「捕まってたまるか……俺は無実だ……」
「残念だな……俺は人に指図されるのが大っ嫌いなんだよ!」
「愛は光だ……光が無ければ人は、一歩も歩けない……」
プロフィール
概要
婚約者である女性《夏美》がいたが、現在は何らかの事情により離れ離れとなっている。
尚、ドン5話でも本人の回想によれば、彼女の容姿は雉野みほと瓜二つ(しかも同話のOPでみほ、夏美については御丁寧にノンクレジットであり、それでいて公式HPでの同話についての記事の中には両者の関係性を問いかける意味深な一文が記載されている)である。
元々は夏美と共に売れない劇団員であったが、無実の罪を着せられ指名手配犯になっており、警察から逃亡生活を送る逃亡者となっている。その為か、顔の下半分を隠せる程に、異様に大きな襟付きの黒いロングコートを常に着用している。
劇団員ゆえか、シェイクスピアの名言などに詳しい。
一方で他のメンバーと違い、警察だけでなく変装したアノーニの襲撃を日常的に受けている。
ちなみに追われている罪こそ無実だが、それ以前にもスピード違反等の軽犯罪を犯した前科があったり、逃亡の為に一時的とは言え食料を盗んだり人質を利用しようとしたりと、手段を選ぶタイプとは言い難い。
とはいえ、行く先々で困っている人々を助けるくらいの善性はあり、ドン17話で田辺誠を助けたことにより、旅行に出ている間という条件付きで仮の宿を手に入れている。
また、日常的に警察やアノーニの襲撃をかわしながら、逃亡生活を送っている為か、身のこなしやフットワークは非常に軽い。だが実は高所恐怖症(とは言えあちこちに存在する脳人レイヤーの扉を潜るためにも気にしてられないようで、怖がる姿は見られない)。
ドンブラザーズに選ばれサングラスを手に入れてから日数が経っているのか、脳人レイヤーの特性をある程度把握しており、脳人レイヤーに点在するドアを逃亡に利用したり、アバターチェンジをドンモモタロウに次いで使用したりしている。
また、逃亡者なためか1人での戦闘が多く、単純な戦闘力はお供の中でも高い。
その実力は、タイマンでソノザと互角以上に戦い桃井を相手にしつつはるかを圧倒するほどで、はるか自身も「ワンちゃん強い」と嘆いている。しかし、偶然桃谷ジロウのトレーニングにつき合った際にはついていけず息を上げるなど、幼少期から鍛え続けてきたジロウには及ばない模様。
家族はおらず天涯孤独の身だが、死別なのか生きているが何らかの理由で絶縁状態にあるのかは不明。
人質にするために、鬼頭はるか(17歳女子高生)に一目惚れしたと嘘をついて口説いていた。しかし内心自虐的に自身に呆れており、ロリコンではない。時折、詩的な物言いをするも、「(その台詞)恥ずかしくないのか?」とツッコまれると赤面するなど、冷めているとも自身を客観的に見ているとも言える。
逃亡者という立場故に、ドン5話以外においてドンブラザーズのメンバーと変身前に接触する機会はつよしを除いてドン15話時点ではほぼ皆無に近く、他のメンバーの素性について誰も把握していない。それどころか、現状ではタロウがドンモモタロウであるということを唯一知らない上、タロウからも唯一自身がドンブラザーズの一員であるということも知られていない。そして遂に追加戦士であるジロウの方がタロウ達と面識を持った上で共闘することになり、先を越されてしまった。
挙句の果てに、タロウ達より先に正体を知った間柄になったのは敵である脳人のソノニ・ソノザだった。初期メンバーでありながら仲間にここまで正体が明かされないのは異例中の異例である。
その大き過ぎる情報格差は公式サイトからも演者と同郷のタレントよろしく「またしても何も知らない犬塚翼」と半ばネタにされている(尚、演者は公認どころかまたしても何も知らない犬塚翼“さん(25)”が抜けていると突っ込んだ模様)。
ドン23話の回想シーンで明らかになったが、他のスポーツは得意なのに、泳げない。しかし犬かきだけは出来る。
料理の腕もプロ級で、ドン17話では田辺に自身の手料理(ボンゴレ・ビアンコと豚肉のリンゴソースがけ)を振る舞ったりドン25話でフレンチレストランでアルバイトをしていた際には辛口のタロウをして「美味い」と言わしめた程。
自分はあくまでも素人であるとした上でドン38話ではプロのシェフである高村と脳内料理対決できるほどの知識を有しており、これは元料理人(にして無実の逃亡犯)であった父の教えが影響している。
しかも、電子鬼の体内空間から採取した謎の果実から料理を作っており、花畑が見えるほどの美味しさらしい。
ドンびきかぞくでは何故か烏龍茶で酔っ払ってしまう事が判明し、飲んだ烏龍茶で酔い潰れて爆睡していた。
はるかからはイヌブラザーの正体は本物の犬ではと思われていた事も……
……というかドン23話では紆余曲折の末に本当に本物の犬になってしまった。
只、ドン5話では運命の悪戯か変身前の4人と一同に介し、誕生日を祝って貰う等の交流を経た事で心を通わせる。特に雉野つよしとは想い人を大事にする共通点から親しくなるも、互いの想い人が同じ顔をしている事はまだ知らない。
そして、彼は遂に真実を知ってしまい、窮地に立たされてしまう……
人物像
上記の境遇からか、皮肉屋で他人を信用しない利己主義者と、およそヒーローらしからぬ性格のひねくれ者。
桃井タロウとは正反対に、必要とあれば平気で嘘をつく上、他者からの命令を嫌う一匹狼気質。
どうやらドンブラザーズとしての活動も、(変身後の姿への不服もあってか)嫌々行っているに過ぎない模様。
ただし、前述の面は冤罪や逃亡生活によって荒んだだけの可能性が極めて高く、その証拠にドンモモタロウがアルター化して倒れた際には駆け寄る、その必殺技の際にも不平不満を一切漏らさずに参加したり、その直後の掛け声も普通に上げている等、いざ戦いが始まれば割り切って本人なりにチームワークを考えて行動している。また先述の通り上から「〜しろ」と命令されると嫌がって反発するが、相手が折れて「〜してみたらどうだ」と態度を軟化すれば頼みを聞いてくれるなど、むしろ素は親切な部類に入る。
加えて、脳人レイヤーを逃亡に利用(乱用?)しているのもあって、自宅のアパートを未だに解約せず、宅配便の受け取り場所に指定していた為、自宅に戻って張り込みの刑事に発見されたり、ろくに変装もせずに食堂でアルバイトをしていたせいで一般人に通報される凡ミスを犯しており(これはドン8話にて「恋人と出会った町から離れたくない」とする、翼の思い入れが理由だった)、詰めが甘く冷徹になり切れていない部分も散見されている。
実際、ドン13話では普通に美容院で散髪して居眠りまでしていたり、ドン18話に至っては街中のベンチで堂々と休眠する等、逃亡生活を送るにあたっての危機意識はそれ程高くない模様。
そして、ドン5話で断片的に明かされた事情から、身内のためならばどんな不遇をも乗り越えようとする、自らの不始末はちゃんと自身で精算しようとする等、本来は素直かつ真っ当な道徳観を備えた好漢である。
実際、ヒトツ鬼に遭遇した際にはすぐに退治しようとしたり、しつこいナンパに遭っている女性を助けようとしたりと、計5000人が私利私欲から力を剥奪されている中でドンブラザーズを継続できているだけあって、お人好しで真面目な性格が素であると窺える。
またドン11話でかなり雑な看病(引っ叩かれ、タオルの入っていた桶で下剤を飲まされた。尚どちらもはるかによる行動だが一部先に翼が攻撃を仕掛けている)をされたのにもかかわらずそのお礼を言おうとつよしを通じてドンブラザーズの面々を喫茶どんぶらに呼ぶ等律儀で義理堅い一面を持つ。
警察に見つかり逃亡したので礼は言えずじまいだったが……
更にドン12話ではドンオニタイジンでの戦闘中、はるか=オニシスターロボタロウが怒りのまま(?)に繰り出した「オニキック」の勢いに「お前、怖ぇな……」と震えながらたじろいだり、ドン15話では夏美と共に撮った自撮り写真をつよしに「全然顔が見えないじゃないですか!」と言わしめる程JKさながらにメイクもりもりにしてあるとコミカルな一面を垣間見せている。
夏美への愛情は本物らしく、過去にデートで服屋に立ち寄った際には36回払いで商品全部を買おうとする等、かなり無茶苦茶な金の使い方をしていた。
夏美からも心配されていたが、これについては「無理がしたい」「無理が嬉しい」と答えている。丈の長い黒のコートやアノーニに向けた上記の台詞等、もしかしたらカッコつけたがり屋なのかもしれない。
真面目故に真面目ボケをかます……もとい一度決めたことには良くも悪くも真っ直ぐであり、ドン17話でひょんなことから怪人の振りをすることになった際には、指名手配前の職業もあって黒の全身タイツにマント、トライデントを持った悪魔や虫歯菌、シルエットだけなら過去の戦隊敵幹部の一形態のような奇抜過ぎる格好になっても一切恥じらいを見せずに役になりきっていた。
なおこの際「特殊メイクの知人」に依頼をしており、劇団員時代の知人とは指名手配中の現在でも交流がある背景が窺える。
……だが、そのせいで(ヒーローに憧れている)ジロウから怪しまれて背負い投げで吹っ飛ばされた上に、夏美を探してそのままの姿で街中を爆走して周囲の人々や偶然出会ったつよしに困惑されてしまった(そもそも、警察に追われる身の上ならば、変装しているとはいえ目立つ行為は控えるべきであろうに……)。
なお嫌々ドンブラザーズの活動をしていると言ったものの、愛している者や愛されている者の為にドンブラザーズでありたいと思っていることを告白している。
しかし、相手の立場や立ち位置で考えることが致命的に苦手ゆえに説明下手で会話不足と言う欠点を抱えている。一見潔くもあると言えば聞こえは良いが、掻い摘まめば独り合点で話を終わらせようとしているため、夏美に指名手配の件について聞かれれば「色々あってな」「言ってもわからない」と濁したり、みほを返せと詰め寄るつよしには根拠も言わず「みほはいない」「みほは獣人だ」と繰り返すなど、説得や弁明をする際に肝心な部分を省略したり濁したりすることが多く、相手を怒らせたり意思疎通が出来ていなかったりする。これに対して本人は自覚がなく(自分さえ納得していればいいと言うスタンスに近いせいか)、故に反省することもないため、自分が原因であるにもかかわらず被害者のような振る舞いを見せることもあった。
罪状と事情
指名手配犯となっているものの具体的かつ直接的な罪状はドン15話時点では不明。
というのも、本人曰く何者かと「秘密を守って1年間逃げ切れば夏美を返す」約束を結んでいる為、頑なに誰かに罪状を話そうとしないからである(後の17話で話した内容だと、実は謎の存在は再び邂逅できるだけで返すとは言っていないし、「1年後すぐ」とも言っていないのだが、翼は相手の詭弁に気づいていない)。
それに加えて、彼を追っているはずの警察や手配書からでさえも何の罪で翼を追っているのか言及するシーンなどが挟まれなかった為、例えば何かしら超常的な存在によって人々の認識が改竄されている可能性まで考える視聴者もいた(一年前の詳細が明らかとなった現在では些か深読みの過ぎる考え方となってしまったが……)。
一方で、追われている罪こそ無罪の彼だが、作中では(やむを得ないものの)そこそこの頻度で軽犯罪を犯している。一部のファンからはそれを踏まえて「いつの間にか“冤罪”より“余罪”で追われている人」「仮に最終回辺りで逮捕されるとしたら(冤罪の嫌疑は晴れた上で)“数々の余罪”の方で確実に立件されそう」などと妙な心配をされてたりする。
以下一覧
罪状 | 内容 | 話数 |
---|---|---|
道路交通法違反 | スピード違反(独白のみ) | ドン5話 |
公務執行妨害 | 自分を追っていた警官をまくためゴミ袋を投げつける | 〃 |
器物損壊 |
|
|
建造物侵入 | 「シロクマ」の社屋にそのまま侵入する | 〃 |
未成年者略取 | 「シロクマ」の社屋に17歳の鬼頭はるかを無理矢理連れ込む | 〃 |
詐欺 | はるかを人質にすべく一目惚れしたと嘘を付く(直ぐに明かしたが。また、本来詐欺罪とは「相手の財産を騙して手に入れる事」なので、実際は「単にウソをついただけ」である) | 〃 |
横領 | 「シロクマ」に預けられた荷物の食パンを勝手に食べる(後に弁償するつもりである事をタロウに見抜かれているが、人のものを取ったら泥棒なことに変わりはない) | 〃 |
暴行 | 桃井タロウに腹パンを見舞う(殆どノーダメージだったが) | 〃 |
窃盗 | アルバイト先の食堂に止めてあったバイクを勝手に逃走に使う | ドン11話 |
痴漢 | 熱に浮かされ、鬼頭はるかを夏美と勘違いして抱きつこうとする(はるかに思いっきりビンタを喰らわされた) | 同上 |
暴行 | 鬼頭はるかが夏美ではなかったため蹴りを入れる | 〃 |
轢き逃げ? | バイクで逃走中、雉野みほに接触し掛ける(※余談参照) | ドン14話 |
住居侵入 | 空腹のあまり一般市民の家に入り込み冷やし中華をつまみ食いする | ドン23話 |
殺人 | 狭山健児に擬態した猫獣人を倒してしまった結果、間接的とはいえ本物の狭山も死亡してしまった(ただし、状況的に正当防衛もしくは過剰防衛になると思われる) | ドン40話 |
そして約束の日から1年が経ったドン17話で詳しい事情が判明。
1年前のその日、夏美を含めた役者仲間と山荘に泊まっていたのだが、夜中に妙な気配を感じて目を覚まし何かを握りつぶすと、それは鶴の折り紙であった。そして役者仲間や夏美の口の中に折り紙が入るのを目撃した直後、唯一目覚めた夏美は「適合者」と見なされ、異次元空間に引き込まれてしまう。
その際に翼は引きずり込まれる夏美に手を伸ばそうとするも謎の存在に阻まれ、「このことを口外せずに一年過ごせば夏美に会わせてやる」と言い渡された。
一方で適合者ではなかった他の役者仲間達は未だ眠ったまま目覚めない状態だという。
そしてドン35話において、警察に逮捕された際に遂に本来の罪状が判明。「倉持夏美失踪事件」の被疑者……すなわち、「略取誘拐」の容疑があると明言された。
ドン34話につよしのタレコミによってとうとう逮捕されてしまった彼だが、取り調べの際に疑いが晴れる(鬼頭ゆり子曰く、罪を犯すような顔をしていないらしい)。
その際に警察が獣人事件を追っている事を知り、指名手配解除と引き換えに協力者として夏美の観察を依頼される。これによって警察に追われる身では無くなった。
……が、しかし。ドン36話で自身の偽物が起こした暴挙のせいか、ドン38話で再び指名手配の身に逆戻りしてしまう。ドン43話でゆり子から獣人を指名手配にするワケにもいかないという理由で指名手配を再び解かれた。
……が、しかし!ドン44話で瀕死の重傷を負ったソノニを救うべく、翼がキビ・ポイントを使用して彼女の蘇生を願った結果、その代償として、三度指名手配犯に逆戻りしてしまう。
今回の罪状は不明であるが、懸賞金が1度目の指名手配時の100万円から500万円に跳ね上がり、一度見つかると十数人近くの警官やパトカー数台が一気に動員される等、これまで以上に厳戒態勢で追われる事から、その罪状も相当重くなったことがうかがえる。
そして、とうとうそのまま指名手配が解除される事なくドン最終話を迎え、翼の逃亡を幇助した事で共犯者として同じく指名手配される事になったソノニ共々、懸賞金は1500万円(この金額の妥当性については後述)に跳ね上がっていた。果たして、翼の明日はどうなることやら……
しかしはるかの漫画大賞贈呈会にてドンブラザーズのメンバーと共に登壇してることから、指名手配は何かしら解除された可能性がある……が、そもそも『新・初恋ヒーロー』の時指名手配されているにもかかわらず普通に登壇しているので、解除されていないと見るのが普通か。
人間関係
- ドンブラザーズの面々
共に変身して戦う仲間ではあるものの、物語が中盤から終盤に差し掛かっているにも拘らず正体は未だに知られていないが、素顔の状態ではメンバー各人と面識がある。
一番関わりの深いつよしとは親しい間柄だったが、みほが夏美で獣人であるという残酷な現実の為にドロドロの三角関係の様相を呈してしまった。しかし、人形をみほのように愛でる姿を見て罪悪感を覚えたのか、本来断るはずであった高級レストランへの招待に応じていた(レストラン内で口論になった際には容赦なく事実を指摘してしまっている)。みほが帰って来て以降は一応仲直りしたようだったが、第44話でみほを傷つけてしまったことで、事情を知らない彼と再び仲違いしてしまう。
因みに彼らの中で唯一正体を察しているのは桃谷ジロウだけであった。しかし第44話の終盤で面々全員に知られてしまう。
同じ劇団所属の恋人同士だったが、獣人の手で引き裂かれてしまい、「一年間逃げ続ければ会わせる」と言う獣人との口約束を信じて一年間もの間逃亡生活を強いられる事に。
ドン40話にて当初は苦手意識を抱いていたが、芝居に対する真摯な姿勢から次第に惹かれて行ったのが彼女との馴れ初めと判明。現在ではたとえどんなに距離的に離れていようと、心まで離れた事は無いし、優しさや美しさ抜きで好きと言える程、その純愛は深い。
物語における犬塚翼と言う人物の過半数を構成する重大な要素である。
しかし肝心の夏美は、裏では多くの男性に貢がせたり、獣人にコピーされた結果、実は安定した生活を望んでいた、という事実が浮上してきた。
翼が夏美に抱いている愛と彼女の思いには差があることがわかっている。
そして、翼が指名手配されている身である事や、長らく捕らわれていた間に見ていた『夢』の記憶を知った彼女の心は、少しずつ翼から離れつつあり……
逃亡者となった自身を執拗に追う定年間近の刑事。獣人に取って代わられてもそれは変わらない。
だが、ドン40話で彼に擬態した獣人をムラサメで斬って倒してしまった結果、間接的とはいえ彼を殺害してしまう事に……
一応は敵対勢力である脳人の一員で、「愛を知りたい」と言う願望を抱いている手前、自身にしつこく言い寄る男を追い払った翼に対して興味を抱く。
そうやって劇中では幾度と無く翼に接触して来ており、然もタロウ達より先にイヌブラザーの正体が彼である事に気付いた人物でもある。
これ以外のゲストとの絡みを見ても、女性との距離がメンバーの中で最も近く、彼女からはドンブラザーズのMVPであると認識されている。
ムラサメによって目を負傷し、夏美とソノニを勘違いしたときには一緒に逃亡し、はるかの時とは違って、正体が夏美ではなくソノニとわかった後も暴行には及ばなかった。
ソノニは翼に対して「獣人を(ムラサメで)斬れ。そうすれば本当の夏美は帰ってくる」という嘘をつくが……
余談
- 翼本人には警察に追われてたり、恋人を探すと言う事情があるにもかかわらず、現状ドンブラザーズの資格を剥奪もされず継続できており、しかもその活動をお供の中では唯一ボイコットもしていない(これに関しては、他メンバーと面識がないためボイコットの案を聞かされていなかっただけとも言える)。一応ヒトツ鬼との戦闘中に仲間が来れば恋人を探す為に離脱する事があるが、仲間が駆けつけるまでは敵と戦ってくれる。しかもヒトツ鬼になった人間に自力で元に戻る余地があるとみなせば、仲間の手からも対象を守るという正義漢である。
- 尚、前述の通り時折真面目ボケをかましたり恋人のことで頭がいっぱいになってしまう、また人間関係に支障が出るほどの説明下手という他のメンバーと同じく「人間性の欠落」を抱えているなど、問題児ばかりのドンブラザーズにおいては彼も例外ではない。
- 同じく冤罪で人生が暗転したドンブラザーズのメンバー・鬼頭はるかの親族が刑事だったりする。警察のイメージが強い犬が冤罪ながらも指名手配犯で、悪役のイメージが強い鬼が警察を親族に持つのはこれ如何に……?(ただし、鬼は仏教等では獄卒=役人の役割も担うため、その事実を加味すると強ち間違ってはいない)。
- 件の冤罪だが、仮面ライダーでの似た様な境遇のキャラの前例から「ラスボスと関係があるかもしれない」と見られる一方で、一部視聴者からは「アノーニを倒した場面を殺人と間違えられたのでは?」と考えられていた(アノーニは人間に擬態しており、正体は特殊なサングラスを掛けた者にしか見えない為に、端から見れば無差別に一般人を襲っている様にしか見えない)。
- ※ドン14話での犬塚の行為は、現実では「相手方との直接の接触が無くても、相手の直前を通過したり接近したりした時に相手が急ブレーキをかけたことで転倒した場合等に、停止せず現場から立ち去る行為は、救護業務違反に当たることがある」ので結果的に轢き逃げをやらかした事になる……かもしれない。(法律はごえたろ氏のツイートから引用、該当リンク求む)。
- これでみほは軽傷を負ってしまい、愛すべき夫の導火線に怒りの炎を点火させてしまう。
- 尚、これにとどまらずつよしの中の何かを呼び起こしてしまった。
- これでみほは軽傷を負ってしまい、愛すべき夫の導火線に怒りの炎を点火させてしまう。
- ドン最終話における懸賞金が跳ね上がった件について、視聴者の間では「いくら指名手配犯とはいえ高過ぎる気がする」「法律面の考証ミスでは?」などという指摘も少なくないが、これは日本における懸賞金制度が原則として300万円、特例措置ですら1000万円を超過する事は無い事を踏まえると明らかに異質である。ただし、共に逃亡し「翼の共犯者」扱いをされているソノニを加味して「一人頭750万円」として「総額1500万円」ならば、一応の辻褄は合う。
- イヌブラザーに変身するとイヌの鳴き真似をしたりドッグフードを食んでしまうなど犬らしくなってしまうのは元劇団員の犬塚が「憑依型の役者」であり、その姿をすると役になりきってしまうためだと東映の公式ページで明かされた。
- 実は現状タロウを除いて彼だけ唯一ドンブラザーズに選ばれた時のエピソードが明かされていない。
- スピンオフ『コレがドンブラザーズの名乗りだ!暴太郎のホントの姿!?』では、こっちが本当の翼の性格なのではと視聴者からネタにされている。
- イアン・ヨークランド/キョウリュウブラック以来の、純粋な人間かつ20代前半のブラックである(追加戦士を含めば門藤操/ジュウオウザワールドも該当するが、彼は金銀も兼ねる)。
関連タグ
またしても何も知らない犬塚翼さん(25):公式が悪ノリで出した、情報共有が著しく少ない犬塚へのネタ…だったのだが演者に認知されており、晴れて(?)本人巡回済みに昇華。遂には、とうとう公式動画において正式に使われる事に。
好きでイヌやってんじゃねぇよ:もはや持ちネタと化している犬塚のもう1つのネタ。映画「新・初恋ヒーロー」では犬の顔の着ぐるみに「なんだって俺は動物ばっかりなんだ!」という科白も。
ブラックワックワデビル:ドン17話での変装の公式名称。
結城凱/ブラックコンドル:似た言動&ポジションの戦隊ブラックの大先輩。脚本家も一致している。
天堂竜/レッドホーク:恋人が異次元に吸い込まれ、終盤再会するも離ればなれになった間の記憶が原因で恋人から別れを切り出された戦隊メンバー。
小津翼/マジイエロー:同じ個人名&皮肉屋な性格等が共通している。こちらは名前と変身後のモチーフがイメージと合致している。
海賊戦隊ゴーカイジャー、宇宙戦隊キュウレンジャー:同じく懸賞金を掛けられた戦隊ヒーローたち。
イアン・ヨークランド/キョウリュウブラック:不憫な過去から自己中な言動を見せる様になった点が似ている。但し明朗快活な上に、自分勝手に見えて当初から仲間思いだった。
宵町透真/ルパンブルー;警察から追われつつも、彼女を取り戻す為に戦っている青と黒の戦士。クールな性格でミステリアスだが、根は優しく面倒見がいい、こちらも料理の腕前が超一流。
ステイシー/ステイシーザー:前作の敵キャラクター。コメディ色の強い作中でも、一際重い過去を背負ったシリアス用員の点や、癖の強過ぎる周辺人物に振り回されている苦労人気質が共通している。
夕凪ツバサ/キュアウィング:1年後の1時間違いの世界における名前繋がり。中の人は今作の敵キャラの中の人である。
バンバ←犬塚翼→カグラギ・ディボウスキ