概要
スターム・ルガー社がアメリカ軍の次世代正式採用ピストルXM9トライアルに向けて製作した拳銃。残念ながら完成がトライアルまでに間に合わなかったが、後の評価はそれなりに良く、政府機関などの一部で採用されている。
ルガー社のモットーである、「安価でよい銃」のとおり、価格は低くく製造法も粗製な銃に用いられるものではあるが、耐久性や信頼性は十分に、むしろ耐久性に関しては軍採用などの有名どころに比肩するものがある。
本国では需要という意味での人気はそれなりのものがあり、当たり前に存在する拳銃としてスクリーンのそこかしこに登場するが、当たり前すぎてM92Fやグロックのようにクローズアップされることは少なく、日本での知名度はいまいち。
メイン画像のようなシルバースライドモデルには頭に「K」が加えられるが、スタームルガー社の商品としてシルバーモデルがラインナップされているのは、後継機種のP89(KP89)以降の銃のみで、正式な商品としての「KP85」は存在していない。