概要
両津が非番の日、乗ってた地下鉄内で優先席の独占を注意され、老婆に席を譲らなかった為に脅された事を逆恨みした男子高校生達が両津を路地裏に連れ込み袋叩きにしようとしたが返り討ちにされる。
両津の見回り中の警官との親しげな会話から両津の正体に気づいた男子高校生が「両津が自分達と喧嘩して、過剰防衛された」と訴えを出して両津を1週間の自宅謹慎に追いやる。(これぐらいの罰で済んだのもまた、いつも通り大原部長が各所に頭を下げたお陰である。)
そして男子高校生の1人も全く反省の色を見せず、優先席で車内通話を行って両津を嘲笑い、立ち寄った公園にてある5人組が現れる。
緑「ジジレンジャーグリーン!」
黄「ジジレンジャーイエロー!」
白「ジジレンジャーホワイト!」
青「ジジレンジャーブルー!」
赤「ジジレンジャーレッド!5人揃って…!」
5人「下町怒り隊ジジレンジャー!」
優先席の独占と車内通話を指摘されても尚、悪びれない所か逆にリーダーのレッドを突き飛ばす態度を見せる男子高校生をパンツ一丁にしてくすぐり地獄の刑にする。
赤「正義は必ず勝つ!我ら…」
5人「下町怒り隊ジジレンジャー!」
その後も、コンビニ前で喫煙をする男子中学生達をゴムパッチン、空き缶のポイ捨てをする男性を縛った上で空き缶の山に埋もれさせる、エロ本の立ち読みをする男性を空き地の落とし穴に誘導して落とす等、普通の方法では訴える事が出来ない方法でルール・マナー違反者達をお仕置きして回っていた。
ターゲットの関係上、女子高生からサインや写真をねだられる程の人気は出てるが、やり方がやり方な為、被害者達から「やり過ぎだ」と言うクレームが殺到。しかも襲う度に「葛飾区亀有公園前派出所に変わってお仕置きじゃ!」と口にしている為、葛飾警察の信用問題及びクレーム対策の為に葛飾署も捜査本部を立ち上げる事に。
そんな中、麗子の一言を受けた大原部長が、グリーンのシルエットが両津と重なって見えた為、「両津が謹慎の腹いせに仲間達と襲っている」と決めつけ、機動隊を連れて寮の部屋に押し掛けるが、当の本人は「そんな奴ら知らないし、こんな恥ずかしい格好もしない。それ以前に謹慎中一歩も寮の外に出ずにプラモを作っていた。」と出来立てのプラモの山を証拠品として提出。当然、不当な疑いを掛けられた事に腹を立てた両津もジジレンジャーの捜査に加わる。
そして両津は中川、麗子、本田、マリアと共に浅草を中心とした半径3キロ以内のルール・マナー違反者達を囮にしてジジレンジャーを釣り上げる作戦を展開。
神社の境内に現れた所を包囲するが、レッドの「あっ!モー娘。のなっちだ!」と言う古典的な視線誘導に引っかかった隙をついてジジレンジャーは包囲を脱出。5人バラバラに逃げた為、手分けして追跡するが、両津はグリーンを見失った代わりに偶然出会った畳屋の源蔵と軽く談話して神社前に戻る。
神社前に集合した際、空き地の落とし穴に引っかかった本田以外の4人が各メンバーを見失った代わりに知り合いの老人とすれ違い、しかもその中の1人が祖父の勘兵衛であった事でまさかと思った両津は4人を捜査から外し、翌日から単独で勘兵衛を尾行。
そして勘兵衛の携帯が鳴った途端、勘兵衛がお姉さんとの時間を自分から切り上げて源蔵を始めとする友人の老人4人と地下鉄で待ち合わせ、車内で携帯の使用が発生した際、仮病を使って注意喚起、それでも聞く耳を持たない者達にはジャミング装置を使って携帯を圏外にさせると言ったマナー対応を行った。
地上のホームで6人が下りた際、両津も人数と車内での行動からジジレンジャーの正体が勘兵衛達だと当たりを付ける。両津が証拠を欲しがっていた所、5人が1人の不良に目を付け尾行。不良が公園に入ったのを見計らって5人は茂みに隠れ、ジジレンジャーの恰好に着替え、それを目撃した両津も不振を確信に変えた。
ジジレンジャーの本当の目的は、「グリーンこと源蔵に車内通話を注意されたことを逆恨みした不良がホームの階段まで追いかけて掴み掛かり、それを止めようとした友人の梅を階段から突き落とし、ゲートボールが出来ない程の怪我を負わせた」事に対する復讐であった。
事件から1週間、当時の事を問い詰められても尚、自らの非を認めない不良にこれまで通りお仕置きしようとした所、不良も往生際悪く手近の立札を武器にして抵抗。それを見かねた両津がジジレンジャーブラックに早着替え、手にしたハリセンで不良を怯ませる。その隙にジジレンジャーが不良をパンツ一丁にして立札ごと木に縛り上げてゴムパッチン、からの5人掛かりでのくすぐり地獄で見事ジジレンジャーの復讐は達成された。
それを見届けた両津も素顔を晒して「復讐を果たしたんだからもう気が済んだ筈だ。そして勘兵衛達も良い年して無茶するんじゃない。」と一喝。結局、自分達の正体がバレてた事を悟ったジジレンジャーも「勘吉に逮捕されるなら本望」と素顔を晒して手錠を掛けて貰おうとするが、対する両津も「自分達は馬鹿な若者を懲らしめただけだ。そう言う訳だから今日限りで下町怒り隊ジジレンジャーは解散だ。」と言って5人を見逃す。
夜の移動屋台の居酒屋で、両津は事の顛末を大原部長に報告し、どうか勘兵衛達の事を見逃してやって欲しいと頭を下げ、それを聞き入れた大原部長も「どんな理由があれ実力行使は頂けないが、聞かなかった事にしておいてやる。」と上への報告を誤魔化す事を約束。
そして大原部長も「昔は若い者が悪さをすると叱ってくれる大人がいたが、何時から日本の大人は若者を叱る事を忘れてしまったんだろう」と今の事なかれ主義者ばかりの現代日本の現状を嘆き、両津にも「まだ自宅謹慎は解けてないんだからな」と釘を刺しておくのであった。
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