CV:今野宏美
概要
ツァイス中央工房(ZCF)で技師を務める金髪少女。『FC』・『SC』で12才、『the 3rd』で13才。
C・エプスタインの高弟の一人、アルバート・ラッセルは祖父で、ZCFの主任博士であるエリカ・ラッセルは母、元遊撃士である技師のダン・ラッセルは父。
『空の軌跡』三部作ではエステル・ブライトと共にリベール王国を旅し、結社『身喰らう蛇』との戦いに最年少の身ながら奮戦した。
遊撃士であるアガット・クロスナーとはFCで祖父のアルバートが誘拐された際に知り合い当初は怖がっていたが自分を助けるため身を挺してかばわれて以降彼を慕うようになる。
SC終了後は週末になると自らの家に招き手料理を振舞うのが定番になる。
リベールの仲間からもレンと並ぶ年少だったこともあり、妹分として可愛がられている。
閃の軌跡Ⅲ
『空』の4年後の『閃の軌跡Ⅲ』では16歳となり、リベールで共闘したオリビエの推薦を受けてエレボニア帝国のトールズ士官学院・第Ⅱ分校に交換留学。この時母・エリカを始め、周囲から猛反対があったもののレンも説得に加わり、了承された。祖父アルバート・ラッセルの兄弟弟子であるG・シュミット博士に師事することになる(シュミットはティータを『四番弟子』と呼ぶ)。
また、学院や課外活動時の列車の工房にいることが多く、前作までのジョルジュ・ノームの後釜的存在でもある。
前述の事もあり部活は調理部に入部、年頃に成長した事もあり以前までは兄のように慕っていたアガットの事を異性として意識するようになりその仲をミュゼやサンディ等によく揶揄われている。
閃の軌跡Ⅳ
『閃の軌跡Ⅳ』では帝国軍によって身柄を拘束され、アルフィン皇女とともにドレックノール要塞にて監禁されていた。その後教官リィン・シュバルツァーや新Ⅶ組、さらには協力した遊撃士アガット・クロスナーとともに救出された後はリィンたちに合流する。またトールズ第Ⅱ分校奪還時にはG・シュミット(この時点では本校生徒のオブザーバーだった)に『オーバルギアについては合格点をやろう』と認められることになった。
中盤の儀礼艦パンタグリュエルにて姉・兄的存在であったエステル、クローゼ、ヨシュア、と、さらにはリベールで互いに成長・努力を誓い合ったレンと再会。世界の危機に互いに立ち向かうことになる。
本作のDLC衣装に『空』当時の作業着をイメージした赤制服・メカニック帽が用意されており、『創』では夢幻回廊の報酬の一つとして用意されている。
創の軌跡
大戦終結後、黒の工房の遺産の回収を遊撃士とともに行う名目の元に、母・エリカから
「ティータをこれ以上危険な目に遭わせたくない」と故国・リベールに意地でも連れ戻されることになるが、オーバルギアの更なる発展があると固辞したため、エリカよりテストを行うと告げられ奮闘することになる。
その後、クロスベル自治州がルーファス総統によって一時占拠され、クロスベル統一国を宣言されたときに、母・エリカが総統に協力する結社の第六柱F・ノバルティス博士によって新型兵器の制作協力を命じられたためにクロスベル市内のラインフォルト社兵器工場に拉致され、その救出に向かうことになる。
母・エリカ救出後、ルーファス総統が極秘裏に作り上げた(実は黒幕と呼べる存在がもう一人おり、その者が作ったとされる)『逆しまのバベル』突入直前、ラインフォルト社クロスベル支社にてティータはエリカとともにオーバルギアの最終チェックをしていたが、ティータの確かな成長を目のあたりにしたエリカに
「親離れされるのは、淋しいわね」
と呟かれるが、ティータは自分自身で選んだことと言い、エリカもティータに必ず生きて帰るようにと言って送り出した。
また、本編の夢幻回廊では先輩格のジョルジュや、技術者として興味を抱くことになるローゼンベルク人形・ラピスとパーティを組むことが可能。
少し先の追加エピソードでは無事トールズを卒業してリベール王国に帰国、再びツァイスで技師として過ごしているようでありアガットとは良くも悪くも相変わらずなようである。
入れ替わりでカルバード共和国のアラミス高等学校に留学したレンとは週に一度は連絡し合っている。
バトルスタイル
得物は『空』当時は導力砲と呼ばれる小型の反動砲を用い、『空3rd』からは親友のレンに追いつくためにラッセル一家総出で開発した人形兵器「オーバルギア」を操縦して戦い、『閃Ⅲ』以後は戦闘時はすべてオーバルギアに搭乗して戦っている(導力砲はフィールドアタック時の武器として利用)。
『空』では移動範囲の狭さは導力砲による範囲攻撃で補うことができ、高めの物理攻撃力がある一方でHP・物理防御力共に最低レベル。が、クラフトの数は少なめだが使い勝手は悪くなく、クローゼがアーツの補助を得意とするならば、ティータはクラフトによる補助が主な立ち回りとなる。
だが『空3rd』のサブイベントにてオーバルギアのクラフトを入手してから一転する。
使用した際のデメリットとしてアーツ・Sクラフトが使用不能でアクセサリ無効化となるが、メリットとして最大HP+100%、STR/DEF+20%、多数の状態異常無効化となりクラフトも専用のに変化してパワフルなキャラに変貌した。
『閃Ⅲ』以降はオーバルギアに搭乗することもあってHP・物理防御力が非常に高く、パーティインする場合は前衛・それも中央の位置に配置するとさながらパーティの盾としても使え、物理攻撃力も高めのため、パワーファイターとして活躍ができる。ただし横幅も大きいため逆に狭いフィールドでは後衛のキャラクターや前衛キャラクターが回り込んで攻撃するのにオーバルギアが邪魔をしてしまうというケースもあり、状況によっては控えに回る必要もある。また、オーバルギアの巨体故に行動順もやや遅めになっている。
対人関係
リベール組――最初は些細なハプニングの中で出会い、祖父の誘拐事件では幼さもあって足を引っ張ることもあった。が、徐々にティータなりの視点から成長していき、最後は情報部のクーデターやリベル=アークの事件を年少ながら共に戦い抜いた。
エステル・ブライト、ヨシュア・ブライト――最初に出会った仲間。一人っ子であったこともあって、二人を『お姉ちゃん』、『お姉ちゃん』と呼んで懐いている。成長後も変わらずで、二人にとっても妹分となっている。
殲滅天使レン――情報部のクーデター後に出会った少女。すぐにクーデターの黒幕である身喰らう蛇の執行者である事を知るが、彼女とパテル=マテルとの出会いもティータの技術者と人間の双方で大きな成長のきっかけとなる。両親が家にいることが少なく、周りも年上が多かったティータにとってレンは初めてまともに接した同世代の相手である事から、友達として接し続け、同じく周りが年上ばかりだったレンにとってもティータは敵対しながら特別であった。レンがカシウスの養子になった後は名実共に親友となり、帝国への留学も後押ししてくれるほどの仲。
アガット・クロスナー――最初に出会ったときは幼さもあって、邪魔者扱いされていた。が、祖父の誘拐で叱られながらも立ち直るよう激励されてからは信頼するようになる。アガット自身もティータに死んだ妹を重ね、気に掛けている。トールズに入学した頃になると、ティータは好意を寄せ、仲間内では公認の仲となっている。
クローゼ・リンツ、オリビエ・レンハイム――それぞれ祖国と隣国の王家の人間だが、対等な関係を築いている。クローゼからはレクター・アランドールのことを聞くなど、事件後もエステルやヨシュア同様によく会っている。オリビエはティータを『小さな戦友』と呼び、トールズへの入学を勧めたのも彼である。
ミュゼ・イーグレット――第Ⅱ分校で同じクラスになった級友。寮でも同じ部屋に住むルームメイト。レン以外で「ちゃん」付けで呼んでいる事から親しさが窺える(他の同性は「さん」付で呼ぶ)。アガットの話もしているらしくその関係を良くからかわれている。パンタグリュエルで“千の陽炎”作戦の仔細が発表される際には彼女が思い詰めている事を見抜いており、その身を案じていた。
トールズ士官学院・第Ⅱ分校――エレボニア帝国への留学先。帝国の動向を探れないエステル達の代わりに様子を見ることになる。実戦経験ではティータは抜きんでているが、こちらでは技術者としてのサポートがメイン。
レーヴェ――リベールの異変を操った結社の執行者。だが、レンの兄代わりでもあったこともあり、レーヴェもレンに大きな影響を与える。後にハーメルを訪れた際にはエステルやヨシュア、レンの分まで花を添えている。
関連イラスト
空の軌跡当時
閃の軌跡Ⅲ・Ⅳトールズ第Ⅱ分校留学時
関連タグ
カトル・サリシオン…同じく三高弟の孫(義理)である技師。
技師仲間
ティオ・プラトー アリサ・ラインフォルト ジョルジュ・ノーム
興味ある存在
はかせ…中の人&発明家繋がり。