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繋がり荒らしの編集履歴

2024-03-10 20:38:47 バージョン

繋がり荒らし

つながりあらし

インターネット百科事典において「AとBは〇〇つながり」といった関連づけを行い、リンクを貼る荒らし行為。

注意

記事が荒れる恐れがあるため、具体的な作品・キャラクター名は出さないなどなるべく中立的な視点での編集を心がけるようお願い致します。


概要

本来無関係な項目Aと項目Bについて、一部共通する要素を持ち出し、「AとBは〇〇つながり」等と称してリンクを貼る行為。こういった編集を繰り返すユーザーのことを、以下「繋がり荒らし」と記す。


他の荒らし行為については荒らし(ネットスラング)を参照。


通常は悪意を持って行われるものではなく、だいたい余談や豆知識、記事のエッセンス程度のネタという感覚のものだったり、あるいは「自分はこれだけ比較対象となるものを知っている」ということをひけらかしたがる自己顕示欲、「自分の知っているものはみんな気になるに違いない」という布教意識などからそういった追記を行うユーザーが多いと思われる。

実際、キャラクターや作品間の共通点を創作のネタや話の種として扱うことは割とよくある話ではあるし、各種ファンコミュニティで古くから行われてきたことではある。Pixivでもこの手のネタイラストは多数見られる。


しかし、近年はwiki形式のインターネット百科事典において、こういった些細な共通点をこじつけた過剰な追記・リンク付けの弊害が目立ってきており、「場をわきまえないユーザーによる迷惑行為」と認識されることが多くなっている。

特にピクシブ百科事典ではこの傾向が顕著となっており、外部から程度の低い百科サイトとして批判される要因の一つになっている。


しかし、この手の編集者はそのことについて咎められたり、自分で加筆した関連づけの記述を削除ないし修正されたりすると「規約違反じゃないから問題ない」「少しでも共通点があるなら間違ってない」「むしろ共通項のあるもの同士の存在を知れる機会になる」などと開き直りとも取れるような反論をしてきては消された記述の差し戻しを繰り返すことも多い。

さらに、それに執着的な人間になると「人が書いたのを勝手に消すそっちこそ削除荒らし」「ピク百では許されている。そんなに気になるなら他所へ行け」逆ギレじみた反応に出て該当する記述の保守に固執し、その部分での他者の編集を許さなくなるなど、事実上その記事の私物化に及ぶ場合もある。


結果、安易かつ過剰な「〇〇つながり」の記述に対して過敏になっているユーザーも増えている一方、逆に一層行動を過激化させ全ての関連記事に大量のタグを貼りまわる悪質ユーザーと化す者もおり、記事によってはこうした真逆の方向に先鋭化したユーザー間による編集合戦が繰り返されるようになってしまっている。


繋がり荒らしの編集の例

繋がり荒らしの編集の傾向として、主に二つの例が挙げられる。


「関連タグ」に関連性の低い単語を並べる

ピクシブ百科事典は、各項目の末尾に「関連タグ」や「関連項目」として、その項目に関連するリンクを貼ることが慣例化している。

ここに共通する要素があるだけで、本来何の関連もない別作品・キャラクターの項目へのリンクを貼ってしまうのが繋がり荒らしである。


例としては、

  • 作品の項目の関連タグ欄に「放送枠・制作会社・連載された雑誌などが同じ」「主要キャラクターのモチーフが同じ」「世界観・扱うテーマなどが似ている」「話の展開が似ている」などの理由で、他作品のタイトルを挙げる
  • キャラクターの項目の関連タグ欄に、「演じた声優・俳優が同じ」「名字・名前のどちらかが同じ」「登場作品の公開時期が近い」「デザインの一部・イメージカラーなど外見的特徴が似ている」「性格や、作中での立ち位置や動向が似ている」など、(編集者の主観的な印象も含め)設定が共通している他作品のキャラクターの名前を列挙する
  • ヘイトを買うような行動をしたキャラクターや炎上中の作品の記事に、その行動や内容を糾弾したり皮肉ったりするような形で他作品の名台詞・主題歌の歌詞などを引用してリンクづけする

というような行為が挙げられる。


この際、共通点について「〇〇つながり」と付記されることが多かったことが「繋がり荒らし」という呼び名の元となっている。

それ以外にも「カップやきそば現象」「前例」「似たような例」「きれいな(汚い)〇〇」等と称しての関連付けもよく見られる。

また、記事によっては関連項目に限らず「余談」や「備考」といった項目段落の中に、そのような強引な関連づけに基づいた情報を書き込んでいるケースもある。


しかしながら、こういった「関連タグ」には客観的に見ると

  • 偶然の一致くらいの話であり、ことさらに取り上げるようなことでもない
  • ほかにも山ほどある「似たテーマの作品」「属性・モチーフが同じキャラクター」のなかからわざわざ関連づける意味があるようには見えない
  • そもそもの「共通点」が編集者の主観だらけの的外れなもので、まったく似ているように見えない

といったものが少なからず存在する。

中には「共通点の記述はそこそこに、後は相違点ばかり詳細に解説されている」というような本末転倒な記述も見受けられる。


一方で、タグをリストテーブル化している記事の場合、こういう手合いはだいたい編集初心者だからかそうでないのかは不明であるが、そこでのタグ付けの際に必要なテーブルの調整を煩わしいと思うのかその記事の関連項目にはあまり手を付けない傾向も見られる。


それに加えて、近頃はファンの多い長期シリーズやその時期に話題になった作品の記事に対して、それらを強引に他作品と関連付けるクロスオーバーのタグの生成および記事の過剰な乱立も増えてきている。


文章の中に見当外れなリンクを貼る

ピクシブ百科事典は二重括弧「[[]]」と「>」を使うことで文章中にリンクを貼ることができる。例えば、「イラスト・マンガ・小説を投稿できるSNS」という文章を「pixiv」の項目へのリンクにしたい場合、「イラスト・マンガ・小説を投稿できるSNS>pixiv」という記述を「[[]]」で囲えば可能となる。

キャラクターの名称と項目名が一致せず、記事名が「キャラクター名(作品名)」となっている場合や、ネタバレを伏せる場合などに役立つ機能だが、繋がり荒らしはこの機能を悪用して文章に直接関係のない記事へのリンクを貼ってしまうことがある。


例えば、別々の作品で似た能力を持つキャラクターAとBがいたとして、Aの記事の文中に「~という能力を持つ>B」とリンクを貼る、という具合である。

例えとしてやっているのかもしれないが、先述の「関連タグ」と同じで「その共通点はAとBに限った話ではない」というケースが大半な上、「〇〇つながりでリンクを貼っている」という説明もないため場合によっては非常に分かりづらく、知識のない閲覧者には誤解や混乱を与えかねない。酷い時には連想ゲーム状態になっているリンクまで見受けられる始末である。


問題点

親記事にも書いてあるように、繋がり荒らしの編集によって、以下のような実害が発生しうる。


記事の肥大化

「関連項目」「関連タグ」やそれに関する説明ばかりが大量に追記されていくことで、本来その記事で取り扱われるべき内容が不要な情報の中に埋もれ、何が主題なのかも曖昧な、読みづらく理解しにくい記事になってしまう。

場合によっては「自分にとって興味のある比較ネタ」を目立たせるため、最優先されるべき「基本的な情報」を下に置いたり消すことすらあり、繋がり荒らしとその同類にだけ通じる内輪ネタの集合体に成り果てることもある。


ネタバレ

関連タグで類似作品・類似キャラクターに触れることでネタバレを食らう可能性がある。

例えば「物語の終盤で主人公が神になった作品A・B」があったとする。すると、繋がり荒らしはAの項目に「B←主人公が神になった作品つながり」と加筆する。しかし、閲覧者が作品Bを未見だった場合、不本意なネタバレを食らうことになってしまう。

酷いものでは、公開中のアニメ映画の核心に触れるキャラクターのネタバレを、声優や色以外共通点がない別のキャラクターの記事にリンクづけし、閲覧者を唖然とさせたケースもある。


解釈違い

自分と他人の解釈は必ず一致するとは限らない。

繋がり荒らしは「キャラクターAとキャラクターBは性格が似ている」といった関連づけを簡単に行うが、閲覧者には解釈違いと思われる可能性もある。また、A・Bどちらかのキャラクターしか知らない閲覧者には誤解を与えかねない。

時に関連付けに肯定的なユーザー同士の間でもそのキャラクターのイメージに対する解釈の違いから編集合戦が起こることもある。個人による解釈が大きいこの手のネタは荒れやすい。


アンチ

繋がり荒らしはアンチの温床にもなっている。

少しでも評判の悪いキャラクター、評価の低い作品、似た理由で荒れた話題の記事があれば「〇〇が原因で酷評された作品つながり」などと称して自分が嫌いな対象の悪評を広めようとする、ネガティブキャンペーン目的の編集も頻繁に行われている。

特に、劇中で悪辣さや無能さが強調されていたり、他のキャラクターの死因になるような事態を引き起こしたりしてヘイトを買っているキャラクターの記事では、「類似キャラクター」「似たような人物」と称して無関係な他作品の悪役・憎まれ役の名前が際限なく列挙されるということがしばしば起こり、酷い場合には事実上そちらがメインの一覧記事のようになってしまうことさえある。


風評被害

アンチとは逆に、自分の好きな作品やキャラクターを他項目と関連づける、布教活動的な繋がり荒らしもいる。

オタクにありがちな愛の暴走ともいえるが、それで閲覧者が興味を持つ可能性は薄く、逆に無理矢理なこじつけに不快感を覚え、該当ジャンルを敬遠する可能性すらある。つまりは逆効果。

実際5ちゃんねるニコニコ大百科のピク百スレでは、繋がり荒らしが多い一部のシリーズ・作品群やそのファン界隈も「ファンの民度が低いコンテンツ」と批判の矛先が向けられるようになっている。


対立煽り

「Aは不評だったのに対し、Bは好評を得た」といった関連づけで対比を行う、上述したアンチと布教活動の合わせ技。

記述者に悪意があるとは限らないが、特に炎上した作品の記事だと「本人は客観的に分析をしているつもりだが、閲覧者には対立煽りのように映ってしまう」というケースが多々見られる。


負の連鎖

上述の通り、繋がり荒らしとされるユーザーはそうした内容への苦言を受け入れず、削除も許さないという者が多いため、急増に伴いそれを良しとしないユーザーとの編集合戦も深刻化している。

そうして無駄なリンクが増加・放置された結果、それを見た新規ユーザーが「少しでも共通点があれば無関係の記事に載せてもいいんだ」と勘違いし、新たな繋がり荒らしが生まれる土壌となってしまっている。


ピクシブ百科事典では、明確な規約違反を乱発でもしない限り「横暴に振る舞ったもの勝ち」という側面もあり、そうした面に嫌気が差したユーザーたちを、結果的にピクシブから追い出してしまう例も増えてきている。


検索妨害

記事内に関連性の薄いキーワードを列挙した結果、そのキーワードで検索した際に関連性の薄い記事がヒットしてしまう。

例えば、「この項目は作品Aと〇〇のようなつながりがある」といった記述があちこちの記事にされていた場合、作品Aについて検索しようとした人が大量の不要な記事を目にしてしまう。れっきとした検索妨害である。


繋がり荒らしにならないために

ピクシブ百科事典は「不特定多数のユーザーが利用・閲覧している」「非常に広範なジャンルを扱う」Wiki形式の百科事典であるため、興味関心・知識の範囲はユーザーごとに大きく異なっている。

そして当然、基本的に閲覧者の興味関心の対象はその記事が主として扱っているものにある。

「関連項目」として挙げられるものも、なるべくそれに沿った関連性の高いものであることが望ましいし、ましてやそればかりが大量に並べられて記事の主題を隅に追いやってしまうような状態は、本末転倒と言わざるを得ない。


しかしながら、繋がり荒らしとされるユーザーは「ほかのユーザーが何を求めてその記事を読むのか」「自分が追記しようとしている内容は本当にその記事に必要なものなのか」ということを考えず、無関係なタグとその解説で記事を闇雲に肥大化させたり、配慮もなくネタバレをしたりしてしまう。


閲覧者側からすれば、例えるならキャラクターAの設定を聞いているのに「キャラクターBと似ていると思います」「キャラクターBとはこんな共通点があります」などと、自分が知らない・興味のないキャラクターのことばかり無理矢理聞かされているようなもの。

そんな独りよがりな記述ばかりがサイト全体に氾濫していては、見ている方も白けるどころか無関係なキャラクターBやその登場作品、しいてはそんな行為が横行するピクシブ百科事典という場所そのものに対して不快感を抱く可能性も高い。


繋がり荒らしになってしまわないためには、一応はフリー百科事典であるピクシブ百科事典にどんな記述が求められているか、中立的な視線で考えてみることが大切といえる。

言ってしまえば、何にでも探せば共通点の一つや二つ見つかるのが当然である。たとえそれが本人にとって「面白い発見」であっても、その作品を知らない第三者からすれば「チラシの裏」でしかない。

項目冒頭でも軽く触れた通り、そういった共通点をクロスオーバーやパロディといった創作のネタにしたり、SNS等のファンコミュニティで話題にしたりするくらいであれば、その場のルールに反しない限りは自由である(あまりにも酷いこじつけだと冷やかな目では見られるだろうが)。

しかし、ピクシブ百科事典をはじめとしたインターネット百科事典はSNSのように個人の感想や意見を書き込むべき場所ではないというのは最低限踏まえておきたい。

問題点は「場にそぐわないこと」「閲覧者や他のユーザーに迷惑をかけたり不快な思いをさせたりすること」にある。


「共通点や類似点が多い作品・キャラクターなら良いのではないか」「シリーズ内のネタなら良いのではないか」「Pixivにイラストがあるネタならいいのではないか」という意見もあるが、そのあたりの基準も結局は編集者次第ということになりがちで、傍から見るとそれほど明確な共通項が多いというわけでもない、というケースもざらである。

近年では長期シリーズ作品の記事を筆頭に他作品と絡めたタグを貼ることが明確に禁止されている記事も存在する。

そもそも「共通点」と「関連性」は厳密には別の概念であり、必ずイコールになるわけではない。これもまた安易に追記・リンク付けを行うのは避けるべきケースと言えるだろう。

記述が削除された場合は引き下がるのも賢明である。


特定のキャラクター同士の関連性の根拠が広範の概念か特定のモチーフである場合、キャラクターの記事ではなく、その共通する概念の記事の方にキャラクターを記載するに留めるくらいにしておくべきだろう。

ただし、これも考え無しに追加していくとその記事の肥大化を招くため、やはり安易な理由付けでの編集は控えた方がいい。


一応、こういった本来無関係な作品に関する記述が閲覧者にとって有益に働く例として、「言葉で説明しにくい難解な概念や独特のデザインに関して、他作品の類例を引用して例えることでわかりやすくする」といったことが挙げられる。

ただしこれに関しても挙げられる例があまりにマニアックであったり、「似ているようで異なる」ものだったりすると、結局逆に閲覧者の理解を損なう危険もあるので、追記の際にはその点を考えて行った方がよい。


一方、中には「作中に直接的な描写はないが、実は製作の背景などにおいて密接な繋がりがあった(後述)」「非公式のネタではあるが、外部SNSで話題になった」というケースも存在している。この場合は、それがその記事対象を解説するのに必要かを考えたうえで、なるべく具体的な論拠と説明を添えて概要などの適切な段落に記載する方が好ましい。

ただ単に「○○に似てる」とするよりも、閲覧する側には「客観的で特記性のある情報」と受け止めてもらいやすく、良い印象を与える書き方となる。


  • 前作・次回作に当たる作品
  • 公式コラボした作品
  • 「キャラクターAはキャラクターBがモデル」「作品Cは作品Dを意識している」「作品Eの〇〇は作品Fの△△のオマージュ」など公式が影響について言及しているもの
  • 「『作品G』に登場するキャラクターHについてはこちら→キャラクターH(作品G)」のような曖昧さ回避に関する記述が必要な場合
  • 他作品のパロディになっている箇所の元ネタを解説したい時

といった客観的に関連性が高いと言える例を除いて、直接的に記事と関わりのない他作品やキャラクターに関する記述を考えなしに行うのは荒らし行為になりうるということを、編集の際には念頭に置いておきたい。


関連タグ

ピクシブ百科事典 関連タグ 荒らし(ネットスラング)

〇〇つながり こじつけ 蛇足 ネタバレ 妄想 主観 支離滅裂 内輪ネタ 検索妨害 記事の肥大化 風評被害 布教活動 無自覚な荒らし 迷惑行為 独自研究 思い込み 自己中 KY


中の人ネタ/中の人繋がり 外の人繋がり/カップやきそば現象


クロスオーバーコラボレーション:二次ネタのも含めて関連付けを主眼にしたタグおよび記事。しかし、それらの中には投稿されているイラストが少なくそもそも記事を作るほどでもない、概要文がほんの数行の僅かな記述だけ、主な内容は共通出演者や組ませられやすいキャラのことばかりという繋がり荒らしの温床と化している記事も少なくない。


削除荒らし:繋がり荒らしと相対する概念。そのためか、繋がり荒らしを行うユーザーの中には関連タグを消したユーザーを編集コメントで「削除厨」呼ばわりする者もいる。


復元荒らし一覧厨タグ荒らし:非常によく似た存在で、兼任している者も多い。


外部リンク

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