Fw189
そらとぶがくぶち
Fw189とは、第二次世界大戦中にドイツで開発された偵察機である。
概要
ドイツ航空省の、
- 3座
- 視界良好
- エンジン単発
な偵察機が欲しいという要求に対して、フォッケウルフ社が出した回答はこちら。
双胴機の中央部に、リヒャルト・フォークト博士の左右非対称のあんちくしょうと同じく全面ガラス張りのキャビンを取り付けた構造の機体である。
(飽くまで競合製品と比べれば)比較的まともな外見であるが、それでも正直かなりキモい見た目の機体である。何より航空省の要求の一つのエンジン単発という項目は盛大に無視された。
しかも航続距離や最高速度、運動性などの基本スペックに関しては競作の方が上だったともいう。何を言っているのかわからないと思うが編集者にも全く分からない(まあ運動性に関してはあれは曲がりなりにも身軽な単発機ゆえ、分からないでもないが)。
しかし、
- フォッケウルフの政治力
- 汎用性ではFw189の方が上
- 「もしもの時」の生存性(双発故に、仮に片方のエンジンが故障もしくは破壊されたとしてもなんとか飛行を続けられる)
という点で、採用されたのはFw189の方だった。
決してB&Vの方の外見があまりにもキモかったからこちらの方を採用した…ということではないはずだ、多分。
…そうだよね?
ドイツでの愛称は「Uhu(ウーフー)」(ワシミミズク)、或いは「Eule(オイレ)」(フクロウ目の鳥類)。
一方、ソ連軍からは「空飛ぶ額縁」というニックネームで呼ばれた。