ダンゴロとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
基礎データ
進化
ダンゴロ → ガントル(Lv.25) → ギガイアス(通信交換)
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第五世代)に初登場した岩ポケモン。
名前の由来は団子+ゴロゴロ(岩が転がる時の擬音)。
「マントルポケモン」の異名通り、元々は地中深く(マントルだから我々が地中と聞いてイメージする所よりも更に深い所か)に生息し、100年前の大地震で出来た地割れから発見されたという、人との関わりは比較的最近なポケモン。
外殻は地中の圧力により鉄より硬く鍛えられており、何百年も前の土が主成分となっている。その為、水に浸かっているとちょっと軟らかくなるらしい。
一見モノアイに見える真ん中の部位は耳であり、顔というものが無いため不思議な雰囲気を醸し出している。目が見当たらない為、外部からの情報は触覚と聴覚に頼っている節があり、習性で音がする方に近づいては、音が止んでしまうと混乱して転ぶという非常にお茶目な所も。
また、この耳の奥にはエネルギーコアがあるので、手を突っ込まれる事を大変嫌っている。コアの活動により体表もすこし温かいらしく、文字通り彼らの生命線というわけだ。
なお、生物学的にはイシツブテやメレシーの近縁種らしく、出会うとよく硬さ比べを行うらしい。進化して鉱石が身体から飛び出すのだから、そう呼ばれるのも納得である。なお、ダンゴロを掴んで投げ合うダンゴロ合戦などは存在しない。
ゲーム上の特徴
進化形共々洞窟で頻繁に出現するので、正にイッシュ地方におけるイシツブテ族のポジションと言えよう。
さらに、それ以降に登場した地方ではイシツブテが序盤の洞窟に登場しなくなり、序盤の岩ポケモンはダンゴロ+1~2種類の新規または既存の岩ポケで構成されることが多くなっている。
ダンゴロは日本をモデルにした4地方の外側において、最もメジャーな岩ポケモンと言えるのかもしれない。
ご存じの通り「がんじょう」特性のおかげで一撃では倒れないため、野生で会うとイラッとくるであろうポケモンである。
最終的にゴツい重戦車型になるポケモンとしては、意外と体重は軽めに設定されている。
カロス地方のポケパルレで遊ぶ時には、目にあたる部分がないため表情を読み取るのは難しい(しかしポフレは食べるので口はある)。
中央の黄色い耳は、設定通り撫でると怒った鳴き声を出すのでやめよう。
色違いは本体が紫色、黄色い部分がオレンジ、ツノがもっと濃い茶色。
球体に短い脚二つという外見からマリオシリーズのボム兵に似ているという声も多く、「ポケモン立体図鑑」のモーションもまんまボム兵である。
もっともこいつも自力でだいばくはつを覚えるのでボム兵みたいなものだが。
ポケモンGOのダンゴロ
一応野生の個体も存在するが、原作でうじゃうじゃ出現していたのが嘘であったかのような異常な出現率の低さに設定されているため、入手難易度は高い。一応タマゴからも孵化するが、こちらも対象の多い5kmタマゴからしか孵らないよう設定されることが多く、狙いを絞りにくい。
不定期で☆1のレイドボスに選ばれることがあるので、こちらを利用すると良いだろう。
また、2020年8月中旬に開催されたイベント:イッシュウィークでは出現率が大幅に上がり、街中を出歩けば結構な数のダンゴロと出会うことができた。同時に色違いも実装されている。
また、2022年9月18日開催のコミュニティ・デイのターゲットにも選ばれている。アメの獲得数の増えるボーナスも適用されるとのことで、当日フルタイムで参加できれば、当面、育成や強化に困ることはなくなるだろう。もちろん、色違いの出現率も上がると思われるので、こちらもきっちり狙っておきたい。
同時実装されたアメを消費せずに進化できる通信交換進化機能の対象となっている(というか、これを利用しないとギガイアスまで進化させるのにアメを合計250個もぼったくられてしまう)。
なお、進化でアメを消費したくないのであれば、ダンゴロの段階で交換してもOK。覚えておくといちいちガントルまで進化させなくとも済むので、アメの節約になるだろう。
…が、ポケモンGOでは交換したポケモンは持ち主に戻せない、個体値がランダムになる等のデメリットがあるので注意。
アニメのダンゴロ
サトシのダンゴロ
CV: 犬山イヌコ
BW編34話から登場。
元は洞窟に住んでいたダンゴロの群れの1体。仲間たちがロケット団に捕らえられる中唯一逃れ、サトシたちに助けを求めてきた。サトシは当初そのSOSに気づかず、ミジュマルとポカブでバトルを挑むが返り討ちにされてしまう。
事件解決後、自らサトシにバトルを挑み、ポカブと相打ちに近い形になってゲットされた。サトシの手持ちとしては初のいわタイプである。
聴覚に優れており、ロケット団によるタブンネ強奪事件(同35話)の際には、タブンネにしか効かない催眠電波を感知し、ロケット団を見つけ出す活躍を見せた。
バトルにおいても強力な「ストーンエッジ」を使える他、パワーが増幅された仲間のダンゴロたちのエネルギー砲を単独で相殺する威力を持つ「ラスターカノン」を使えるなど、実力は高い。
サトシの歴代ポケモンでは、進化前の頃も含めると、素早さ種族値が15と最下位である。
ジム戦ではホドモエジム戦(同61話)でデビューし、途中ガントルに進化した。