CV:佐久間紅美
レイナーレの部下である堕天使の女性。長い黒髪にツリ目の美貌に、動くたびに揺れる豊満な胸にすらりとした長身の妖艶な美女。その抜群のスタイルを誇示するような胸元が大きく開いた黒のボディコンスーツを身にまとっている。
クールな男性口調で話し、上司のレイナーレに対しては心服している様子がそのセリフから伺える。
原作小説版と漫画版では名前が出てきただけであったが、アニメ第2話で初登場を果たした。
リアス・グレモリーの手で悪魔として転生した兵藤一誠を襲撃するが撃退される(その前に、同僚のドーナシークも一誠を襲撃している)。
アニメ第5話で、自分たちを襲撃してきたリアス・グレモリーおよび姫島朱乃に、ミッテルトおよびドーナシークと共に立ち向かうが、リアスの攻撃により2人と共に死亡した。
妹分のミッテルトに比べて登場時間もセリフもずっと少なく、その扱いは堕天使4人組の中でも最も小さい印象を受ける。アニメ版において一誠のドレス・ブレイクを最初に受けた相手であるのだが、そのシーンもまともには描いてもらえなかった感がある。作品中でもトップクラスのセクシーボディを持つ美女であるのに残念である。
また、堕天使4人の中ではおそらくドーナシークに次ぐ年長者であり、上司であるとはいえ年下であろうレイナーレに対して、的確な助言やアドバイスができなかったものかと思う(堕天使総督アザゼルが悪魔との抗争を望んでいなかった事、彼女たち中級~下級堕天使の実力で魔王の妹たるリアス・グレモリーに立ち向かうなど無謀きわまりない自殺行為といった正確な情報入手や冷静な状況判断)。しかし実際のところは彼女もドーナシークも、アザゼルの真意も、リアスの実力も全く把握していなかった。
誰か1人でもそうした正確な状況判断が出来ていたなら、全員死亡という最悪の悲劇は避けられたであろうに、彼女たちがとても魅力的なキャラクターであっただけに惜しまれてならない。
なお、2013年10月から配信されたソーシャルゲーム「ハイスクールD×D」では、彼女はクエストボスとしてずっと登場し続け、特別イベントでも登場するなど、アニメ版や原作小説での扱いを考えると破格に良い扱いになっている。そのおかげで彼女のファンも増えているようである。喜ばしい事である。