬盾」は周りのインフレが進む中ではもはや申し訳程度の威力しかなかった。但し、死神代行消失篇では防御と迎撃を兼ねた「四天抗盾」という強力な技を見せている。
また「三天結盾」も、落下の衝撃を和らげたり、障害物を食い止めたり、対象者を降ろしたり、移動の手段に使ったりとマルチに活躍している。最終的にはユーハバッハの攻撃を防ぐ程の防御力となった。
「死神代行消失篇」からの織姫
前髪を伸ばし（姫カット気味）、ストレートだった髪はゆるくウェーブをかけている。白いオーバーニーを着用し、髪にヘアピンはつけていない。
スタイルは以前よりむっちりした様子で、更に巨乳になっている。
ちなみに自身の脳内フィルターや妄想レベルは相変わらずである。更にこの頃から、彼女から見て一護のことがかなり美化されるようになった(通称：織姫ビジョン)。
なお、このエピソードにより茶渡の「巨人の右腕」同様にその能力が完現術であることが判明した。
「千年血戦篇」からの織姫
「これなら一護もイチコロだ」という冗談を真に受けたせいで衣装がとんでもないことになった。
最終回の織姫
詳しくは黒崎織姫へ
ロイツマ・ガール
というか大元。詳しくはこちら。
読切版での設定
読切版では、兄ではなく父を亡くしている。
階段を踏み外して転落死し、亡霊として彷徨っていた所で死神代行を兼任していた一護と出会う。生前は一度話しただけで、連載版のように仲が良かったわけではない。
関連イラスト
