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エリカ・ラッセル

えりからっせる

エリカ・ラッセルとは英雄伝説「空の軌跡」の登場人物であり、ティータ・ラッセルの母である。(左上のティータにすり寄る女性)
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あの赤毛をどうにかしないと・・・


CVゆきのさつき


概要編集

リベール王国・ZCF(ツァイス中央工房)の創始者兼工房長・アルバート・ラッセルの息女にして導力学者。初登場時33歳。

遊撃士で、その後技師に転向したダン・ラッセルとの間にティータ・ラッセルをもうける。


空の軌跡編集

「空」の2年前に夫のダンとともにゼムリア大陸辺境の導力器がまだ普及していない地域へ中央工房謹製の小型飛空艇を用いて技術指導をしに行っていた。その後《リベールの異変》の発生を聞きつけて、異変解決の数か月後にツァイスに帰還する。


帰国後はリベールの異変の顛末を聞いて、かねて脅威を抱いていた結社の技術力を再確認したことで、《オーバルギア計画》に着手した。「the 3rd」では崩壊した空中都市《リベル=アーク》のサルベージを行い、古代遺物《レクルスの方石》を発見。引き渡しを要求するが、古代遺物であるため七耀教会と揉め、結局ケビン・グラハムに引き渡しているが、これが《影の国》事件の端緒となった。


創の軌跡編集

エレボニア帝国クロスベル州に出向き、トールズ士官学院・第Ⅱ分校に留学していたティータと再会。大戦も終結し、これ以上エレボニアにいる必要もないことや自身の心配もあり、ティータをリベールに連れ帰り、分校も退学してもらうことを告げるが、オーバルギアの改良と発展がある、と言うティータの意向もあり、「テスト」を執り行うことを告げる。


そのテストを行った後、ルーファス総統による独立国建国騒動に巻き込まれ、エリカは聖ウルスラ医科大学のセイランド教授と共にクロスベル領内にあるラインフォルト社軍需工場に拉致される。


拉致したのは総統に協力する結社・『身喰らう蛇』の第六柱・F.ノバルティスで、彼によって新兵器である「その人物を模した人形兵器」を開発するのを手伝わされていた。


これを娘・ティータと遊撃士アガット、そして特務支援課アリサ・ラインフォルトらによって救出されるが、救出の際、ティータを「こんな危険なところに連れてきて!!」とアガットをなじるが、ティータが自らの意志でエリカを助けに来た、と言われた際にはエリカはティータを未だ子供扱いしていたことを悟るが、何よりも自分が後ろ暗い策謀とノバルティスの外道ともいえる新兵器作成を手伝わされたことに少なからずショックは受けていた様子だった。もっとも、エリカはティータの、セイランド教授は病院の患者達の安全という本人達にとって断りようのない脅迫を受けていたので無理からぬこと。


その後、クロスベル警察に保護されるとともに連携を取るべくバックアップを開始、そしてルーファス総統とその背後にいる黒幕とされる者の動向などを調べるべく、G・シュミットキーアヨナフランらと共に解析するほか、さらには最終決戦地・『逆しまのバベル』突入時には新型巡洋艦・《アルセイユⅡ》のオペレーターのひとりとして乗艦、黒幕打倒に後方より支援した。


人物編集

父・アルバートと同じく導力学者で、基礎理論は父に譲るものの、応用工学では父を上回る才女で、演算導力器《カペル》や導力飛行船《アルセイユ》、空中巡洋艦《カレイジャス》、《カレイジャスⅡ》、《アルセイユⅡ》の基本システムの設計はエリカによる。父以上に強引かつパワフルな性格で、たびたび周囲を振り回し、これには娘のティータも辟易するほどだった。


これでも少女時代は「七耀教会のシスターになる」というのが口癖だったが、リベールの教区長に「君の性格では無理」と言われたこともあって、父と同じ導力研究者・技師の道を志した過去がある。


情熱に突き動かされて研究や発明を行う父アルバートとは異なり、明確な研究動機を持ってそれらに取り組むタイプであり、父・アルバートからは発明品を「ケチ臭い」とも言われているが、能力は確かで、エレボニアのG・シュミット博士からは「見込みがある。いずれ父ラッセルやハミルトンを超えるかもしれない」と高く評価されている。


そのため父であるアルバートとは思想の違い等から多く意見を戦わせており、往来で取っ組み合いの喧嘩をすることもあるが、周囲の者に言わせれば、喧嘩するほど仲がいいという種類の関係であり、険悪な間柄とは言えない。


可愛い女性に目がなく、リベールの親衛隊長・ユリア・シュバルツは士官学校時代からのファンで、リース・アルジェントは初対面で気に入っている。


ティータとの関係編集

とりわけ、娘・ティータのことは溺愛しており、アガットのことは「娘に近寄る悪い虫」として目の敵にし、たびたび命の危険に関わるトラップも多く仕掛けている。


ティータのことも無分別に溺愛しているわけではなく、兵器であるオーバルギアの開発計画に参加したいと言われた時はティータを「危険な目に遭わせたくない」という一心がすべてで、一旦は拒否しているほか、ティータのトールズ士官学院・第Ⅱ分校への留学には真っ先に反対し、さらに大戦終結後はエレボニアに乗り込んでティータの帰国と第Ⅱ分校退学の手続きを取らんばかりだった。


その後、オーバルギアのテストを執り行った結果、ティータの意思を認め、教官のリィントワにティータの指導を宜しく頼む一言を述べている。


『創』終盤では、オーバルギアの最終チェックを娘・ティータと行っていたが、ティータの確かな成長を目のあたりにして


親離れされるのは、寂しいわね


と呟くも、ティータは自分で選んだことだと言い、エリカもこれに応えて必ず生きて帰るようにとティータに告げて送り出しており、自身にも考えを改める点はあったようである。


関連タグ編集

空の軌跡 創の軌跡 過保護 毒母 母は強し

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