概要
CV:木内秀信
テレビスペシャル戦慄のミラージュポケモンに登場したオーキド博士の後輩で、「ミラージュシステム」を開発した科学者。
ミラージュシステム
ユングが開発したシステムで、ポケモンをそっくりそのまま再現させる事が可能なシステム。
専用の装置が無ければ実体化出来ないと言う制限が存在するが、データさえ有れば絶滅した化石ポケモンや伝説のポケモンや幻のポケモンすらも再現可能な他、本来覚える筈が無いポケモンの技を使用する(例…ボスゴドラがタネマシンガンを使用する等)、タイプによる相性を無理矢理克服させる事が可能。
経歴
サトシやカスミに優秀なポケモントレーナーとして新しいバトルシステムを見せたいと招待状を送り、湖の古城に有る自身の研究所へオーキド博士共々呼び寄せた。
そのシステムこそ「ミラージュシステム」で、彼はシステムが生み出した「ミラージュポケモン」を使ってポケモンバトルを提案し、カスミとサトシは挑戦する事に。
しかし突然システムがおかしくなり、ミスター・ミラージュと言う謎の仮面の男が現れオーキド博士とユングをミラージュ・プテラで連れ去った。
サトシ達はオーキド博士とユングを助ける為研究所に潜入するが……。
※この先ネタバレ注意!!
実はミスター・ミラージュの正体はドクター・ユング本人だった。
最初に現れたミスター・ミラージュは実はユングが仕掛けた立体映像で有り、彼はプテラに連れ去られたフリをしていただけに過ぎず、移動後に茂みに隠していた仮面とマントと帽子を着用してミスター・ミラージュとして現れたのだった。
その本性は極めて利己的かつ冷酷非情なマッドサイエンティストで、彼はミラージュシステム理論によってポケモン研究が大きく飛躍すると考えたのだが、心を持たず利己的でポケモンへの愛情に欠けているという理由からポケモン学会から追放された。
自分のミラージュシステム理論を認めないばかりか追放したポケモン学会への復讐の為、ミラージュシステムを完成させ、究極のミラージュポケモン・ミュウツーを作り出すのに必要なデータを持つオーキド博士や、様々なポケモン達と出会ったサトシ達を呼び寄せたのだった。
因みにオーキド博士はミスター・ミラージュの正体については、「心」を持ったミュウを「欠陥品」と呼んでいた事や、ミラージュの目的がポケモン学会への復讐と言う言葉で大体の察しは付いていた模様。
そしてサトシのピカチュウの記憶からのデータや、オーキド博士を脅迫して手に入れた様々な研究所やポケモンセンターのネットワークから集めたデータを統合し、ミラージュシステムを使って世界を支配しようとしたが、データ化が出来ない「心」を持っていた唯一のミラージュポケモン・ミュウとサトシ達の活躍で野望は阻止される。
オーキド博士は「罪を償い一からやり直そう」と説得するも、「フン、情けなど不要。私のミラージュシステムも、まだこれからだからな…」と言い残し、ミラージュシステムの爆発により炎上する研究所の中へと消えていった。
その後は警察により研究所の焼け跡は捜索されたが、ユングは発見されず、そのまま行方不明となる。
余談
名前の由来はスイスの精神医学者カール・グスタフ・ユングと思われる。