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暁の軌跡

あかつきのきせき

日本ファルコム及びユーザージョイが運営していたオンラインゲーム。日本ファルコムの「軌跡シリーズ」の一環であり、同シリーズ10周年記念プロジェクトとして運営が開始された。モバイル移植版の『暁の軌跡M』も存在する。
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概要編集

日本ファルコムの看板シリーズである「軌跡シリーズ」が2016年に10周年を迎えたことで作られた記念スピンオフ作品。クロスベル自治州リベール王国及びレミフェリア公国を舞台とし、若き新米遊撃士ナハトとクロエの冒険を描く。


Unity上で動作する。IE以外のブラウザを使用する場合は専用クライアントのダウンロードが必要。また、かつてはPlayStationシリーズ用のクライアントも存在したが、これはPC版と違い何故かクラウド配信のクライアントであったため、ある程度以上の速度を持つ安定した通信回線が必要だった。

また、モバイル用(AndroidOS/iOS)移植版である「暁の軌跡M」も存在する。これもかつてはNintendo Switch版クライアントが存在した(やはりクラウド配信のクライアントだった)。

なお、ユーザージョイ自身による配信の他、DMM GAMESなどいくつかのプラットフォームで展開されているが、データは基本的に全て別扱いとなる(PlayStationシリーズ間のみ共有可だった)。「M」はAndroidOSとiOSの相互共有が可能。Nintendo Switch版とは同一サーバだったようで、Nintendo Switch版のサービス終了時はAndroidOS/iOS版への移行が行われた。


前出の通り、2022年4月28日にまずNintendo Switch版が、続いて同年6月15日にPlaystation版のサービスが終了している。


2024年3月、同年6月12日をもってサービス終了が発表された。


ゲームシステム編集

基本ゲームシステムは軌跡シリーズの他作を踏襲している。ただし、マップ上でキャラクターを動かして探索を行うのは専用の探索マップに限られており、街は基本的にタウンマップ上での操作となる。『暁の軌跡M』ではその探索マップも存在せず、ダンジョンの探索は後述する「戦闘訓練」のインタフェースで魔物との戦闘を規定回行う内容に置き換えられている。


キャラクターの加入については、メインの4名(後述)についてはゲームの進行に伴って自動入手することができる(他、ログインボーナスでロイドエリィが入手できる)が、それ以外は支援要請(所謂ガチャ)に頼ることになる。ただし、本作では低レアリティキャラでも「覚醒」を繰り返すことで最高レアリティまで持っていくことが可能であるため、育成に時間はかかるが手詰まりになるケースそのものは少ない。


なお、ゲームにはメインのシナリオ進行の他に「戦闘訓練」という、特定のシチュエーションによる戦闘を行うモードもある。難易度がノーマル、ハード、ナイトメアと分かれており、下位難易度を全てクリアすることで上位難易度が解放される。サブモードのように見えるが本モードの進行状況はメインシナリオの進行条件に含まれており、基本的にハード難易度までは全てクリアが必要である。またこのモードの各バトルには「推奨戦力」が設定されており、推奨と言いながらパーティーの総戦力(レベルやパラメータ等を総合した数値)が不足している場合は挑むことすら出来ないため、前出のキャラクター強化はゲーム進行のためには必須である。


作中時間軸編集

クロスベル警察特務支援課ワジを加えた編成で活動しており、さらに序章終盤にキーアが旅行の準備をしている場面が入ることから、「碧の軌跡」序盤のミシュラム保養エピソード付近、七曜暦1204年9月頃と推定される。


この他作中で窺える(主にクロスベル近辺の)情勢は以下の通り。

  • リベルアーク事件、導力停止現象(「空の軌跡」)、D∴G教団事件(「零の軌跡」)が解決済みであることが言及されている。また、西ゼムリア通商会議の終了直後で、ディーターによるクロスベル独立の提案が行われたことに言及がある。
  • 赤い星座≫がクロスベル入りしているが、この時点では目立った事件を起こしておらず、シグムントシャーリィが住民として普通に生活している。
  • ワジがヴァルドを叩きのめした後のため、旧市街の不良少年たちの間に動揺が広がっている。
  • 「アルカンシェル」関係では、≪赤い星座≫のクロスベル襲撃事件がまだ起きていないため、イリアが健在。リーシャの正体もまだ詳らかになっていない。丁度シュリを加えた「金の太陽・銀の月」のアレンジエピソードが公開される直前。
  • リベールで女王生誕祭が開催される。カシウスエステルヨシュアのブライト一家がレンを加えた編成で格闘技大会に出場していることが示唆されている(レンの存在を「ハンディキャップマッチ」と理解したクロエ・ロナードに対し「嫌な予感がする」と感付いた辺りにナハトの直感の鋭さが窺える)。

スピンオフ作品と言われているが、インタビューなどで『暁の軌跡』はパラレル作品の位置づけ及び扱いとなっているので、これらの事は本編の時系列(空から続く物語)とはあくまでも別の異なるストーリーとして独立している作品である。ほんの極一部の設定は本編でも示唆程度に留まっているが、基本はほぼ『暁の軌跡』は本筋とは関係ないパラレルの物語として確立している。


主な登場人物編集

他の「軌跡シリーズ」の登場人物項も参照のこと。なお、以下の4人は軌跡シリーズ本編では現在まで登場していなく、後述のリーヴスラシル以外の3人は存在すらしていない。


暁の軌跡 主役

本作の主人公1。出身地不明、自称16歳(実際にはそれ以下である模様)。遊撃士協会所属の準遊撃士。

元々は猟兵団「ニーズヘッグ」の部隊長であったが、ある事情から猟兵生活を辞めることを決意し、そのための「表の稼業」として遊撃士になることを選んだ経緯を持つ。このため事態に深入りすることや悪目立ちすることを嫌う。また警察関係者やリベール王国に対してはあまりいい感情を抱いていない(リベールは猟兵団に対して断固たる措置を取るため)。一方で猟兵生活によって培われた直感や洞察力は確かで、暴走しがちで危機感の薄いクロエとはよい補完関係にある。当初は厭世的な発言が目立つが、遊撃士として事件を解決していくうちに人々に感謝される充実感に満足を覚え、徐々に真摯な態度をとるようになっていく。一方で事件解決を通じて自分の過去を突き付けられる場面も多い。

キャラクターとしては「防御型」の時属性、☆2が初期デッキの一つとして入手できる。武器は斧槍(いわゆるハルバード)。導力銃が仕込まれている。オーブメントは3段ライン2本のバランス型である。


クロエ・バーネット

本作の主人公2。リベール王国ルーアン出身。16歳。遊撃士協会所属の準遊撃士。

ジェニス王立学園に在学していた程の才媛であるが先天性の致命的な持病があり、ほとんど保健室に閉じこもっていた(故にクローゼとは面識がなく、当然ながら正体も知らない)。そんな中聖ウルスラ病院で先進治療(心臓移植手術であることが作中で言及されている)を受けて奇跡的な回復を遂げ、入院していた聖ウルスラ病院があるクロスベルに恩返しをしたいという気持ちからジェニスを飛び出して遊撃士になった。

直情的で向こう見ずな性格で、悪目立ちを避けたいナハトの胆を冷やし続けている。一方でジェニス在学時代に培われた豊かな知識をも持ち合わせており、これが事件解決に寄与することも多い。

「支援型」の火属性、☆2が初期デッキの一つとして入手できる。武器は、「黒柄流(クロエりゅう)」とクラフトに銘打たれていることからわかる通りの完全な我流。4段ラインと2段ラインのややアーツ寄りオーブメント。

ちなみに見たままと言ってしまえばそれまでではあるが「柔らかくはない」(ナハト談)


クロスベル警察捜査一課」の上級捜査官。「ある教団」(D∴G教団と思われる)の殲滅任務後、残党摘発を主任務としており、このため協力者としてゼムリア大陸を飛び回っている。不真面目な態度が目立つ不良警官と言った風体で、オペレーターである同僚ジリアンの頭を悩ませている。一方で捜査官としては非常に優秀で、嗅覚も鋭く、また普段の態度に似合わず悪事に対する憤り、正義感は非常に強い熱血漢でもある。

作中ある事件の捜査を切っ掛けとして、ナハト達と協力関係になる。

「攻撃型」の風属性。ある程度ゲームを進めることで☆2が入手できる。武器は導力銃であり、この関係か移動力(MOV)が非常に低い。ライン4本(3-1-1-1)の前衛型オーブメントである。


リーヴ

クロスベルのベンチャー企業「エルフェンテック」の社長。作中では「リーヴ」、または「リーヴスラシル」とだけ名乗っており、フルネームは彼女が金儲けに拘る理由と共に第3章で明らかにされる。

<<エインセル号>>の正式な所有者。作中ある目的のためにナハト達と協力関係になる。

ある程度ゲームを進めることで☆2が入手できるが、この時のイベントは覚醒のチュートリアルを兼ねているため実質☆3での加入となる。武器は「オーバルフィスト」で、レミフェリア公国の格闘技であるマーシャルアーツと導力を組み合わせた独特の戦闘スタイルを持つ。オーブメントは全段連結の空属性アーツ特化型。


関連タグ編集

falcom 軌跡シリーズ ゼムリア大陸 クロスベル自治州

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