大和型戦艦
やまとがたせんかん
大日本帝国海軍が有した戦艦のうち最後の艦型。
概要
排水量64,000t、主砲口径46cmともに世界史上最大の戦艦。
「戦艦」自体が過去のものとなった現在、おそらくは今後とも破られることはないものと思われる。
4隻が起工したが戦艦として竣工したのは1番艦大和と2番艦の武蔵の2隻のみ。3番艦の信濃は建造途中で航空母艦へ改装され、4番艦は進水もすることなく建造中止となった。
大きさばかりでなく装甲の厚さ(自身の主砲に耐えられるレベルだったという)、運動性能等においても最高レベルを達成した一方、一度動けば莫大な燃料を消費すること、海軍側の戦略として温存されたこと、そもそも太平洋戦争自体が航空戦力主体に移行し艦隊決戦の機会自体を逸したことで、ほとんど実戦で真価を発揮できないまま、戦艦として就役した両艦はいずれも航空攻撃により戦没。空母へ転身した信濃は就役後わずか10日で回航中に撃沈されてしまう結果となった。