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プラモデル

ぷらもでる

各種プラスチックを素材として作られた模型製品の名称。及びそれを題材にしたイラストにつけられるタグ。
目次 [非表示]

概要

各種プラスチックを素材として作られた模型製品の名称。

木材を素材とした「ソリッドモデル」との区別として用いられた「プラスチックモデル」の略称の一つである。

Pixivタグでの使用例としては、ボックスアートイラストや、ランナーレイアウトされたパーツ図などが挙げられる。

近年では実物の写真に用いられるケースも増えている。


世界初のプラモデルは、英IMA(フロッグ)が1936年から発売した1/72スケールの飛行機キット「フロッグ・ペンギン・シリーズ」で、その20年後の1956年には、日本プラスチックの1/50スケール「ゼロ戦」が日本初のプラモデルとして発売されている。

その後、1958年にマルサンが1/300「原子力潜水艦ノーチラス号」などの4品を大々的に売り出し、日本各地にプラモデルが広がっていった。


大抵は軍艦などの兵器飛行機自動車鉄道車両、及び各種建築物やフィギュアなどのスケールモデル、そしてロボットアニメに登場するロボットガンプラ)などメカニックやアニメや漫画・特撮作品のキャラクターを題材にしたキャラクターモデルが殆どであったが、近年は美少女プラモデルと呼ばれるメカの擬人化シリーズや、『仮面ライダー』や『ラブライブ!』などを題材にしたフィギュアかと見まごう程のプラモデルも登場してきており、メーカーの変態技術を堪能出来ること請け合いである。

また、かつては扇風機オーディオコンポなどのプラモデルも存在したが、この手の路線を継いだのかカップヌードルプレイステーション寿司を作るプラモデルなんてのもあるらしい……プラモは日々進化し続けているのである。


玩具店模型店で売っている印象が強いが、ミニプラガシャプラのように食玩カプセルトイとして売られている物、さらには「マガジンキット」などと称して雑誌付録となる物などもある。かつては、フックトイ形式などを採用した駄菓子屋などで売られる簡易キットも多かった。

また、鉄道模型や科学工作キット、ミニ四駆ビーダマンのようなバトルホビー、『WARHAMMER』などのミニチュアゲームの駒などにもプラモデル形式を採用しているものがある。


昔の塗装接着が前提のプラモと違い、今のプラモはガンプラなどのキャラクターモデルを中心にスナップフィット式かつ多色成形な方向へ舵を切っており、素組みのみでも十分な完成度となる。ニッパーがなくてもランナーからパーツを外せる「タッチゲート」を採用したキットも少なくない。

スケールモデル界隈ではいまだに接着・塗装を前提としたキットが大半ではあるが、アオシマの「楽プラ」やフジミ模型の「艦NEXT」「車NEXT」、童友社(開発はアカデミー科学)の「凄!プラモデル」など、多色成形・スナップフィットを採用した入門キットも増えつつある。これは日本国内のみの傾向ではなく、海外でもドイツレベルの「イージークリックシステム」採用キットやズベズダのスナップキットなどの例がある。

さらに、童友社の「クイックプラモ」やエアフィックスの「クイックビルドシリーズ」など、ランナーからパーツを切り離す必要すらない若年層向けシリーズすら誕生している。

「えーマジ素組み!?(キモーイ)素組みが許されるのは小学生までだよね-(キャハハハハハハ」……などということは決してないので安心して作ってほしい。むしろ、組み立てる工程で空間認知力を、指先を使って集中して取り組むことで脳が活性化することが研究で判明されている

というか、こういうことを言う輩&転売ヤーのせいでプラモの敷居は高くなる一方なので謹んでもらいたいものである。


ちなみに、半ば普通名称化してはいるものの、現在「プラモデル」という語句は日本プラモデル工業協同組合の登録商標となっており、「同組合に加盟している各メーカーは自由に使用できる」ということになっている。

裏を返せば加盟していないメーカーはプラモデルの名を使えないわけだが、非加盟メーカーの対応は様々で、「プラスチックモデルキット」などと言い換えているメーカーもあれば、堂々と「プラモデル」の名を使っているメーカーもある(大丈夫なのか?)。

また、「プラモデル」という言葉は元々マルサンが作った和製英語であるため、海外メーカーは「PLASTIC MODEL KIT」などの語句を用いることが一般的である。

 

プラモデル市場の変化

上述した転売ヤーについてだが、かつてのプラモデル市場はそこまで転売ヤーに狙われなかったジャンルだった。

数量限定生産品の他に強い話題性を持った商品(当時完全変形と十分なバランスと可動範囲を両立していた初の立体物だったため決定品と期待されていたMG Zガンダム Ver.2.0など)など例外はあるが、基本的に発売日前後になってもネット通販では楽に入手出来たため割引率の高くなった時(だいたいは30%を越えたタイミング)を狙ってポチるのが主流だったほどである。


しかし、2020年前後になると一般生産商品であっても転売ヤーに狙われることが当たり前となり、発売から一年が経過しても在庫が枯れていたり原価の倍以上の価格で転売されているといった状況が当たり前となってしまった。

そのためかつてのような割引で買うのは難しく原価ですら一個確保できたらラッキーという状況になっており、ガンダムベース東京のような直営店の存在がますます重要性を増しているのが現状である。

さらには新型コロナウイルスの影響で、需要面では在宅でも楽しめる趣味として最注目され、供給面でもメーカーでの大量生産が困難になってしまっているという両方の面で弊害が生じているため、ますます過激な転売ヤーの買い占めが発生しており古参モデラーを苦しませている。

HGMGクラスのガンプラともなると、再販であっても入荷当日には品切になることがしばしばである。


なお、転売が横行しているのはガンプラや美少女プラモなどのキャラクターモデルが中心で、2020年代に入っても古典的なスケールモデルなどではそこまでの品薄は見られない。

また、ハセガワキャビコのようなキャラクターモデルに近年参入したメーカーのキットも、転売の対象になりにくいためか入手しやすい傾向がある。バンダイのキットでも何故か模型店の棚から消えないものがあったり。


一方で、コロナ禍前には虫の息にまで追い込まれ倒産したとの説も囁かれていながら、巣篭もり需要によってどうにかメーカーとしての命脈を保ったアメリカレベルなど、世界に目を向ければコロナ禍に助けられたプラモデルメーカーも存在している。


むしろ、一部スケールモデルの供給については転売ヤーよりも2022年のウクライナ侵攻が多大な悪影響を及ぼしつつあり、直接戦禍に巻き込まれているウクライナや戦地に近い欧州各国のメーカーのキットは、輸出ルートの制限によって他国の小売店に並ぶまでの遅れが見られるようになり、輸出ルートが経済制裁によって閉ざされたロシアのメーカーのキットは軒並み次回入荷の目処が立たなくなっている。

補足すると、ウクライナはICMをはじめミニアート、マスターボックス、レッドボックス、Aモデル、ミクロミル、ローデンなどなど、高クオリティだったり題材のチョイスが通好みだったりアオシマ並みに狂犬的だったりするキットを送り出す多種多様なメーカーを擁しており、チェコポーランドと並ぶ東欧のプラモデル大国である。


プラモデルメーカー

☆印は日本プラモデル工業協同組合、◯印は静岡模型教材協同組合の2023年現在の加盟メーカー


番外

  • 京商☆ - 狭義のプラモデルを製造・販売したことがないにもかかわらず、なぜか日本プラモデル工業協同組合に加盟している。

プラモデル愛好家


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ユニコーンとイラストリアスHEARTLESS

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別名・表記ゆれ

プラモ プラスチックモデル プラキット


関連イベント

静岡ホビーショー(毎年5月中旬開催)


関連タグ

模型 美少女プラモデル ガンプラ デカール 3mmジョイント

アトランジャー ガンガル ☆★ ミニプラ ポケプラ

F-19 ドラゴソ語


プラモ狂四郎 プラレス三四郎 プラモのモ子ちゃん


積みプラ 棚の守護神

キャラクターモデル スケールモデル マスコミモデル キャラクターキット アニメモデル

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