概要
リベール王国ツァイス市に本拠地を構えるツァイス中央工房通称”ZCF”の技術者。
外見的特徴は両脇に白髪が残った禿頭とメガネと口髭。
導力革命を起こしたクロード・エプスタイン博士の直弟子である三高弟の一人。博士の死後に祖国リベールで導力器の普及に努め、当時のリベール国王の支援を受けてZCFの基礎を築く。その働きからリベールにおける 《導力革命の父》と呼ばれ、王国中の技術者の尊敬を集める。
中でも導力飛行船の技術を確立させたことは有名で、彼の発明によってリベールは飛行船技術の最先端を行く導力大国に発展した。百日戦役では当時王国軍大佐だったカシウス・ブライトの要請で軍用飛行艇を開発、エレボニア帝国を撃退するために大きく貢献している。
人物
ここまで聞けば、非常に優秀な技術者なのだが性格そのものは変人にして趣味人。そしてマッド・サイエンティスト(ただし人道を外れるようなことはしない)。
とにかく発明自体が趣味と言っても過言ではなく、爆発騒ぎなどは日常茶飯事。工房長のマードックを初め、その大騒ぎには町中が振り回されて日常と化している。この発明バカぶりは娘のエリカと孫のティータにもしっかりと受け継がれており、特にエリカとは発明方針の違いなどもあるが、何かにつけて自分の発明はてはコーヒーの好みに関してまで大人げない口論をしては取っ組み合いの親子喧嘩などをして挙げ句に発明合戦でも爆発騒ぎを起こすのでこれまた日常茶飯事であり娘婿のダン曰くこれもひとつの親子のコミュニケーションとのこと。(ちなみにコーヒーは泥のように濃いブラックが好みである)
が、技術者としては確かに優秀でリベールの白き翼と謳われる飛行船《アルセイユ》やアルセイユとZCFで運用されている演算システム《カペル》の開発にも携わっている。実際にリベールの異変で情報部のクーデターにも用いられた黒のオーブメント《ゴスペル》及びクーデターを裏で操っていた身喰らう蛇の陰謀を暴くために活動し、ゴスペルで引き起こされる導力停止現象対策の装置《零力場発生装置》を開発し、彼がそれを発明しなければ異変の収束もなかった。(後に結社のノバルティス博士によりこの装置を元に改良版も開発されている)
他の三高弟との関係は不明だが、恩師の死後はそれぞれの導力技術に対する考え方を持って導力技術の普及に努め、三者共に大陸中の技術者の尊敬を集める。七耀暦1208年の時点でも現役で、ある事件では現場検証のために久しぶりに同門のハミルトン、シュミットと再会する。
余談
ドラマCD版で担当声優を務めた青野氏はロックマンシリーズで同名の科学者キャラクターであるアルバート・W・ワイリーを演じている。髪型も少し似ている。
他の三高弟とは違い家庭を持っていることが明言されている唯一の人物。
関連タグ
師匠
兄弟弟子(三高弟)
家族
エリカ・ラッセル…娘
ダン・ラッセル…娘婿
ティータ・ラッセル…孫娘