cv:滝下毅→龍谷修武(碧の軌跡 Evolution以降。滝下の死去により二代目を継承。)
概要
クロスベル自治州旧市街の不良チーム「サーベルバイパー」のリーダー。20歳、無職。
ワジのチーム「テスタメンツ」とは対立しており、何度も抗争を続けていた。
性格は武闘派らしく非常に攻撃的で凶暴、獲物の鎖付き木刀を「力の象徴」と言っている。
一方意外だが面倒見が良く多くの手下には慕われている。
ワジとは幾度とぶつかり合う仲だが、自分の力をぶつけられる相手として内心気に入っているようだった。
(アッバス曰くワジも親友のように思っていたのだろうとのこと)
また子供には優しい人物らしく小さな子供の財布を拾ってあげる一面も。
そのため、『碧の軌跡』でワジが「テスタメンツ」を「卒業」(離脱)して特務支援課へ行ってしまうと、ヴァルドは失望し次第に精神が不安定になり酒に溺れていった。
そして黒幕から、かの教団事件で悪名を挙げた違法薬物・『青のグノーシス』を与えられて魔人化した挙句に暴走。大陸横断鉄道を脱線させるほか、赤い星座のクロスベル市内襲撃に乗じて、かつてのチーム・サーベルバイパーの手下たちを『切り捨てるべき自分の弱さの象徴』と称して、一番下っ端の少年以外の全員を、一撃のもと叩き潰してしまう(これについては後悔する一面もあった)。
なお、ヴァルドが『赤のグノーシス』ではなく、『青のグノーシス』であった理由は、彼の話によると黒幕である人物に【青】で充分相性がよいからと言われたとのこと。
碧の大樹での最終決戦ではワジが真の力である聖痕を発動し、その一騎打ちで敗北する。事件後はグノーシスの後遺症のため、七曜教会の総本山であるアルテリアに連行、療養を受けることになった。
その後、アルテリアにて教会騎士としての修行を受けたらしく、『閃の軌跡Ⅳ』では登場してはいないものの、巨イナル黄昏への抵抗のために一星杯騎士として活動するワジの従騎士となっていたことが明かされた。
『創の軌跡』にて満を持して登場。
かつては荒々しい風貌だったが、グノーシスの後遺症に視力が低下したことが語られ、それにより眼鏡をかけたインテリ系の風貌になり、元不良仲間であった面々や特務支援課の面々などに眼鏡姿が似合わないと弄られていた。
なお、前日譚となるクロスベル解放作戦でも登場しており、従騎士として復職した元帝国解放戦線のメンバーである【S】であったスカーレットと共に支援課のメンバーを支援する。
さらにエピソード『懐かしのホーム』では久しぶりのクロスベル帰郷に昔の血が騒いだ事から一騒動を起こし、ワジ共々ノエルに迷惑をかけている。