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ヴァン・アークライド

ゔぁんあーくらいど

ヴァン・アークライドとは、日本ファルコムのゲーム「黎の軌跡」に登場する主人公。
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プロフィール

出身カルバード共和国
所属裏解決屋(スプリガン)(黎Ⅰ)→アークライド解決事務所(黎Ⅱ)
年齢24歳(黎Ⅰ)→25歳(黎Ⅱ)
身長180cm
武器撃剣(スタンキャリバー)
CV小野大輔

概要

黎の軌跡の主人公。

軌跡シリーズの歴代主人公の中では、主人公になった時点の年齢がCを除き最年長で、時系列的にはCケビンに次ぐ3番目である。尚、生年月日の上ではエステルロイドリィンの三人と二つしか違わない。

カルバード共和国の首都イーディスの旧市街にある古ぼけた雑居ビルに事務所を構える「アークライド解決事務所」を営む裏解決屋の青年。


経歴

人物

仕事柄様々な業界の人間と繋がりを持っておりそれなりに幅広い人脈がある。その関係は多岐に渡り、表社会だけでなく裏社会の人間とも交流を持つためそれが原因で警察やギルドにマークされている。自身が営んでいる《裏解決屋》が場合によっては法律的にもグレーなやり方も行う事もありお世辞にも真っ当な仕事と言い難いためか、出会った一部の人間には胡散臭い目で見られ毛嫌いされる事もある。


上記の理由から法律や秩序を重んじる警察やギルドの一部関係者から面と向かって批判や文句を言われる事が多々あるが、事実であるためか本人は反論せずそれを甘んじて受け入れている(但し、理不尽な物言いをされた際にはアニエスが反論する時がある)。

様々な業界関係者と顔見知りで仕事の上で必要な情報を得たり、逆に依頼を受けたりと貸し借りの関係を結んでいる。他人に「借り」を作りっぱなしにするのは落ち着かないようで出来るだけ早めに返そうとする。


その在り方を知るレンからは「何物にも染まらぬ表と裏の橋渡し、特異点のような人」と評されている。


物語が進むにつれて、遊撃士協会やCIDからの委託依頼も2割増の料金で引き受けるようになる。


プロとして自分の仕事に対してある種の誇りを持ち、どのような仕事であっても文句を言いつつ料金分はきっちりとこなす一面を持つ。

ドライで現実的な性格だがそれなりの正義感を持ち合わせる。また義理人情に厚い一面を持ち、何だかんだで目の前で困っている人を放っておけない性分の持ち主(救けた後で報酬を要求する時もあるが)で自身の定めた流儀を貫き通す事を信条としている。先述の理由もあり依頼人の事情を汲んで依頼料を抑える事もある模様。そして冷静な一面を持ち、常に物事を客観的に観ており仕事の中だけでなく戦闘においてもその冷静さで状況を分析し、危機的状況を切り抜ける場面がある。


自分にとって縁がある人間が困っている時は自分の立場を顧みず、全力で助けようとする。その生き様を知る幼馴染み二人から「“正義の味方”と揶揄される自分達よりも“正義の味方をしている”」「好物のスイーツよりもダダ甘の甘さ」と評されている。しかし、逆に自分が窮地に陥った際には仲間達に助けを求めようとせず自分の力だけで何とかしようとする一面を持ち、エレインとキンケイドはもちろん付き合いがまだ短いアニエス達にも心配される。


「身内」と「他人」を明確に線引しており事務所のメンバーや懇意にしている人間への他人称は「お前/お前さん」を用いるが、初対面の相手や敵対する相手には「あんた」と呼称している。

また交渉能力が高く話術も巧みで、舌先三寸で相手を翻弄する事にも長けている。違法スレスレの仕事も行っているためか法律関係にも詳しく、自分を取り締まろうとした捜査官を法を駆使してやり込める場面がある。そして博識な部分もありゼムリア大陸の国際情勢や教会の聖典、導力工学関係などの様々な知識を有しており、作中ではその分野の専門家と情報交換などを行っている。導力関連の最新技術にも関心を持っているため常に最新情報をチェックしている。


近所に住む人達や利用している店の店員とは仲が良く気軽に会話を交わし、また面倒見が良いためか大家の孫娘であるユメや近所の子ども達から慕われている。仕事で出会い助けられた依頼人達からは深く感謝され好意的な感情を持たれており、後に大きなお返しをされている。


エレイン曰く『同性限定で年上受けが良い』とのことで、実際劇中でもジンディンゴといった年上の同性に可愛がられている。


意外と苦労性で周囲に振り回されており、その度にツッコミを入れている。が、趣味や嗜好が関わると饒舌になり早口で捲し立てるという子どもっぽい部分があり、その際は逆に周囲からツッコミを入れられている。


寝つきは良い方で寝ようと思えば基本どこでもすぐに寝る事が出来る。(休もうと思いすぐ休めると言う観点からフェリ曰く優秀な戦士の証と言っている)


本人は『ハードボイルド』を気取っているつもりではあるのだが、普段の言動や態度から誰からもそう思われていない上仲間達からも「ニヒルを気取っている」「カッコつけ」と評されている(実際に旧市街に住む住人達との交流関係を見る限り、ハードボイルドな生活とは無縁である事が窺える)

また後述の趣味の面での金銭関係や食生活でややだらしない面があるためか、カトルなどからはストレートに「駄目な大人だからアニエスさんが引き締めてあげないとダメかも」と言われることも。


容姿は充分良いのだが、アーロンを始め初対面の子ども達からはよく「オジサン」呼ばわりされている事を結構気にしている。

ユメやキンケイドが指摘している事だがアニエス達を雇ってから「楽しそう」「生き生きしている」と評され、本人も裏解決屋という仕事の中で人の穢れた部分を間近で見続けた事で世の中を錆びた視線で見るようになっていたと述懐している。仕事で共和国の各地を訪れていることから、出張業務で現地に赴いた際には一行の案内役を務めていることが多い。


事務所を経営する個人事業主であるためか、金銭関係に煩い一面を持つ。また趣味人であるためか自分の趣味にはかなりのミラをかけており周囲からは貯金をしているか不安視されているが、事務所の家賃や雇っているアルバイト達へのバイト代はきちんと支払っている。そして後述の寄付金の送金も毎年欠かさず送っている事から、経済観念はそれなりにある模様。


出身は古都オラシオンで、エレインとキンケイドとはこの頃からの仲で一緒に遊んでいた。両親はおらずオラシオンにある『アールズ孤児院』で育った。現在の姓である「アークライド」は当時世話になっていたアークライド院長から取ったもの。当時を知る現在の院長であるフローナによると、何時も仲間に囲まれておりその中心に居たらしい。

孤児院で世話になっていた恩を現在も忘れておらず、匿名の「from spg」で年に一度寄付金を送っておりフローナによるとこの寄付金のお陰で経営が成り立っている模様。



クロスベルの英雄帝国の英雄ほどではないがやや朴念仁な一面を持ち(元恋人のエレインも指摘している)、相手の好意に気付かなかったり無自覚な態度で相手をときめかせたりする若干タラシな部分がある。その場面を目の当たりにしたアーロンは「マジかよコイツ……」と呆れられ、違う場面を目撃したリゼットからは「罪作り」と茶化されている。


作中では「嗅覚」と評されるほどの勘の良さを持つ。その精度はかなりのもので各地区の掲示板に貼られた「4spg」の依頼の有無を感じ取ったり、他人の気配や何らかの危険を感じ取る事が出来るほどで、シズナ・レム・ミスルギからは「観の眼」のようなものと推測されている。

また前述の「嗅覚」による直感だけでなく論理的思考力も高く、調査で得られた情報や手がかりから事件の真相に辿り着く事も多い。




趣味・嗜好

黎の軌跡

スイーツ導力車サウナをこよなく愛しており、限定スイーツやご当地の銘菓を口にするとプロ顔負けの食レポを始めよく仲間達を呆れさせている(特にアーロン、反面好意を持っているアニエスからは可愛いと思われている)。幼馴染みであるエレインによると昔はここまで大げさではなかったらしい。(どうやら15~16歳頃受験に専念していた際に再燃したとの事)またスイーツの知識は豊富で希少な食材の存在も知っており、劇中ではその知識を生かして新作メニューの開発にも一役買っている。

そのため仲間達からは「お菓子を出せば簡単に依頼をうけてもらえる」とか「敵がお菓子を出したら簡単に篭絡されそう」と言われている程だが、本人は「ちゃんと弁えている」と述べている。しかし、《黒月》のツァオ・リーや女優のニナ・フェンリィの依頼を頼まれた際には高級品の生ドライフルーツや地域限定スイーツに見事に釣られており、結果として依頼を引き受ける事となっている。

そもそも作中で最初の依頼であるアニエスの依頼を受けたきっかけがアンダルシアの晩夏限定ケーキが手付だったからである。

ちなみに毎年首都で行われている《イーディス・スイーツコンテスト》の受賞作のスイーツは毎年制覇を志しているようである。


好きな自動車メーカーは共和国の4大ライセンシーの一つ《インゲルト》。

愛車は「《インゲルト》ピックアップトラック・ナイトブレイカー(1204年モデル)」

中古ではあるが独自のカスタマイズを施しており、本人曰く「そこらの高級車よりもミラや手間をかけている」との事。(現在の車は二代目であり前の車はある依頼人の投擲武器として使われ廃車にされており、元の状態に戻すのに二年かかったらしい)特に足回りとフロントを弄っておりパワーと小回りを両立させているため乗り心地がよく、搭乗した面々からも称賛されている。当初は5人乗りだったが、サルバッドの事件を解決した際にシェリド公太子から『追加報酬』として贈られた後部座席用のカスタムパーツで拡張した事により8人乗りのSUVになった。

好きこそ物の上手なれといった感じで運転技術も堪能であり、プロのレーサーにも引けを取らない腕前を持っており、首都高を拠点とする走り屋たちとも交流を持ちたまにレースに興じており、さらには解決屋の仕事の一環ではあるがZ-1レースでプロ達に混じって密かにマシンに乗ってもいる。

本編では持ち主であるヴァンだけでなく免許を持つアーロン、リゼット、ジュディスも運転を担当している。(そのため長距離の移動の際は運転を交代し休憩をとるなどしている)


サウナに関しては他の趣味よりも人に布教する事を積極的に行っており仲間内の中ではこれを「サ道」と称しており仕事の後には自分へのご褒美として良く近所のサウナに足しげく通っている。

サウナに入っている時は目を瞑り心を落ち着けるタイプであり(本人曰くこれを「儀式(セッション)」と呼んでいる)その最中に五月蝿く騒ぐ者には容赦なく脅しをかけている。


共和国で盛んな《導力映画》も好きで映画館に頻繁に足を運ぶ。観るジャンルは特に決まっておらず、様々なジャンルを片っ端から見ていくタイプ。そのため映画に対しては造詣が深い面があり、上映後に仲間達や知り合いと感想や撮影方法について意見を交換する場面がある。

またチェスのルールを熟知し、各種ギャンブルも一通りルールを把握しているなど意外と多趣味な一面を持つ。ギャンブルの腕前はかなりのもので裏技込みとはいえ、ゼムリア大陸ではおそらく最強のギャンブラーであるジャック・トレバーとハル・コールマンの二人に対して5回に2回は勝てるらしい。


そして軌跡シリーズ主人公の恒例とも言える釣りも嗜んでおり、リベールや帝国に比べ共和国では玄人向きの趣味ではあるものの幼少期はエレインやルネを誘って良く釣りをしていたとの事、最近は忙しくてやっていなかったが黎Ⅱで釣具店カンセールの面々に釣具を頂いた事により再び始める事になる。



活躍

創の軌跡

直接的な出番はなかったもののエレインやキンケイドが話題にあげていたり、レンがディンゴに依頼した調査の手伝いもしていたことが後に明らかになった。



黎の軌跡

物語が始まった七曜暦1208年の時点で一人で《アークライド解決事務所》を営んでいた。

そんなある日《アークライド解決事務所》を一人の女学生――アニエス・クローデル――が訪れた所から物語は始まる。

この時アニエスから「曽祖父の遺産」の捜索を依頼され、これを契機にアニエスの探し物である《オクト=ゲネシス》に関連する一連の事件に遭遇し、事件の裏で暗躍する《A》ことマフィア《アルマータ》とも因縁が生まれ共和国の各地で彼らが起こす事件に関わっていき対決していく事となる。


また、7年前に疎遠となっていた幼馴染みであるエレイン・オークレールルネ・キンケイドとも事件の中で再会し二人が所属する組織とも面識を持つようになり、協力し合い旧交を温める機会が増えていく。


更に共和国各地で起きるゲネシスが関連する事件を「出張業務」として現地に赴き解決していく内に依頼人や関係者挙句の果てに他社からの「長期出向」という名目で、ヴァンに恩義を感じた者達が彼の意思を無視して事務所に押しかけてくるようになる(そして章の最後に、何も聞かされていないヴァンが嘆くのがお約束となっている)。

所長である自分の了承を得ずに次から次へと増えていくメンバー達に対して頭を抱えているが、持ち前の面倒見の良さを発揮しさり気なく見守ったり助言を与えたりしている。また、所員達が窮地に陥った際には自分の身を顧みずに身体を張って守ろうとする。


その生き様を見たアーロンからは「自分達に与えてばかりで恩を返させようとしない」と評されており、事務所に集まるメンバー達はヴァンへの恩だけでなくその危うさを見過ごせないから共にいるという面もある模様。


意外と過保護な面を持ち夜の街の情報収集や危険な場所へ赴く際には単独行動が多く、自分達に配慮してくれるのは分かるが、遠ざけられるのは寂しいとアニエス達から文句を言われている。

他者を思いやる優しさ持つ一方で心の中に壁を張って立ち入らそうとせず、何処か他者を遠ざけようとする一面を持ち、その態度を仲間達からは不満に思われている。


オラシオンでの謝肉祭では、ある考えを持って一行を離脱して別行動を取りたいと告げるアニエスに対して理由を問わずに即断即決で送り出し、その成果を称賛している。出会ってから日々成長する彼女に対して後に「喰えなくなった」とその成長を認めるコメントをしている。



ゼムリア大陸各地で起きた事件については一通り握しており、各事件の関係者の一部と面識を持つ。

七曜暦1205年頃に起きた《北方戦役》では、帝国のA級遊撃士であるサラ・バレスタイントヴァル・ランドナーの二人と共和国方面からノーザンブリア自治州への潜入ルートの確保で知己を得ている。


カルバード共和国とエレボニア帝国の間で起こった1206年の《ヨルムンガンド戦役》では“千の陽炎”作戦に参加しており、この頃に《》と知り合っている。(恐らくこの際にツンツン頭の神父さんとも知り合ったと思われる)

その半年後に起こった《クロスベル再事変》では直接居合わせた訳ではないが、事件の顛末を知り得ており、サルバッドやバーゼルの事件では当時の状況をかいつまんでだが仲間達に話している。


結社》の関係者であるヨルグ・ローゼンベルクは以前からの個人的な知り合い。後にレンと共に彼から贈られた荷物を見つけた際には、ヴァン自身へ宛てた手紙も同封されており「己の魂から目を背けるな」と綴られていた。その縁から「組織」から脱走した元・殺し屋の二人組を預けている。











※終盤のネタバレ注意。












過去

黎の軌跡 幼なじみ ヴァンエレ(rkgk)

終章で明らかになったが、実は幼馴染みであるエレインやキンケイドと同じくアラミス高等学校OB。そのため在校生であるアニエスやレンは後輩に当たる。

依頼に訪れたアニエスの通う学校を制服を見て言い当て、学校の校風や行事関連を把握していたのはこのため(レンもヴァンがアラミスのOBである事に当初から気付いていた)。現在もアラミスで教鞭を取っているパウエル教諭は当時の担任であり、後に再会して言葉を交わしている(パウエルによると教員生活で最も印象深い生徒であったとの事)。ヴァン本人によると2年生の5月頃に中退したらしい。


アールズ孤児院から遠方の里親に引き取られた後色々あったらしく、本編の10年前に引取先が変わり周囲の勧めもあってアラミス高等学校の入学試験を受験。無事合格、入学式でオラシオンで別れたきりになっていたエレインとキンケイドの幼馴染み二人と再会する。

その後5月に行われた生徒会長選挙でキンケイドが出馬し当選した事で生徒会長となり、幼馴染みの縁でエレインと共に1年生から生徒会の業務を手伝っていた。


エレインとは幼少時に互いに想い合っていた事と高校で再会してから舞い上がっていた事もあり、急速に距離が縮まった事でお互いの想いを伝えあい(告白はヴァンからしたらしい)秋頃から交際関係になった。リア充という感じではなくキンケイドの彼女のように部活の休憩中に甲斐甲斐しく差し入れなどもないお互い顔を合わせると照れ隠しで言い合いを始めるような仲だったらしい。その初々しい付き合い振りを全校生徒や教員に至るまで微笑ましく見守っていたある意味学校一注目されていたカップルだったのだがヴァンはそのことを全く知らなかった。

というのもエレイン狙いだった男子からの横槍を未然に防ぐためにキンケイドがそう誘導した部分があるらしい。


ヴァンによると半年しか続かなかったおママゴトで恋人らしい事は殆ど出来なかったと述懐している。交際中にエレインがMWLとみっしぃに興味を持ったため来年大陸鉄道を使って一緒に行こうと約束していたが、後述の理由でそれは叶わぬ約束となってしまった。


学生生活の中では後の《裏解決屋》の原点にもなった様々な部活に助っ人として参加する『何でも屋』を営み小遣いを稼いでおり、校内では『伝説の盛り上げ屋』として名を馳せていた。そしてキンケイドやエレイン達と首都の風物詩となっている「アラミス学藝祭」を企画・運営し大成功させるというある種真っ当な青春を送っていた。

アラミス高等学校の近くにあるパティスリー《アンダルシア》は在校時代に通い詰めており、エレインによると全メニューを制覇した模様。中退してから店に訪れた際にオーナーであるホランドと再会したが、その名前を覚えられていた(ホランド曰く「とても美味しそうに食べてくれていたとの事」)


学藝祭後に行われた生徒会長選挙では、演説を行う予定であったキンケイドから土壇場で代役を頼まれエレインの応援演説を行った(相当悪ノリしたらしく、エレインは生徒会長就任後周囲から相当怖がられたと文句を言っている。但しヴァンによると、多少は誇張したがほぼ事実しか言っていないとの事)。

エレインが生徒会長に当選した後、周囲からは副会長を引き受けると思われていたが突然何も言わずに自主退学をしてしまう。そしてキンケイドに「悪い、エレインを頼む」という置き手紙を、エレインには不器用な謝罪の手紙を残し行方を眩ませた。


アラミスを中退した理由としては本人曰く「向いていなかった」とのことで、自身が何かに属したり群れたりするのが苦手だと仲間達に話しているが、話を聞いていたカトル達からは「その言い訳には無理がある」とツッコまれている。


退学後は共和国の各地を当て所無く彷徨っていた際に自身が内に秘めていた“力”が暴走しかけ、嘗て世話になった守護騎士であるグンター・バルクホルンが体を張ってその暴走を抑えた。その際にバルクホルンは重症を負ってしまい、後に他の兄弟弟子達から懐疑的な感情を抱かれるようになる切っ掛けとなっている。

その後19歳の時に龍來(ロンライ)にある《泰斗流》の道場跡(キリカ・ロウランの父親、リュウガ・ロウランが営んでいた道場)で半年間暮らし、彼から《崑崙流》を一通り叩き込まれた。後に兄弟弟子達と出会った際には「落ちこぼれ」と評され見下されているが当人もその自覚を持っており、世に存在を出さない“裏弟子”を自称している。修行中にバルクホルンから「芯の置き方が他人と違う」「まるで最初からこの世に自分の居場所がないと感じている」と指摘されている。


現在の戦い方は今の得物である撃剣にカシムから指導された『零式剄術(ゼロ・ストライク)』及びバルクホルンから伝授された《崑崙流》の型を取り入れたもので、後に共闘したジンからはそれを見抜かれている。ヴァンはアーロンと同じく武の道を極めるためにすべてを捧げるタイプではないのだが《崑崙流》の鍛錬自体は現在も続けているようで、4spgの依頼で《崑崙流》の型を披露している場面がある。その際に《月華流》の型を披露するために助っ人として呼ばれた遊撃士のシャオリンからはその技のキレを「長年真摯に鍛錬を積まないと至れるものではない」と称賛され、信頼を得る事となった。

またベルガルドとのコネクトイベントでは武器メーカー「ゼクトアームズ」が雇っている最新鋭の軍用銃で武装した私兵達に対して、撃剣を使用せず《崑崙流》の技を駆使して無手で制圧している。


バルクホルンとの“修行”を終えた後、手探りで《裏解決屋》を開業。この頃にヨルグ老人の紹介で共和国方面に訪れていたレンと出会い、“博士”に追われていた彼女を短期間匿い面倒を見ている(時系列的には「影の国」の騒動と「零の軌跡」の間)。

後に首都でレンと5年振りに再会。ヴァンは当時の自分は駆け出しで殆ど力になっていないと語っているが当時世話になったレンからは過小評価が過ぎると評され、彼女からはエステルロイドとは違った信頼を寄せられている。そのためヴァンなら悩んでいるアニエスの力になってくれると思い《アークライド解決事務所》を導力ネット経由という形で紹介した。


その後は煌都ラングポートに渡り下宿生活をして数ヶ月ほど下積みを積んでいた。煌都の東方人街を拠点とするジャックとハルのコンビとはこの頃に知り合っている。煌都で下積み生活を終えた後は首都に戻った。3年前にCIDの分析官となっていたキンケイド、遊撃士になっていたエレインが居合わせた現場に赴いた際に遠目から邂逅しているが、その時は言葉を交わさなかった模様。


キンケイドはヴァンが法律的にグレーゾーンな仕事も引き受ける《裏解決屋》を始めた事を知った際には当初は呆れたらしいが、その在り方については納得したらしく後に直接再会するまでは間接的に協力し合っていた。

エレインに対して一方的に別れを告げ彼女を傷付けたという罪悪感を抱き続けており、彼女曰く4年間会わないようにしていた。但し、お互い首都を拠点として活動していた為ベルモッティやシノなど共通の知り合いも多い。



終盤にアルマータが第七のゲネシスを利用して首都の汎魔化を引き起こした際には、調査を進めるうちにこの事件に自分も関わっている事を確信する。

首都に散っていた仲間たちと合流し、大勢の協力者たちの助力を経てゲネシスタワーに突入すると、今回の異変の“大元”にたどり着くために力を貸してほしいと仲間たちに頼み、共にジェラールの元に向かった。

この時からとある決意を固めていたことが後にわかるが、所々首をかしげているアニエスは違和感を感じながらもヴァンの事情を知らないのでやろうとしている事まではわからず、ヴァンの事情を知っているベルガルドは薄々感づいていたが何も言わなかった。

そしてジェラールと対面した時に彼が隠していた秘密が明らかになる。



孤児院を出た後の経緯は不明だが、ヴァンは当時大陸全土で猛威を振るっていたD∴G教団の手に落ちる。その実験の中でヴァンは数多くの責め苦を受け掃討作戦でバルクホルンに保護された頃には心身喪失状態であった。

その後奇跡的に回復し、周囲の勧めもあってアラミス高等学校の入学試験を受け合格。入学式でエレインとキンケイドに再会する。



D∴G教団の教団ロッジに軟禁されていた頃に研究者から七耀教会の外典・エゼル記を毎日のように読まされ、そこで幼い頃から抱いていた自分に対する疑念の正体を知った模様。




ヴァンは七耀教会の外典に記される高位次元の悪魔………世界が一度書き換えられた際に新たに五柱が加わった七十七の悪魔の一柱、《漂泊の魔王》ヴァグランツ・ザイオンの依代でありその身体には魔王の力の源である魔核(デアボリク・コア)を宿していた。


女神を否定するD∴G教団にとってその魔核は正に大当たりで、別のロッジを統括していた幹部司祭に献上され、拷問同然の実験で魔核を抽出される。そして幹部司祭は魔核を何の躊躇もなく自身に取り込み、文字通り彼は生まれ変わる事となった。


ヴァンの嗅覚がグノーシスによるものかは不明であるが、ヴァン自身の台詞から投与された経験がある模様。メアによると《グレンデル》とは「魔王の力を抑えるための拘束具」であり、ヴァンが内に宿す魔王の力が暴走しないようにシャードで形成された装甲で強引に抑え込み力を解放する「」であると説明している。


自分の正体を知った時からこの世界に居る事に対して後ろめたさと罪悪感を感じており、ジェラールとの決着をつけて魔核を取り戻した際には、魔核の力を抑え込む為に自身に取り込み魔王の姿になってしまった際には一切の躊躇もなく自分を“外”への狭間へと封じこめて消え去ることを“選択”した。


そしてそのまま飛び去り、自身を狭間に封じ込めようとしていたが追いかけて来た仲間たちの言葉によりヴァンがこの世界で紡いできた縁と絆、そして業を思い知る。

それによりヴァンは自分の選択を取り消して元の世界に戻ってきた。


それから3週間は事件の後始末であっという間に過ぎてしまい、アークライド解決事務所のメンバーが首都を離れることになる。

しかしそれは事務所をやめるというわけではなく一旦首都を離れるだけであり、それを知らなかったヴァンは黙っていたアニエスに文句を言うことになる。

その後はアニエスと共に他のメンバーを見送ると、彼女を車で実家まで送る最中に学藝祭を理由にアルバイトを月一回に減らすように言ったが、月二回で落としどころになった。


その際に自分と魔王の繋がりは未だに途切れおらず、魔王自身も消える直前に『自分とヴァンは何処までも同じ』『何時に安息の日は無い』と告げておりいつまた表に出てくるとも限らない。そうなった時はまた同じ選択を取るかもしれないと述懐している。


だが諦めの悪すぎる連中が放ってくれないと身に染みたので、今度はもう少し考えるとアニエスにも約束している。


なおそのアニエスから家に寄っていくように言われ断ろうとしたが、彼女がアンダルシアの冬季限定ケーキを買っていたので寄っていったらしい。

しかしその時に同席した父親によるとケーキだけを食べてそそくさと帰ってしまったとのこと。

EDでは帰るヴァンを見送るアニエスから始まり、ヴァンを含めた仲間たちがそれぞれの場所で楽しそうに過ごしているイラストを見ることができる。





黎の軌跡Ⅱ

ヴァンエレ ドライブ

前作で《アルマータ》との決着が付き年末であった事からアニエスを除く事務所の仲間達は首都を離れている。ちなみにその年末にはたまたま都合がついた幼馴染の二人とベルモッティの店に飲みに行ったとのこと。

すっかり寂しくなった事務所でひとり気ままにハードボイルドな日々(本人談)を過ごしていた。

ぼちぼち依頼はこなしているそうだが10時を回っても寝ていたので、エレインからはお目付け役がいないからとはいえ腑抜けすぎではないかと言われるほどである。


しかし年が明けた七曜暦1209年1月、首都イーディスで裏社会の関係者が襲撃され惨殺されるという猟奇殺人事件が起き始める。そして2月半ばにCIDの特殊部隊『ハーキュリーズ』の中隊が惨殺されるという事態にまで発展してしまう。


依頼をするために事務所に訪れたエレインから現場で『紅黎い異形の怪物』が目撃され、自身がCIDと遊撃士教会に重要参考人として挙げられつつある事を知り彼女と共に調査に乗り出す事となる。


首都を巡り調査を進める内に紅黎い獣に遭遇するが、返り討ちに遭ったばかりかエレインを目の前で殺されて自らも殺される。しかし、遅れて辿り着いたアニエスが保有していたゲネシスによって時間を巻き戻され、今度はアニエスとキンケイドと共に紅黎い獣に挑み、再びグレンデルに変身する事で死を回避する。苦戦するが、かつて面倒を見たスウィンとナーディアが駆けつけて撃退に成功。以後は事務所をスウィンとナーディアに任せて各方面の事務所のメンバー達と共にアルマータの遺産について調査をしていくことになる。


前作ではアニエスに庇われた際には「俺なんかのために」などと思うほどだったが、今作ではそのようなことはない。

実際にアーロンにあと4、5年もすれば嫌でも老けてくるなど未来を見据える言葉を当然のように言えるようになっていたり、ベルガルドが過去に自分を生かして生きる道を示してくれたという想い報いるためにも殺されるわけにはいかないとも言えるようになっている。

アニエスの意志の強さ(裏解決屋という足場に自分から飛び込みありえないくらいの意志の強さで自分の筋を通してほしいものを掴んできた。特にヴァンが魔王になって一度消えた時に彼女が迷わずに立ち上がったことと、その魔王に正面から啖呵を切った事は想像もしていなかったらしい。)に少なからず引っ張られてきた所があり、諦めかけていた自分を何としても手放したくないと思えるようになっている。

ただし一人で背負い込む悪癖についてはまだ直っていない。


メッセルダムやラングポートを巡りながら紅のフラグメントと呼ばれていたアルマータの遺産である第八のゲネシスの外殻を集めていき、ネメス島でもハーウッドの思惑に巻き込まれながらも外殻の最後の一つを入手。しかし突如襲来したガーデンマスターとグレンデル=ゾルガとの戦闘で予想外のことが起きてしまい外殻を奪われてしまい、第八のゲネシスが完成してしまう。

その際にアニエスが所持していた全てのゲネシスがガーデンマスターに引き寄せられて奪われてしまったが、ヴァンは何とか第一のゲネシスだけは奪われるのを防いだ。

スウィンとナーディアが去る中で繰り返しの3日間を過ごしながら奪われてしまったゲネシスを奪還していくことになる。解決事務所の仲間たちや協力者、ゲネシスの巻き戻しなどで自らの死の運命を回避していくことになる。

リオンとの会話で8年前の事が少しだけ明らかになるが、アラミスを中退して放浪してバルクホルンに拾われた時に一度魔王の力を暴走させかけたことがあったらしい。その時のヴァンは魔核を失っていたのでただの力の残滓なのだが、一帯の命を刈りつくすには十分であり、バルクホルンが身を挺して庇ってくれなければ自分が人にすら戻れなかったかもしれないと述べていた。

この時にバルクホルンは大怪我を負ってしまいその理由をどれだけ聞かれても話さなかったので、セリスとリオンはヴァンに不信感を抱くことになった。


元凶であるガーデンマスターとの決着をつけてゲネシスを全て取り戻すことができたが、なぜかゲネシスから光が消えて機能停止してしまう。

それでもすべてが揃ったことは確かなのでアニエスからも改めて依頼達成を感謝されるが、それにより彼女がアルバイトを続ける口実が無くなってしまった。それをアーロンに煽られた際には人手が足りないことと最初の交換条件(アニエスが諦めないなら今後も手伝うかわりに、ゲネシスや手記の情報などをその都度提供すること)が果たされておらず、わからないことが多すぎるので完全に依頼達成とは言えないということで助手として雇い続けることになった。

なお同時に助手に立候補してきたシズナは却下しているので本当に人手が足りなかったのかは不明。もしも足りていなかったとしても流石に雇えなかったのかもしれない。



その後の3週間はアラミス学藝祭の準備などを手伝いながら過ごしていた。セリスとリオンなどに裏解決屋らしくないとツッコまれていたが本人も気にしているらしい。ヴァンがやったのは企画段階のアドバイスのみで特別ステージなどの詳細は聞いていない。

実は朝に《C》から「本日16:30、トリオンタワー前に来られたし」というメールが送られてきたので、特別ステージを最後まで見られないことを残念に思いながらも途中で抜け出してしまう。

トリオンタワー前で僧兵たちと遭遇してここは引くように言われるが、メールを4spgとして受け取ったヴァンはそれを拒否。逆に引かせることになったのだが、入れ替わりに仲間たちがその場に駆け付ける。

ヴァンの様子がおかしいことは他の者たちもとっくに気が付いていたので、アーロンとフェリが特別ステージの最中にヴァンがこっそり出ていくのを目撃していたらしい。

アニエスなどは涙交じりに激怒しておりあまりの迫力にヴァンは後ずさってしまうほどだった。

全員の力を借りて《C》の正体を見抜いて決着をつけると学藝祭に戻り、何とか間に合った最終ステージを見届けることができ、その出来栄えを後夜祭でアニエスに悔しいが自分たち以上だったと賞賛した。

ゲネシスにはもっと重大な秘密が隠されているというアニエスの言葉にも同意しており、そこにメアやグレンデルも関わっているので自分も無関係ではいられないことを自覚している。

しかし自分だけではなく仲間たちを見て「もちろんあいつらもな」と自然と言えるようにはなった様子。

アニエスの改めて見習いたいことを告げられた時は驚いたような表情になっていたが、フェリ達に呼ばれて二人で後夜祭を楽しむ仲間たちの元に向かった。


EDではアニエスが買ってきたスイーツをシズナに盗られて激怒していたり、モンマルトに戻ってきたベルガルドと再会するなど、日常に戻った彼を見ることができる。




グレンデル

アタシは選択を提示するだけ—――

悪夢を纏う、纏わないの?


——いいだろう、悪夢なんざ

十何年も前から見続けている‥‥

とっととやれ——!


りょーかい、アタシに任せて!

シャード解放—―

悪夢を纏え!(テイク・ザ・グレンデル)

悪夢を纏う、纏わないの?

通称『黎を纏いし魔装鬼


ヴァンのザイファの支援AI「メア」がホログラムとして顕現することでに変身することができる形態。


全身に水色のラインが走り、獣の如きフォルムの黒き装甲に覆われた姿。戦闘においては獣のような雄叫びを上げ、両腕の鉤爪を用いた徒手空拳で戦闘を行う。また、変身する度に新たなクラフトを獲得していく。


身体能力が著しく上昇する反面、変身を解除した後に体力を著しく消耗してしまうのが難点である。


《グレンデル》には謎が多く、アニエスが所持する《ゲネシス》が輝くと同時に位相空間が展開し、周囲の時間が停止。ヴァンと仲間達のみが動くことが出来る。メアがヴァンに対し選択を提示し、選ぶことで《グレンデル》へ変身する。(実際は選択と言う体の一択)


サルバッドの事件では2回変身するが一度目は何らかの理由で失敗し、動くことすらままならない状態となる。後にバーゼルの事件で変身した際には出現したメアがカトルを見て「触媒」と言っていることから変身の際に何らかの条件が足りていなかったと思われる。


リゼットの分析では《グレンデル》自体は高密度のシャードで形成されているとのこと。


メア自体にも謎が多く、本来は自らの意思などない一介のホロウコアであるはずの彼女が自由意志を持つ事になったのも謎に包まれており、実際このレベルのAIの開発は現在のゼムリア大陸の技術力では「技術的特異点」でも起きない限り到達不可能とされている。

ヴァン達との会話の中で自らの出自について「聞こえているのに認識できない」言葉を話しているが、リゼットには心当たりがある模様


当初自由な変身は不可能であったが、リゼットやカトルの解析によって《ゲネシス》を持つアニエスが傍にいる事で限定的な場でのみ『黎に駆けたる魔装鬼』である《グレンデル・アルター》に変身できるようになった。

但しメアによると過度な変身は何らかのペナルティがあるらしく、強敵相手限定という形になる(特定のイベントバトルで「限定解禁」という形で選択が可能になる)





対人関係


アニエス・クローデル――依頼人にして初めての助手。そしてアラミスの後輩。ヴァンは気が付いていないが、出会った頃から好意を抱かれているが彼女から寄せられている想いには気付いていない。バイトを始める前には本当にやるかのどうかと何度も確認し、自分の流儀にアニエスが染まることを心配して初めての出張業務のあともバイトを続けるかどうか改めて確認している。しかし様々な困難を共にくぐり抜けた事により助手として誰よりも信頼するようになり、オラシオンで行われた謝肉祭の終盤では単独行動を取りたいと告げられた際には、即断即決し送り出している。その成長ぶりについては終盤で「喰えなくなった」と称賛する言葉を告げている。

Ⅱでは全てのゲネシスが揃った際にはアニエスが助手を続ける口実が無くなったのだが、「人手が足りない」と「最初の交換条件がまだ果たされていない」とヴァンの方から提案したのでそのまま続けることになった。


フェリ・アルファイド――元依頼人。事件後に戦士団から勘当(実質父の意向で娘を修業させるため)されたため、預かる形でアルバイトとして雇う。世間知らずな一面を持つ彼女を度々フォローしている。猟兵としての実力を認めており、戦力として当てにしている。実は彼女の兄であるカシム・アルファイドとも面識を持つ。ちなみにヴァンが万が一でもフェリに手を出した場合は“全クルガ”を持って死を与えるか色々な意味で“責任”をとってもらうとフェリの父であるハサンに脅されている。


アーロン・ウェイ――煌都の事件で知り合った関係者にして依頼人。「オッサン」呼ばわりしてくるせいか、やや邪険に扱うがアルバイトとして雇う(最初の頃は下手を打ったら即クビにすると言っていた)。武術の腕前と勘の良さ、そして老若男女あらゆる人を引きつけるカリスマ性は認めている。一方で自分と似ている部分がある事も見抜いており時にはアニエスよりも彼の秘めた思考を見抜く場面がある、他の所員と同じく見守っている。そしてアーロンの方もヴァンが自分を顧みない無茶振りや自己犠牲的な危うさを見抜いており、彼が無茶をすると怒号を上げる事が多くその身を気遣っている事が窺える。


リゼット・トワイニング――マルドゥック社のSC。ヴァンとは社外テスターとして通信越しであるが、三年近くの付き合い。サルバッドへ出張業務窮地に赴いた際に窮地の所を救われ、その後は『派遣社員』の名目で行動を共にし事件を解決した。事件解決後は『長期出向』の名目で押しかけられる事に。MK社は信用していないが、リゼット個人は信頼している。ある理由から彼女の「正体」を察していた。


カトル・サリシオン――バーゼル理科大学の助手。出張業務で工学都市バーゼルを訪れた際に出会い、起きた事件を共に解決する。解決後は『技術顧問』として雇うことになる。当初は性別に疑問を持った事とヴェルヌの調査を行うという事でぶっきらぼうな態度を取られていたが、事件中にかけた言葉と助けられた事で信頼されるようになる。共通の関わりを互いに察していた。


ジュディス・ランスター――映画女優。ある依頼で《怪盗グリムキャッツ》として遭遇し、早々と正体を見抜くが「面倒くさい」という理由で放置していた。後にニナ・フェンリィとの共同依頼を受ける。その後龍來で再会後、パパラッチから隠れる意味と裏仕事用のセカンドハウスの確保として事務所に転がり込む。年齢が近い事と性格的な相性、同じような変身をする者同士と言う事もあり本音で言い合える関係を築く。ヴァン自身が映画に造詣が深い事から作品の批評や手法を語り合う事もある。


ベルガルド・ゼーマン――かつて世話になった師父。10年前に初めて出会い、高校退学後当て所なく彷徨っていた時に再会。半年間修行を付けてもらい《崑崙流》を一通り叩き込まれた。ヴァンにとっては頭が上がらない恩人であり、彼が常に敬意を払う数少ない人物。風の便りで他の弟子を庇って亡くなったと聞かされていたため、再会した時は絶叫してしまった。他の弟子によるとヴァンはベルガルドの弟子の中でも落ちこぼれだったらしい。


エレイン・オークレール――幼馴染みでかつての恋人。ヴァンのスイーツ好きは彼女の実家が原因の一つ。高校時代の秋頃から半年ほど付き合っていたが、2年進級後に謝罪の手紙を残し姿を消す。キンケイドと事務所のメンバーだけでなく二人の共通の知り合いのほぼ全員が仲を察し、同時に拗れた仲を心配されている。

Ⅱでは事件への共同調査を経てお互いに歩み寄るようになり、今後の二人の可能性についても話をするようになるが、ヴァン自身の問題が解決するまでは周囲に無責任な事は出来ないとして、未だ復縁には至っていない。引き取られた後にD∴G教団の手に落ちた程度には話せた模様。


ルネ・キンケイド――もう一人の幼馴染み。「鬼畜眼鏡」と毒づいており、兄貴分を気取りながらも馬が合い、コンビを組んでエレインを困らせていた。本編の三年前にキンケイドとエレインが偶然居合わせた現場で遠目に再会し、その後直接顔を合わせる。腐れ縁で仕事面でも振り回してくるが、お互いを信頼している為か現在でも良好な関係。エレインとの関係を心配しながら、現在も見守っている。


スウィン・アーベルナーディア・レイン――かつての依頼人。数年後に首都にやってきた彼らと再会し、ヴァンが首都を離れている間裏解決屋代行を任せることになる。


シズナ・レム・ミスルギ――侍衆《斑鳩》の副長にして《黒神一刀流》を修めた《白銀の剣聖》の称号を持つ女剣士。事務所の慰安旅行で訪れた龍來で邂逅する以前からその噂だけは聞いていた。ある出来事から手合わせをし、何故か気に入られてしまいちょくちょく絡んでくるようになる。ヴァンの方はその底が見えない実力と彼女が厄介事に首を突っ込む性質である事からやや敬遠している部分がある。本編の選択肢次第では共闘できるが、選ばなかった場合は敵対する事になる。

Ⅱでは助手の募集としてアニエスをアルバイトに引き留める際にシズナも助手に立候補したがヴァンはすぐに断った。


レン・ブライト――《裏解決屋》を始めた頃に出会った最初の依頼人。アラミス高等学校に留学していた事は掴んでいたが、敢えて接触はしていなかった。レンの方は当時面倒を見てもらった恩を忘れておらず、変わらない信頼を寄せている。アニエスに導力ネット経由という形で彼を紹介し、物語が始まる切っ掛けを作っている。たまに周囲に内緒で依頼を受ける時がある。その後も様々な場面で協力している。


セリス・オルテシア――姉弟子にあたる星杯騎士。当初は良く思われていなかったが、相棒のリオンよりは一足早くヴァンと認め合う事となる。が、それ故最後のゲネシスを巡るある事件ではヴァンへの情を抱きながらも命を狙ってくることになる。


リオン・バルタザール――同じく兄弟子。同い年だが、セリス以上にヴァンに冷たい。しかし、最後のゲネシスを巡る事件でセリスが操られた際には彼女を救う為に共闘。ヴァンとベルガルドの過去を知って、認め合う事になる。


――東方人街にその名を馳せる伝説の『凶手』。2年前に起きた《大戦》の際に知り合う。クロスベル自治州にいる“本命”について言及している事から、素性を知り得ている事が窺える。


フィー・クラウゼル――帝国から来た遊撃士。彼女のパートナーであるサラと面識を持っていた事と、トールズ士官学院の《Ⅶ組》の関係者であった事から二つ名も知っていた。ディルク記念公園で出会い、サルバッドでの事件で共闘する。マイペースでエレインとの仲を誂ってくる彼女に対して「食えない奴」と評しているが、関係は良好。


ディンゴ・ブラッド――ゴシップ誌『メルド』に所属しているルポライター兼情報屋。《裏解決屋》を立ち上げた頃からの付き合い。ヴァンによると出会った頃は失敗し荒れており、ディンゴに突っかかっていたが彼の言葉で丸くなり成長するキッカケを作ってもらったらしい。現在も《裏解決屋》と情報屋として交流を持ち色々と世話になっている事からキンケイドとは違った形で兄貴分として信頼しており、ディンゴの方も弟分として接している。


マリエル・エーメ――『タイレル通信』の新人記者。ヴァン達がサイデン警察署で事情聴取を受け、解放された矢先に出会う。ヴァンが急いでいた事もあり、警察を撹乱させるために当て馬扱いして取調室に送り込んだ。その為彼女から恨みを買う事となる。その後はアークライド解決事務所の面々が出張業務で共和国各地に向かう際に様々な場所で鉢合わせ、時に事件に巻き込まれるが本人が幸運体質な事もありスクープを物にする事になる。ディンゴが亡くなった際には取り乱し危険な行動を取ってしまうが、ヴァンがディンゴから教えられた言葉を聞き自分を取り戻した。オラシオンで行われた謝肉祭には遊撃士教会と共に同行し、アニエスの作戦にも協力した。


カシム・アルファイド――MK社の警備主任。事務所で雇っているフェリの実兄。劇中のやり取りからフェリがカシムの妹である事を知っていた模様。彼から撃剣と『零式勁術』の扱い方、そして戦術指南を学んだ。凄まじい戦闘能力の持ち主でその力を身をもって知っているためか、謝肉祭で敵対した際には事務所メンバーに直接戦闘を避ける事を提言したほど。


ベルモッティ――行き付けにしているカフェバー『ベルモッティ』のオーナー兼バーテンダー。情報屋を営んでおり、どちらも常連である。店に訪れる常連客は様々で表の世界ではマクシム・ルーガンのような有名人や遊撃士教会、CID、MK社の面々、裏社会においては《黒月》や《結社》の執行者や使徒が訪れている。

中盤で明かされたが実は薬学にも精通しており(本人曰く昔齧った程度)、サルバッドに蔓延している違法薬物をキンケイドの伝手で届けられた最新の検査機を用いて検出している。


サァラ、シャヒーナ――サルバッドの踊り子姉妹。間接的に二人の両親が遺した借金問題の解決に協力しており、特にサァラはほぼ一目惚れしていた節がある。後にシャヒーナも姉の彼氏候補としてヴァンを高評価しているが、ヴァンは気付いていない。


ユメ――《アークライド解決事務所》の事務所が入っているビルの管理人であるポーレットの一人娘。ヴァンが子どもへの面倒見が良い事からユメには懐かれており、ヴァンの方も彼女を「ユメ坊」と呼んで可愛がっている。幼いながらもヴァンの事を良く見ており彼がアニエス達と出会ってから「楽しそう」と評し、終盤でヴァンがある覚悟を抱いていた際にはそれを無意識に感じていたのか「戻ってくるよね?」と不安そうな表情を浮かべていた。


ジェラール・ダンテス――共和国で力を伸ばすマフィア《アルマータ》の首領。ヴァンとは何らかの因縁があるようである。かつてはある教団にいた過去を持つ。





バトルスタイル

ヴァン・アークライド

得物は撃剣(スタンキャリバー)。マルドゥック社から社外テスターとして新型オーブメント・Xiphaとともに提供・支給されたものである。

剣と明記されているが刃はついていないため、はっきり言えばスタンガンが備わった鈍器である。敵を“殺害”するのでなく、“制圧”して無力化する事をコンセプトとして開発された模様。


警察で事情聴取を受けた際には『護身用の特殊警棒』と説明しているが、裏技を使えば刃を纏わせることも可能(原理などは不明だがスタンスラッシュの説明文や使用時の台詞、また零式勁術との組み合わせを考えると"勁"を纏わせていると思われる)で、その際には人体もたやすく貫く。

『零式勁術(ゼロ・ストライク)』と組み合わせる事であらゆる状況に対応出来るとされた武器だが、その扱いにくさから使用者が広まらなかったと劇中で語られている。因みに撃剣の扱いを指導したのはフェリの兄であるカシム・アルファイドである。


歴代の主人公と同じく、典型的前衛アタッカーとして立ち回っていくことになる。固有スロットは時×2、地×1。物理攻撃力が高い反面、魔法攻撃力は低い。アタックラインに時属性の専用スロットがある事から、HPが残り少ない敵に止めの一撃を放つ「フェイタルランサー」を組み込みやすい。またシールドラインにも時属性の専用スロットがある事から、仲間がダメージを受けた際に発動する「リベンジアロー」や仲間のダメージを軽減する「カバーシールド」を組み込んでおくとパーティ全体のダメージ率を減らすことが出来る。物理防御力が高いことからHPを増やし後述の『コインバレット』で敵のヘイトを集め、タンク役として立ち回ることが可能。


クラフトでは相手のヘイトを高めて囮となる遠距離技『コインバレット』、撃剣を居合のように放つ駆動解除効果のある『スタンスラッシュ→マグナスラッシュ(側面特攻付・駆動解除)』、遅延を与える『エリアルバスター→レイジングバスター(背面特攻付)』と距離を問わずに戦う事ができる。

後半には《崑崙流》の技である『蒼破崩拳(スロウ付与)』や自己強化クラフト『煉気吼(HP自動回復&攻撃力アップ)』を使うようになる。

Sクラフトである『ヴァンダライズレイド』は撃剣を空中に放り投げ、《崑崙流》の拳技で敵の動きを封じ、撃剣で切り裂く。全体攻撃の上ヒット数が多いためチェインヒットを稼ぎやすい。

(ちなみに1度アプデでモーション変更されており、修正前は連撃後に両手で押し出してから後ろに飛んでそのまま剣を振り払っていたのが、修正後は連撃後に片手で勢いよく押し出し後ろにバク転しながら剣をキャッチして立ち上がりながら振り払うようカッコよく修正されている)

黎の軌跡Ⅱでは新しいSクラフトの「蒼天反照」が追加された。単体攻撃で威力SSという性能だが、物理攻撃ダメージと魔法攻撃ダメージと与えるので、他の威力SSのSクラフトよりもダメージが出せる。




序章終盤まで進むと魔装鬼《グレンデル》に変身する事が出来る。

Van Arkride (ヴァン・アークライド)

グレンデル状態ではヴァンの全ステータスの値が2倍に上昇し、通常のコマンドバトルとは異なる「グレンデル戦」となり、二連続行動が可能になる(Sブースト発動で三連続行動も可能)さながら前作までの騎神戦とほぼ同様の戦いとなる。章の終盤で変身し、変身する毎に新しいクラフトが追加されていく。


使用クラフトは豊富で物理攻撃としてCP0で使用出来る『クイックブロウ(防御力低下)』を始めとしてその他には『ヘビィスパイク(魔法攻撃力低下)』、『サベージハンズ(HP吸収)』、『モータルレイド(魔法防御力低下)』、『劫吧崩拳(スロウ付与)』があり敵のステータスに影響を与える物が多い。

魔法攻撃はCPで無くEPを消費する『ハウリングロア(駆動解除&ヘイトUP)』と『リミテッドブラスター(攻撃力低下)』の2種類のみであるが効果範囲が広い上に攻撃回数が多い為ヒット数を稼ぐ事が可能。


Sクラフトはグレンデルが相手に飛びかかり拳による高速のラッシュを浴びせてから、掌底で相手を吹き飛ばし最後にキックを打ち込むと同時に相手を巻き込む光線を放つ『レイガル・ストライク』で高威力かつ攻撃回数が多い事から『ヴァンダライズレイド』と同じくヒット数を稼ぎやすい。


また、終盤では一部のイベント戦闘のみ3ターンの間グレンデル化を発動出来るクラフト「テイク・ザ・グレンデル」が解禁される。消費CPは200と多いが、変身中の3ターンの間CPが自動で100回復する事から連続行動が行いやすくなる。


黎の軌跡Ⅱでは新しいSクラフトの「洸天反照」が追加された。「蒼天反照」とは違って範囲は円Sになっている。


衣装

ヴァンのデフォルトは青コートであるが、

ヴァン所長

コートを脱いだTシャツスタイルが実装されるほか、「4spg UNITED」なる白コート、水着が用意されている。


スーツ黎男子まとめ

『黎Ⅱ』ではDLCで黒のスーツスタイルが用意されており、こちらを着ても「所長」として違和感がない。


関連イラスト

ヴァンヴァン

ヴァン黎の軌跡 ヴァン&メア


関連タグ

黎の軌跡 カルバード共和国 アークライド解決事務所 スイーパー

D∴G教団 ジェラール・ダンテス


歴代主人公

エステル・ブライト ケビン・グラハム ロイド・バニングス リィン・シュバルツァー C……過去に恋人がいたなど、彼らとはひと味違う主人公、また違う形で成長していく。が、一人で全てを抱え込んだり自分だけ犠牲になろうとするなど似通った危うさを持つ。

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