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「善も悪も、出自も生い立ちも・・・・

 何をしてもしなくても、何を持っていても持っていなくても、

 その人はその人だよ。

 理由なんていらないし、

 誰が認めても認めなくてもそこは変わらない。」




概要編集

cv:和氣あず未


謎の人物《C》と行動を共にしている少女の姿をした人格を持った人形。

身喰らう蛇》の十三工房の1つ、ローゼンベルク工房が造り上げた人形であり、自らがローゼンベルク人形であることを誇りに思っている。その反面抜けた行動をとることも。

ヨルグ・ローゼンベルクの作品だが彼女が動き意志を持つのは工房とは無関係らしい。


肉体は人形であるため動力元は主に七耀石であり食事をとる必要はないが飲食は可能でしかも味覚もそなわっておりナーディアとパン屋に行って以降食事を「芸術」の一環として楽しむようになる。(食べたものは体内でエネルギーに変換されるが七耀石に比べ変換効率が悪くそのためなのかかなりの健啖家である)



彼女は、何者かの依頼を受けてヨルグが製作した存在で、さらにそれを「《C》と名乗る人物」に届ける事も依頼されていた。しかし、彼はラピスの製作後すぐにクロスベルを離れる事になっていた為、知己であるスウィンナーディアにそれを依頼。そして二人と《C》が邂逅した際にその依頼は達成された。


だが、新生帝国解放戦線リーダー《C》がそう名乗ったのは3月なのに対してスウィンとナーディアが依頼を受けたのは2月であり、まるで未来予知としか思えない状況。ラピス関連でまた新たな謎が生まれる事になる。


創軌log2

本編では追加DLC衣装のひとつが「和装」で、ラピスのはさながら巫女の衣装となっている。


殲滅天使 ラーちゃん 🎀

他、電撃攻略本添付のDLC衣装がレンの『空の軌跡』時代の衣装で、《C》ルートではレンとパーティで組むことができるため、新旧の衣装を並べて戦うということもできる。


バトルスタイル編集

ラピス・ローゼンベルク

ラピスの得物は十字状の大斧。自身が持つからくり仕掛けのアタッシュケースを変形させたもので、見た目に合わずこの大斧を振るうパワーファイターでもある。固定属性は水×2、地×1。


ラピス 
ワンドロ ラピス

クラフトはアタッシュケースの中から悪霊を放つ「グリモアルアーク」、相手の情報を解析する上に4ターンのバランスダウンを誘う「エメロードアイ」、大斧を振り下ろして直線状に波状攻撃を放つ「アダマスリッパー」を持ち、他にも自己強化技「エーデルハーツ」、そして相手を鏡に閉じ込めて大斧で砕くSクラフト・「ラピス・イン・ザ・ミラー」を持っており、どちらかといえば前衛キャラクターとして立ち回ることが多くなる。


余談編集

無題

グループミッション「エンジニア女子」では、ラピスを見て「興味を抱かずにはいられない3人の女子技術者に囲まれ、恐怖を感じルーファスに助けを求めるラピスの一幕がある。


関連イラスト編集

무제

Loliラピス・ローゼンベルク


関連タグ編集

falcom 創の軌跡 C(創の軌跡) 新生帝国解放戦線 身喰らう蛇

ヨルグ・ローゼンベルク


パテル=マテル…同じくローゼンベルク工房製の人形(人形兵器)




























出自ネタバレ










その正体とは導力ネットワークと霊脈が繋がった事により生まれた電子生命体ともいうべき存在。

導力ネットワークと霊脈の細かい巡りによってありとあらゆる知識が集められ、それによりあらゆる未来演算をも可能とした存在、それがエリュシオンである。エリュシオンは、自身のデータベースを管理する為、擬似人格を生み出し、それを自身の管理者とした。

管理者の擬似人格が形成される前のエリュシオンは、現在服役中であったイアン・グリムウッド弁護士と対話することで人間性が身に付き、それを基にした擬似管理人格はイアン弁護士から「ラピス」という名前を付けられる。

本人は人間のサポートをする程度の存在と道筋を決めていたが、今回の一連の事件の黒幕である何者かにエリュシオンが乗っ取られ、それを受けて製作を依頼したヨルグ翁の人形に精神データをダウンロードしラピス・ローゼンベルクとなった。



更に、ラピスはエリュシオンを完全に乗っ取られる前に未来演算で黒幕がエリュシオンを利用して世界を滅亡させようとしている事(その一端が偽者のルーファス・アルバレアアリオス・マクレインの作成による、クロスベル統一国の建国宣言と反乱者への粛清、舞姫イリアへの仮面送付の上で宵闇の舞姫として操る)を察知。それを阻止する為に上記の措置のほか、その後に現れるだろう「《C》を名乗る者」なら最短ルートで真相にたどり着けると未来演算で判断し、自分で自分の身柄を隠したトランクを届けるように依頼したのである。

同時に、特務支援課ロイド・バニングスが事件の真相に辿り着く未来も観測していた。






















人間を見て………編集

記憶を失った後、ラピスは自分を運んでいた二人と受取人の四人で帝都やクロスベルを訪れた。そこで多くを見た。一つの街に多くの人々が暮らし、辛くても先へ進み続けることを……


誰かと食べるランチやスイーツがおいしいということ。


観測するだけでは分からないそんなありふれたものを見て、経験したラピスは只読み取られただけで、それを意思や運命と断じたエリュシオンが偶然観測し、逆に乗っ取った存在をバグと断じた。


仲間達の力を借り、ラピスはエリュシオンを取り戻した。そして……


「《エリュシオン》は――削除する。」


泡沫の悪夢にエリュシオンが乗っ取られ、今回の事件が起きた。それを通したラピスが出した結論は、エリュシオンが人類には早すぎたということ。いずれ人類が到達する境地であり、それが何時になるのかはわからない。それでも………いつか、それを正しく使えることを祈って………


全てが終わった後、ラピスはエリュシオンを生み出した人間を、世界をもっと見て知るためにルーファスを従者にしてスウィン、ナーディアも加えた四人で旅に出た。


エリュシオンが読み取った、クロスベル再独立から三年もせずに訪れる脅威………彼らもいずれはそれに抗うのかもしれない。


黎の軌跡編集

直接の登場はなかったがカルバード共和国のクレイユ村に訪れていたようであり相変わらずの健啖家ぶりを披露していた。(余談だが創の軌跡の最後のムービーで滞在していた場所もこのクレイユ村だったと思われる)


黎の軌跡Ⅱ編集

「ラーちゃん、そろそろ起きてね~。……ラーちゃん?」


人形のお姫様は長い、長い眠りにつきました。


ある日、突然彼女は只の人形になってしまった。ルーファス達はその原因を究明するべく行動を起こし、表だって動けないルーファスに変わってスウィンとナーディアはかつて世話になったヴァンの力を借りるためにアークライド解決事務所を訪問した。


そして、首都の連続猟奇殺人事件の犯人といる紅いホロウ……緋のアルテラが本来ラピスにしか扱えない『エリュシオンコード』を奪った事が発覚。スウィンとナーディアはアルテラを追跡することにする。


















しかし、二人はそれが誤りであった事を知る。アルテラと言葉を交わしている内に彼女の仕草や言い回しにラピスの面影を感じたのである。その理由はラピスから『エリュシオンコード』を奪ったからだと思われていた。


が、人格を持つ高性能AIなど現在のゼムリア大陸の技術力で『エリュシオンコード』があった所で作れるわけがない。


つまり、答えは一つしかない。


ラピスはローゼンベルク人形の身体から、記憶や人格など全てのAI部分を抜き取られて緋のアルテラに改竄され、『グレンデル=ゾルガ』の支援AIにされたのである。


それを実行した犯人こそが最後のゲネシスを持つガーデンマスターだった。ゲネシスを巡る戦いの末、ガーデンマスターはヴァン達の手で倒された。操られていた間の記憶は暫く抜け落ちていたが、目が覚めた後には全てを思い出していた(ラピスとしての記憶が戻って以降は全身を覆っていた緋いオーラが消え銀髪に人形態同様オッドアイの姿に変わっていた)


以後はホロウコアとしてヴァン達のサポートを行うことになる。尚、シャード体の身体は気に入っているが、一番の楽しみである食べることが出来ない点は不満に思っているようである。


余談だがラピスは本来電子生命体である事からこのホロウの形態こそが彼女の真の姿と言ってもいいのかもしれない。


界の軌跡編集

えっへんラピス

AIを新型ボディに移して登場。ラピス本人によると元のボディに戻る事も検討したらしいが、ヨルグから新しいボディを作成する事を進められた模様。デザインは現在のラピスの人格データを人間として成長した場合をシミュレートして制作されたらしい。また飲酒も可能で『酔う』という経験も出来るが、ルーファスからナーディアが成人するまで待った方が良いと提案され本人も了承している。ボディが新しくなった事で以前よりも味覚機能が向上し、摂食量も増えた模様。


新型ボディの慣らしがまだ済んでいない為、戦闘行動を行う事が出来ず、今作ではサポートメンバーとして戦いに参加する。


コネクトイベントで新発売のエナジードリンクを飲んだ際には、含まれていた成分により酔っ払いのような状態となってしまい、以前のアルテラのような口調になりホテルのプールではしゃいだりカジノのスロットにアクセスして大当たりを連発したりなど好き放題にしている。なお、人格はラピスのままなので暴れる等はしなかった(騒動後にホロウコア『アルテラ』を入手出来る)


ケビンの調査に同行する中、ローゼンベルク人形及びエリュシオンの管理者の能力を活かしてサポートしてクレイユ村跡地を訪れる。

反応兵器で見る影もなくなった村の姿、一緒に遊んだ子ども達がもう居ない事実を理解しながらも機械知性であるために実感出来ず、他の人間のようにそれを悼む気持ちを理解出来ずにいた。

しかし、偶然か丘陵跡にあったアルターコアと同調してマリエルと共に消滅前のクレイユ村に飛んで彼らがもういない事実とその喪失感や悲しみを実感した。


そして、宇宙計画開始の時にエリュシオンすら届かなかったゼムリア大陸の真実と彼が見た、エリュシオンが予見した危機の正体を知る。


対人関係編集

ルーファス・アルバレア――ラピスの届け先。エリュシオンの管理者だった頃に総督時代のルーファスをオルキスタワーの端末で見ており、消去される前の未来演算から乗っ取られたエリュシオンを奪還する最適の協力者として選んだ。人形故の無垢な言葉は虚ろだったルーファスに自らを見つめ直すきっかけを与え、ルーファスもまた同じ言葉を返すなど、最も強固な信頼関係を持つ。


スウィン・アーベル ナーディア・レイン――ラピスを届ける依頼をヨルグ・ローゼンベルクから受けた元殺し屋。クロスベル再事変では皇帝から二人の過去を暴露されるが、人形である自分は価値観が違うとその言葉を突っぱねている。二人からは妹のように思われ可愛がられており、スウィンは一般常識を教えようしているがナーディアが甘やかす事が多い。


ロイド・バニングス――エリュシオンが乗っ取られる際の未来演算で、ルーファスとはまた別でエリュシオンが乗っ取られた事件の真実に辿り着ける人物として、彼を観測していた。


???-厳密には本人ではないが、エリュシオンを乗っ取った存在。オリジナルと全く同じ人間の悪意の極地そのもの。だが、ラピスにとってはバグであった。


???-ルーファスの偽者同様、エリュシオンが作り出した存在。ただし、エリュシオンを乗っ取った存在そのものでもある。


ヴァン・アークライド――首都イーディスで《アークライド解決事務所》を営む青年でスウィンとナーディアの恩人。アルテラ時代は敵対関係であった。元の人格を取り戻した際には初対面のヴァンの名前の可愛さを「57点」と評した。ゲネシスの力を奪われた関係で出てこられなくなったメアに代わって彼のサポートを務めた。


ディンゴ・ブラッド――ルポライター兼情報屋。ルーファスを通じて彼の事を聞いていた。

グレンデル=ゾルガの制御役として行動を共にしていたが、会話らしい会話はしていなかった。

一方でディンゴがネメス島の頃に自我を取り戻してからは、侵蝕を受けたスウィン共々元に戻れるように二人にかけられた枷を緩めようとしていた事が最後の戦い前に明かされており、その事に感謝の言葉を告げている。


真の関連タグ編集

エリュシオン 緋のアルテラ


クレイユ村-エリュシオン消滅後に訪れた村。一ヶ月ほど滞在し、丘陵に本当にピクニックに遊びに行くなどラピスにとって思い出深い場所。

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