この記事には『界の軌跡』のネタバレがあるためご注意ください。
概要
カルバード共和国の各地でヴァン達の前に立ちふさがる新たな勢力。
メンバー全員が仮面を着用しており、オクト=ゲネシスに似た《アルターコア》を用いた時空間跳躍での移動を駆使する。
メンバー
- エグゼキューター
機械と生体パーツが混ざり合った巨体な鬼の姿をした生体兵器。
現在の技術では到底創りえる事のできない兵器であるとされており、組織内では複数制作されていると思われる。
- 仮面の使徒
残滓の筆頭。
戦闘では異形のダガーや爆弾のような魔導具を使用する。
冷静沈着のように見えるが、戦闘で高揚すると本来の口調になる。
- 仮面の武侠者
《月華流》の極みとも言える功夫の使い手。
煽り屋からは"緋"の旦那と呼ばれている。
- 仮面の女兵士
大型のライフルやプラズマ機雷など未知のを所持しており、冷静沈着で兵士としての判断力は優れている。
猟兵と思われるがこれほどの腕を持つ猟兵が顔を隠すメリットなどなく、同じ猟兵のフェリにも心当たりはない。
しかし彼女は「懐かしいけど知らない」と反応している。
- 仮面の煽り屋
下卑た性格であり、卑怯な手段をよく使う。
情報操作などは得意だが本人が戦うことはなく、エグゼキューターを使役して襲ってくる。
ヴァンとアニエスだけが違和感を覚えている。
- 仮面の巨漢
他のメンバーとは異なる鎧のような衣装を身に纏っており、交戦したジンからある男との関連を疑われるが……。
- 仮面の人形使い
かつてある管理人が使役していた人形を従えている。
- 仮面の騎士剣使い
優美ながら忽然とした立ち振る舞いの若い女性。
ラトーヤ・ハミルトン博士を「ラトーヤさん」と呼んでいる。
ニナ・フェンリィが舞台の練習で使っていたものと似た、煌びやかに装飾された剣を使う。
また、ルーファスが剣術に何かを感じた様子。
- 仮面の軍刀使い
尋常ならざる気を放つ逞しい長身の男性。
騎士剣使いや魔導使いと共に現れ、リーシャに重たい一撃を与え、ルクレツィアのダスクグレイブも弾いた。
- 仮面の魔導使い
卓越した魔導の使い手で術師の類と思われるが、それとはまた別の尋常ではない風格を感じさせる。
騎士剣使いや軍刀使いと共に現れ、スウィンとナーディアを雷の魔導で攻撃した。
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さらなるネタバレにつき注意
彼らの背後には三高弟の一人ラトーヤ・ハミルトン博士がいる。そもそも、アルターコア自体がハミルトン博士が宇宙計画の保険として造り上げたゲネシスのレプリカである。
また、その仮面の素顔は判明してるだけ分だけでも過去に死んだ人間ばかりである。彼らの出現はゼムリア大陸の時空がゆがんだ証拠でもあるらしい。
同時にアルターコアでe因子と呼ばれるものを使って魔獣や人間を汚染し、半分機械のような化け物に変貌させる。心の隙間に入り込んだ人々を先導した《A∵D》というD∴G教団の外面だけを模したような集団を作り上げている。なお、A∵Dとは「もう一つの夜明け(オルター・ドーン)」ということ。
また、A∵Dに取り込まれた人間は多岐に及んでおり、スポンサーの逮捕によって瓦解した共和国の反移民テロ組織、帝国への帰属に不満を持つジュライの住民やレミフェリアを筆頭とした北方系移民にとどまらず、かつてリベールで発生したクーデターの際に情報部に不正の弱みを握られて失脚した軍人、クロスベルでルバーチェ商会との癒着で職を失った議員、帝国の貴族派と革新派の汚職官僚、更には黒月でアルマータとの癒着で没落したライ家の凶手達と幅広く、いずれも遊撃士協会のマークが弱かった人間ばかり。
あえて言えば、英雄達の活躍で自身の落ち度を暴かれて破滅した者ばかりといえる。
しかし、そのA∵Dの中には遭遇したアークライド解決事務所でさえ予想だにしていない人物が協力していた。
以下は判明しているメンバーの詳細
仮面の使徒の正体。
《庭園》の管理人でアルマータの幹部だった青年であり、今は残滓の筆頭となっている。
イクスを引き込み方舟から古代遺物を盗んだのも彼と思われる。
仮面の武侠者の正体。
40年前にラングポートを支配した煌都の絶対支配者であり先代の《大君》。
無手で戦うこともできるがかつて東方で打たれた呪われし双星剣である《破軍・貪狼》を振るう。
顔立ちはアーロンに似ており圧倒的な覇気で周囲を圧倒していた。
- 仮面の女兵士
正体は不明だがフェリとエレインの連携攻撃で褐色の肌と銀髪ということが明らかになった。
フェリは彼女の正体をアイーダだと思っていたのか、肌と髪の色が判明した際には「……ちが、う………?」と呟いている。
仮面の煽り屋の正体。
ヴァンとアニエスが出会った日にアルマータの構成員に殺害されている。
- 仮面の騎士剣使い
正体は不明だが仮面を外した際に金髪と白い肌が露わになった。
またマリエルが素顔を見て驚いている。