概要
cv:徳山靖彦
クロスベル自治州の街外れにある工房、ローゼンベルク工房の工房長。
高名な人形師であり、製作されるアンティークドールは小さいものでも1体あたり数万ミラ以上の高値が付けられる程の価値がありマリアベル・クロイスをはじめ多くのコレクターがいる。
また美術的な価値だけでなく自律的に動くからくり人形なども作っており自身の屋敷の下働きとして動かしている。
人形以外にも舞台用の道具などの制作も生業としておりクロスベルの名所でもある劇団アルカンシェルの大道具・小道具も彼の作品である。
その裏で身喰らう蛇と関係を持ちローゼンベルク工房は結社と協力関係を持つ技術集団【十三工房】の一角でもある。
結社の人形兵器をいくつも制作しておりパテル=マテルは彼が構想・制作したものである。
しかし彼の弟子であり、十三工房の統括者でもある結社の使徒・F.ノバルティスが彼のパテル=マテルを無断で改造した事やそれによる外道な実験などからノバルティスを嫌い、現在は結社と距離を置くようになった。
良くも悪く職人気質な性格でありあまり人と関わりを持たないようにしているがパテル=マテルと共にいるレンがクロスベルに滞在した際にはかくまったりするなど面倒見の良い面もある。(前述のパテル=マテルの実験からの負い目もあるのかもしれない)
ツァイトとも古い知り合いであり彼が至宝の聖獣である事も、人語をしゃべる事も知っているようである。
創の軌跡では既に工房から離れていたが、ある事情から意思を持ったアンティークドールであるラピス・ローゼンベルクを創り、それをある男に届けるようにスウィンとナーディアに依頼した(厳密には本当の依頼人のその内容を仲介して伝えた)のであった。
余談ではあるがラピスは外見や機能性は勿論の事、飲食物をエネルギーに変えるというとんでもない機能が備わっており(感情や味覚に関しては外部の力によるものと思われる)、ラピス自身も自らがローゼンベルク人形であることを誇りに思っている。
ナーディア「恐るべしローゼンベルクテクノロジー・・・・・・」
黎の軌跡の主人公であるヴァン・アークライドと顔見知りであり、何度か貸し借りを行った関係。嘗てレンにヴァンを紹介したことが後に語られている。彼が抱えている事情をある程度察しているらしく、レンに送った手紙と一緒にヴァンへの助言が綴られていた。
レンによると今現在どこにいるかは不明とのことだが、黎の軌跡のEDでマルドゥック総合警備保障の本社において存在が確認されている。
界の軌跡では自身の職人芸とMK社の擬体等の最新技術を用いてラピスの新型ボディを制作しており、ソーンダイクからMK社に所属している事が明かされている。今作では国外の工房に移住しているため、ヴァン達と顔を合わせる事は無かった。