ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

ゼムリア大陸西部の東部に位置する民主主義共和国家。『黎の軌跡』の舞台となる国。

建国当初は王制だったが、本編の約100年前に起きた、当時学生であった女性革命家シーナ・ディルクの主導で起きた民主化革命により民主共和制が施行され、現在に至る。なお、彼女の同志には思想家オーギュスト・アルダン、芸術家アラミス・ゲンズブールウルガー・アトキンソン将軍がいたが、オーギュストは革命後にシーナらと思想のすれ違いの末に暴走して処刑されている。

エレボニア帝国とはクロスベル自治州を始めとする土地等の様々な利権をめぐり長年の対立関係にある。


国家首脳は大統領閃の軌跡Ⅳまではサミュエル・ロックスミスがその地位にあったが、総選挙敗北による任期切れにより、七耀暦1207年に退任。創の軌跡ではロイ・グラムハートが新大統領となった。


地球でいうアジア~東欧的な文化を持つ国で、和服や日本の木造建築に似た建物、黒月と書いてヘイユエと読むなど漢字の中国読みのような文化も見られ、他にも浅黒い肌が特徴の中東系の移民も少なくない。

その他にも刀を使った剣技である八葉一刀流、「東方三大武術」と称される泰斗流、月華流、崑崙流など、漢字を使った武術が見られる。


なお、数える数字の読み方及び、首都イーディス市内の地下鉄メトロと記していること、アラミス高等学校の外国語読みから、現実の国のモデルはフランスとされている。


多種多様な民族や文化が混在しているため移民問題が社会問題となっており、《反移民政策主義》をはじめとする一部の過激派が反移民をかがけてテロ活動を行っていた。

またエレボニアほどではないが、旧王国時代からの貴族による平民に対しての選民思想が一部の地域では未だ根強く残っている。


クロスベル独立国の宣言の際にはIBCの資産凍結による経済恐慌が起こっていたが、その後閃の軌跡Ⅳで帝国の起こした大戦の莫大な賠償金で経済は再び潤っており黎の軌跡の時点で帝国を抜き大陸有数の経済大国となった模様。が、七耀暦1208年を以てその賠償金の支払いは終了することとなり、前任の大統領を筆頭にそれに伴う揺れ戻しを懸念する声もある。


地域編集

首都イーディス編集

カルバード共和国の首都にして、ゼムリア大陸最大規模の都市。

90年前に建てられた大統領府や共和国議事堂に面した革命広場、出版社や導力映画館が立ち並ぶ地区、開発から取り残された旧市街、リバーサイドに面した商業地区などがあり、大通りでは白いクローブの街路樹が見られ、また3区には230アージュもする首都のシンボルとも言える巨大建造物・トリオンタワーが存在する。

導力車大国として多彩な車種が街路を走っており、他国に先駆けてアスファルトの舗装道路や信号機なども導入されている。

トラム(電車)網の代わりに主要地区を結んだ「地下鉄」が導入された大陸初の都市としても知られている。


アークライド解決事務所編集

裏解決屋

旧市街にある、ヴァンが営む「裏解決屋(スプリガン)」としての拠点。

ビルの2階にあり、1階にはお洒落なレストラン《モンマルト》が入っている。


アラミス高等学校編集

アラミス生徒会

「新たな国家を担う人材を広く育成する」事を理念に掲げる、首都イーディスにある名門校。

100年前の革命で活躍した芸術家アラミスが校名の由来。設立の参考にはリベール王国ジェニス王立学園エレボニア帝国トールズ士官学院が用いられている。

伝統と革新を両立させつつも、生徒の自主性を重視した方針が特色で、ゼムリア大陸中から多くの生徒を集めるほか、交換留学にも積極的。また、附属中等部も併設されている。

毎年春に開かれる新入生歓迎も兼ねた学園祭・「アラミス学藝祭」は首都の春の代名詞にもなっている。

校風ゆえに生徒会の権限及び責任が強く、ここの生徒会役員となった経歴は社会に出るにあたって大きく評価され、実際に数多くのエリートを輩出している。

七耀暦1208年の時点ではリベール王国のジェニス王立学園とエレボニア帝国のトールズ士官学院・第Ⅱ分校からの留学生が在籍している。


ディルク記念公園編集

イーディス郊外にある自然公園。革命の指導者にして初代共和国の首班シーナ・ディルクの没後に彼女の苗字を取って作られた。入口には革命指導者だった頃のシーナ・ディルクの銅像が建てられている。

映画の撮影に用いられるだけでなく、デートスポットとしても定番らしく学生時代のヴァンエレインやマクシム・ルーガンなどもデートに訪れていた。

ただし、魔獣も出現するために森林区画はその関係から閉鎖されている。

尚、依頼でここを訪れたヴァン達はシーナ・ディルクの像を見て、誰かに似ていると感じているが詳細は不明。


黒芒街編集

首都イーディス地下に存在する十三区。開発から忘れ去られた区画で、裏社会の人間若しくは表に出られない犯罪者などが居住している。当然のことながら、地上の一般市民には知られていない。

軍やCID、警察、果ては遊撃士協会や七耀教会もその存在を認知しているが、犯罪者紛いの集団や猟兵も集っていることが結果として地上に及ぶ危険を減らしている側面があることから半ば放置されている。それどころか、遊撃士やCIDにとっては表で集めにくい情報を仕入れてくれる情報屋や腕の良い武器職人、違法ドラッグや共和国の病院でまだ認められていない医薬品を扱う業者も自然と集まる=有益な情報が多く舞い込んでくるために公然と利用している。

ここにも一定のルールがあり、表の人間には手を出さないのが暗黙のルールとなっている。破ろうものなら先住民達からの制裁が待っており、下手をすれば追い出されてしまう。なお、廃棄区画と呼ばれる最奥は黒芒街の主要街区に住む人間でさえ滅多に立ち入らず、せいぜい一部の半グレやゴロつきぐらいしかいない。

裏社会の関係者が集まるだけあり、結社D∴G教団といった裏社会でも極めつけの組織を認知する人間も多く、ヴァンやエレイン、ジンが贔屓にしている武器職人のモーガンはD∴G教団の壊滅に情報面で協力し、闇医者のイザベルは教団そのものと関わっている。が、流石の彼らも楽園の正確な位置情報などまでは知らなかった。


クレイユ村編集

共和国北西部の田園地帯に位置する農村。

美しいそばの花の田園風景と北西の遥か遠くのノルド高原東部へと至る丘陵や山脈の絶景を求めて観光に訪れる者やレミフェリア公国やオレド自治州にも通じている事から、猟兵団が調達や休息で立ち寄る事が多い。なお、ここで争いを起こす事は全ての猟兵団が禁じており羽振りも良い為か住民からは猟兵団の存在は受け入れられている。立地柄なのか小さな村でありながら住民には東方・中東と言った移民出身者が多くいながらも諍いなく平和に暮らしている。


龍來(ロンライ)編集

共和国東端に位置する温泉街。大きな山岳に囲まれた地域でありラングポートやクロスベルの東方人街などとはまた違った東方色の強い文化を持ち周囲には壮大な瀑布や紅葉の見られる山道なども多く存在する。

現在は道場としては使われていないが泰斗流の道場跡もここに存在している。

エレボニア帝国にある温泉郷ユミルとは同じ温泉街として古くから交流があり領主であるシュバルツァー家とは度々互いに招待している仲である。


アルタイル市編集

共和国最西端に位置する街で黎の軌跡以前で唯一登場した街、かつてD∴G教団の拠点のひとつであるアルタイルロッジがありティオが幼少期に囚われていた場所である。


煌都ラングポート編集

カルバード共和国南部に位置する南海に面した港湾都市。「羅州」とも呼ばれる。

共和国という「多様性の巨大国家」第二の心臓と言える程の勢いを近年、内外に示しており、貿易都市クロスベルやエレボニア帝国の海都オルディスをも超える盛況を見せている。

近代的なビルが立ち並ぶビジネス街・商業地区やオリエンタルな高級料亭・ホテルや劇場を擁する大陸最大の東方人街が広がっており、夜になるとその壮大な夜景が煌くように現れるのが「煌都」の由来。

一方で、共和国最大のマフィア《黒月(ヘイユエ)》の本拠地としても知られている。


工学都市バーゼル編集

カルバード共和国南西部にある山岳を切り取るように開拓された学術工業都市。

自然科学系の学術研究で名を馳せており、古の時代には建築、水利、産業、学術等の機械・器具を手掛ける職人の組合も存在していた。

導力革命後に、バーゼル理科大学とヴェルヌ社による産業協同プロジェクトが開始され、高低差のある区画をエアロトラム(ロープウェイ)で結びつけるなど、美しい景観と両立させた最新の学術工業都市化計画が進んでいる。


バーゼル理科大学編集

バーゼルの中心である学術工業大学。天文台及び巨大な天体望遠鏡が大学のシンボル。ヴェルヌ社とは昔から「産学共同」の協力体制を築いている。


ヴェルヌ社編集

バーゼルに本拠を置く、帝国のラインフォルトグループと並び称されている巨大総合技術メーカー。バーゼルの職人組合とバーゼル理科大学が産学共同で設立したためか、フットワークはやや重いが、学術的な見地から多角的かつ練られた形での開発アプローチを得意とする。

導力革命において、導力器を発明したエプスタイン博士の三高弟の一人にして共和国の導力革命の母、ラトーヤ・ハミルトン博士が技術を持ち帰り、ヴェルヌ社の顧問に就任したが、七耀暦1206年時点では辞している。

大陸史上初となる導力駆動車の開発を成功させてからは、バーゼル理科大学の天体望遠鏡の光景を記録する為の導力写真や導力映像といった先進技術の研究開発にも注力している。


遊興都市サルバッド編集

カルバード共和国南東部に位置する、砂漠のオアシスに面した観光保養都市。

かつては中東系の伝統舞踊や音楽が盛んな宿場町だったが地下水脈の改善で水量が増え、都市整備計画が進み一大リゾート都市として知られている。

都市整備計画で造成された新市街とかつての市街地である伝統地区があり、新市街には新進気鋭の映画制作会社《ベガスフィルム》があるほか、6つ星を獲得しているリゾートホテルやカジノが進出している。一方で伝統地区では本来の中東文化が色濃く残され、そこで開かれる活気溢れるバザールが旅行者や観光客に人気。


古都オラシオン編集

カルバード共和国北東部に位置する、共和国第三の都市で、王国時代の王都でもあった。

主に石で出来た優雅な街並みが特徴で景観条例によって建築様式や高さに制限をかけ、その美しい光景を保護している。

中でも東部にある「総大聖堂」や王国時代の王宮遺構「ヴァシュタール宮跡」は観光スポットとして人気で、総大聖堂は映画の撮影にも使われる事がある。

王国時代の名残で貴族の末裔をはじめとする上流階級が多く暮らしており、それ故に東方や中東系の移民を敵視する者が他の都市に比べ多く移民を標的にしたテロの最大の資金源ともなっている。

そればかりか旧態依然の考えでまだ歴史の浅い映画文化までも敵視する有力者までいて王国時代から続くオペラを持ち上げて映画自体をこき下ろす粗探しをする有様で、もはや常軌を逸している。

後に謝肉祭の舞台に選ばれており、地下で様々な勢力が死闘を繰り広げる事となる。


ネメス島編集

共和国領南海の孤島に存在するプライベート・リゾート。未開発地域も多く、周辺に小さな小島も存在する。

滅多に訪れることができない高級リゾート地で、E・Hという人物が買い取って以来、オーナーになっているが経営はヴィラの支配人達に委ねている。

尚、未開発地域には何故か廃村や廃鉱山、小さな墓、果ては何かの研究施設が建造されており、ここの管理人を務めるある老人はヴィラそのものにも後ろ暗いものを抱いている様子がある。

それもそのはず……………何故なら、この島は…………………


関連人物編集

国家元首編集


共和国政府編集


共和国軍編集


遊撃士協会編集


黒月(ヘイユエ)編集


アラミス高等学校編集


裏解決屋(スプリガン)編集


バーゼル理科大学編集


モンマルト編集

  • ビクトル
  • ポーレット
  • ユメ

メディア関係者編集


芸能界編集



その他編集

  • アーロン・ウェイ
  • ベルモッティ
  • マクシム・ルーガン
  • ジャック・トレバー
  • ハル・コールマン


関連タグ編集

軌跡シリーズ ゼムリア大陸 リベール王国 クロスベル自治州 エレボニア帝国

空の軌跡 零の軌跡 碧の軌跡 閃の軌跡 創の軌跡 黎の軌跡 暁の軌跡

関連記事

親記事

ゼムリア大陸 ぜむりあたいりく

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 27678

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました