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ケビン・グラハム

けびんぐらはむ

ケビン・グラハムとは空の軌跡シリーズに登場するキャラクターである。「the 3rd」では主人公となった。
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CV:中尾良平(空、碧)、興津和幸(界)


概要編集

空の女神エイドスを信仰する『七耀教会』に身を置く青年神父としてエステル達の前に登場したが、後に輝く環(オーリオール)の調査の為にリベールに来たことを明かす。


年齢21歳(空の軌跡SC時点)→23歳(碧の軌跡時点)→25歳(閃の軌跡Ⅳ/創の軌跡時点)→27歳(黎の軌跡時点)→28歳(界の軌跡時点)


出身地はゼムリア大陸中西部エメローゼ市、武器はボウガン、趣味はスニーカー集めとナンパ(真偽不明)、釣りも上手です。

その特徴的な緑のツンツン頭からファンや一部のキャラから『ネギ』や『ネギ神父』の愛称で呼ばれている。


人物像編集

いわゆる関西弁チックな口調が特徴的で、初対面でも親しみやすい、また陽気で朗らかな性格、気さくでムードメーカーと言っても良い存在であるが怪しい行動も多い、意外にも思慮深く面倒見がいい。

冗談を口にしたり軟派な態度が目立つものの、根っこは聖職者。苦しみ、悩む者には相応の優しさと誠実さで接している。


当初は神父と自称している彼の立場は、より正確には七耀教会の特殊実動部隊『星杯騎士団』の一員。

女神の秘蹟の顕れたる『アーティファクト』を管理するにあたり、遊撃士にも引けを取らない戦闘能力を持つ。

教会由来の法術も使いこなし、作中では記憶を操作された者の治療等を見せている。


力を解放した時の《聖痕》の色は副長、ワジ、ガイウスは金色だが、ケビンのそれは当初は真紅で、後に青白い輝きを帯びるようになる。

「the 3rd」は「過去を乗り越える強さ」がテーマとして設定されており、ケビンを主人公とすれば人間の内面的な方向に向けて物語を作っていけるということで主人公に選ばれた。


軌跡シリーズにおける活躍編集

空の軌跡SC編集

軌跡シリーズ初登場。

FCにてリベール城の地下にその存在が明らかとなった、古代ゼムリア文明の遺跡の調査任務でリベール王国に派遣されるのが本編に関わるきっかけ。

またそれと同時期、ヨシュア・ブライトの失踪に自失状態となったエステル・ブライトと偶然に出会い、彼女を励まし、その再起を助けてもいる。


それ以降も度々エステルらとは再会し、《身喰らう蛇》やアーティファクトの調査と称し、パーティーメンバーとして度々行動を共にしていく。

また、物語の終着点である『リベル・アーク』攻略にも同行する。

終盤でエステルの下に戻ったヨシュアに対しては、彼の深層心理に刻まれた暗示を解く手助けをしている。これが土壇場でラスボスを出し抜き、逆転のチャンスを掴むきっかけとなった。


エステルに近付いた理由については物語終盤で明かされる。また、SCのエンディングでは、エステル達に敗れ逃亡したワイスマンを塩の杭を使い殺害している。

朗らかな笑顔の下にある、冷め切った素顔を隠したままで。

その後は何食わぬ顔でエステルらと合流し、無事に脱出を果たす。



空の軌跡the 3rd編集

主人公に昇格されて彼の物語が描かれる。

その正体はは七耀教会の星杯騎士団の守護騎士(ドミニオン)の一人であり第5位で、通称【外法狩り】。


今作では、《外法狩り》たる彼の非情で冷徹な面が浮き彫りになる。

SCでヨシュアを助けたのも「教授を油断させる駒が欲しかっただけ」であり、その過程で「ヨシュアやエステルが死のうとも構わなかった」と後に述懐するほど。

……が、それら一切をエステルらに隠したまま、相変わらず“きさくなエセ神父”として振舞っていく。こうした他人を信じない“心の壁”を、リースにだけは見抜かれていた。


終盤では《外法狩り》を名乗るに至った軌跡シリーズでも屈指の不幸な主人公であり凄惨な過去が判明する。

幼少時代、金持ちの父親は別に家族を持っていたことから、母一人、子一人の環境で育てられる。7歳の時、母子家庭で育ててくれた母に無理心中を図られるものの、父から捨てられ心中を図った母から殺されかけ逃げ出すが、しかし母親は自殺してしまう。そのショックに絶望して野垂れ死にを待っていたところ、リースとその姉ルフィナ・アルジェントに拾われ、彼女たちが暮らす孤児院「紫苑の家」で共に過ごすこととなった。

12歳の頃、星杯騎士団の従騎士となったルフィナが紫苑の家を離れる。その後、ケビンもルフィナを守るために星杯騎士を目指し、ルフィナを追い自らも従騎士になった、身ひとつでアルテリア法国の聖堂に押しかけ入団を懇願し、たまたま居合わせたアイン・セルナートに拾われ、以後、彼女に師事する。16歳の時、星杯騎士団の従騎士を異例の若さで拝命する。

17歳の時、紫苑の家に帰省した際、同施設が何者かに雇われた猟兵団に占拠され、単独で猟兵の掃討をほぼ達成する。連れ去られたリースを追って地下の《始まりの地》に下り、そこで封印されていた古代遺物《ロアの魔槍》の力を《聖痕》が取り込んでしまい。

SCでワイスマンを殺害したのは彼が外法と認定されていたためである。聖痕を解放することにより真の力を引き出すことが出来るが、この力を得た際に暴走し代わりであったルフィナを殺害してしまったことを悔いており、彼が外法狩りを続けているのはその罪滅ぼしでもある。ちなみに、ルフィナを殺めてしまう遠因を作った人物は彼の外法狩りの最初のターゲットとして既に抹殺済み。3rdにて人ならざる者として再びケビンの前に立ちはだかった辺り、ケビンは狩る時にかなり惨たらしい殺り方を選んだことが窺える。


そんな過去をネタに影の国の主である『影の王』から揺さぶりをかけられ、贖罪として死を考えるほどに精神を追い詰められるが、

このことは終盤までパートナーであるリース・アルジェントにさえ、秘密にしており自分の中で背負い込んでいたが、最終的にはリースに支えてもらうことで克服、リースの励ましで生にしがみつくことを決意。

当時取り込んだアーティファクトの魔槍ロアだけでなく聖槍ウルを扱えるようになる。


最終局面では他の仲間に自分の過去を打ち明け、“初めて”心からの協力を呼びかける。

この時には、エステルと共に明るい場所に踏み出したヨシュアを心から羨む素振りを見せた。

それに応えてくれた仲間と共に『影の王』を打倒し、異空間を脱出することに成功した。


エンディングでは、師であり上司でもある守護騎士「アイン・セルナート」との通信で、自らの二つ名《外法狩り》を改名する旨を告げた。

この時から、リースと共に新たな道を歩き出していく。


碧の軌跡編集

二つ名が【千の護り手】に変わっている。この二つ名はルフィナ・アルジェントが千の腕と呼ばれていたことに由来している。


D∴G教団の残党狩りのために共和国のアルタイル市のロッジを強襲したロイド達に協力、グノーシスの暴走により肉体が崩壊寸前だった元秘書アーネストを救うことに成功する。


実は過去にD∴G教団の襲撃事件にも参加しており、the 3rdの煉獄にいたエルマーはその際救えずに命を奪った被験者であった、この事件で1週間寝込む程のショックを受けており同じく参加していたアリオス・マクレインにお世話になったらしい。


リースを一巡回シスターとしてクロスベル自治州に潜入させて暗躍、終盤のクロスベル奪還作戦ではメルカバを使った陽動作戦要因として神機アイオーンβの囮となる。

至宝の力で極限にまで強化されていたため苦戦を強いられていたが最後の奥の手としてかつて自分の聖痕のコピーである影の王が使用した技【聖痕砲メギデルス】を使い何とか撃退に成功する。


余談だが完全に丸くなり柔和な雰囲気を醸し出すとともに、絵師変更により明らかに太くなっている。通称幸せ太り。


閃の軌跡NorthernWar編集

任務の一環なのか最終回でリースと共にノーザンブリア自治州に訪れていた事が描写されている。


閃の軌跡Ⅳ編集

本編には登場しなかったものの帝国と共和国の戦争では翼の閃き作戦の有志として参戦しており、後にEDでのオリビエシェラザードの結婚式に参加しており遠慮なく食べているリースを制止している姿が見受けられる。


創の軌跡編集

顔出しはなかったものの終盤の最終決戦で副長をはじめとする4人の守護騎士と5機のメルカバをかって援護にまわった。


黎の軌跡編集

登場しないが主人公のヴァン・アークライドと面識があることが判明。

EDでは他の守護騎士達と共に亡くなっていたと思われていた元騎士バルクホルンの出迎えに顔を出している様子が窺えた。


余談だが本作では守護騎士の紹介の際に現存判明している守護騎士が一同に介している一枚絵の中で彼だけ登場していないというミスがあった。(なお後のアップデートで彼も映っている一枚絵に差し替えられた)


界の軌跡編集

碧の軌跡以来13年ぶりに本編への出演が判明するプレイアブルキャラとしては3rdから17年ぶりの参戦

衣装が一新されただけではなく武装が霊子ボーガンに変更された。


今作ではとある反則技を使い星杯騎士で唯一の二重聖痕持ちという破格の戦闘能力を身につけているが、基本は本来の聖痕を使っている。

バトルスタイルはかつてと同じ魔法戦士型で、聖痕解放でATとMATの両方を上昇させる。影の国から6年の研鑽を積んで、二重聖痕となった際にかつてルフィナを殺めた魔槍ロアと本来の聖痕の力を用いた聖槍ウルの二重攻撃をSクラフト「聖魔槍ウル&ロア」にしている、クラフトは聖痕の能力と同じく空属性追撃や時属性追撃の効果を持つで、まるで光と闇が両方そなわり最強に見える


本編には教会から何らかの任務を請けているらしく、ルーファスとの接触を図っているようだが……。

その真意はからの命令、ある人物が『外法』であるか否かを確かめるための任務であり、その協力者としてルーファス達を利用しようとしていた。


ただし、自分が再び"外法狩り"に戻ってしまうためにリースは今回の任務に同行させていない。リースは見放さないが、ケビンはリースに"外法狩り"の片棒を担がせたくない、真っ当な道だけ歩いて欲しいことからって何も言わずに置いてくる、それはケビンの私情によるものだが內心も揺らぎはある為、ルーファスやジャックたちに見抜かれる。


普段はナイトクラブを楽しむなどワジやリオンに勝るとも劣らないイカサマ神父ぶりも健在でサルバッドではそれをリースに言いつけるとナーディアに脅されてしまう。また、現地で出会ったサァラがヴァンに好意を寄せているのを知ったときには半ば本気で妬んでいた。


サルバッドの調査で件のある人物を外法として断じ、個人的な恩義や国の事情で立ちはだかったセリスとリオン、シェリド、ナージェを退けるが、同じく個人的な関係からスウィンとナーディアも手を下すことに反対された上に残滓の妨害で失敗する。もっともケビン自身その人物と会話せずにすぐに討っていたなら成功していた可能性も高かったかもしれない。


そして、宇宙計画が失敗して撃墜されたAFエクスキャリバーがケビン達がいるクレイユ丘陵に墜落してきたが、何も起こらなかった。否、そこには10年前にケビン自身が副長と共にD∴G教団の妨害に遭いながらも回収した……グランセル城の封印区画で本人が言っていた巨像そのものがあった。大気圏の摩擦熱で溶けているが、それがエクスキャリバーであることは明らかだった。何故、10年前に回収したはずの物が今また、目の前にあるのか。


10年前に回収したんと同じ――つまりはそういう事やったんか!?


ケビンはこの事態が示す恐ろしい事実の意味を悟ったのだった。


対人関係編集

リベール組--ワイスマンを始末するために利用するべく近づいた…………筈だったのだが、教会の異端者に利用されたヨシュアの存在やエステルに感化されたのか、死んでも良いはずの彼らに情が移り、《影の国》の事件を経て仲間となる。


リース・アルジェント--教会に引き取られてからの幼馴染み。ルフィナの死後、リースがケビンの従騎士になるまで疎遠であったが、影の国の事件で自身のトラウマを全て明かし、リースの励ましで立ち直り、ともにルフィナの意志を継ぐ事になる、リースとともに“何かを護る”ために力を使う、新たな道を歩む事を決意したのである。後のクロスベル奪還作戦では淚を流すリースへ、2人は改めて約束を交わすのだった。


ルフィナ・アルジェント--母の死後、ケビンを強引に連れて行った聖杯騎士団の騎士。彼女が強引に食べさせたチョコレートの味が忘れられないものとなり、同時にケビンの心を救った。それ故、彼女の死がケビンのトラウマとなる。


エステル・ブライトヨシュア・ブライト--共に戦う内に情が移ったルフィナやリースともまた違うケビンの転機。ヨシュアについては、ワイスマンを出し抜くために一芝居打っていた。また、支え合える人がいるヨシュアをケビンは羨んでいたが、後にケビンにもその人がいたことに気付く。


ワジ・ヘミスフィア--同じ星杯騎士。クロスベルの事件で長年潜入調査をしており特務支援課メンバーとして大樹事件で活動する彼のバックアップとして参戦している。


ロイド・バニングス--アルタイルロッジの残党狩りで知り合った特務支援課リーダー、本来もう間に合わなかったはずだったアーネストを必死な声援で一命を取り留める事に成功した事から彼を認めるようになり、大樹事件でも協力関係を結んでいる。


リィン・シュバルツァー――オリビエの結婚式で顔を合わせていた。界の軌跡ではリィンの女性との縁を「ロイド越えはいけない」と釘を刺している。


アリオス・マクレイン--クロスベルのA級遊撃士、教団殲滅戦で共闘した事もあり当時守護騎士になりたてな中下記での出来事もあり色々とお世話になっていたようである。


ヴァン・アークライド――共和国首都を拠点にする《裏解決屋》。3年前の《ヨルムンガンド戦役》の際に知己を得る。知り合った切っ掛けは以前からの顔見知りであるディンゴ・ブラッドからの紹介だった事が界の軌跡序盤で明かされた。また、ロイドやリィン程ではないが多くの美人に好意を寄せられている彼を半ば本気で妬んでいる。


新生帝国解放戦線――通称ピクニック隊。外法狩りの最後の場面直前までという条件下で用心棒として雇う。エステル達ほどではないが信頼関係を築いているが、大食いのラピスやちゃっかりと経費負担を押しつけるルーファスを初め基本的には振り回されている。


ディンゴ・ブラッド――ルポライター兼情報屋。同い年であった事から、情報交換を兼ねて飲み交わす間柄でもあった。ディンゴを通して3年前の《ヨルムンガンド戦役》でヴァンと面識を持つ事となり、彼と再会した際にはディンゴの死を悼む言葉を述べている。


オーウェン――汚職で教会から追放された逆恨みで紫苑の家を襲わせた典礼省の司教。つまりはルフィナの間接的な仇でケビンが最初に殺した外法。


エルマー――カシウスの掃討作戦の対象から漏れていたD∴G教団のロッジの中でも最悪の部類に入るロッジの被害者。古代遺物の実験で満たされない飢えに苛まれる人喰いの化け物にされ、法術で元に戻すこともできず、殺すことでしか救えなかった子供。冷徹に外法を滅したケビンもこの事件だけは一週間程寝込んでしまうトラウマとなってしまう。



関連イラスト編集

空の軌跡:

ケビン・グラハムケビンとリース

ケビン軌跡まとめ


界の軌跡:

界の軌跡発売日カウントダウン創作企画 あと28日!~ケビン就这样吧!难得假期,去玩了!


関連タグ編集

空の軌跡 碧の軌跡 界の軌跡 星杯騎士団 関西弁

リース・アルジェント ルフィナ・アルジェント


ケビリス


歴代主人公

エステル・ブライト ロイド・バニングス リィン・シュバルツァー C ヴァン・アークライド


ゼノ…猟兵団【西風の旅団】の団員でケビン同様関西弁をしゃべる緑髪の青年。(おそらく同郷出身と思われる)

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