プロフィール
出身 | レマン自治州 |
---|---|
年齢 | 1154年に死去(没年齢不明) |
CV | 本編未登場 |
概要
『軌跡シリーズ』において、本編の50年程前に導力機械の実用化に成功し、機械化・導力化による文明発展【導力革命】を築いた博士。
導力の実用化によって、戦術オーブメントのように身体強化やアーツを行使したり、導力車や導力飛行船などあらゆるゼムリア大陸の機械に必要不可欠なものとなった。シリーズ当初から「C・エプスタイン」として名前は登場していたが、フルネームが明かされたのは『黎の軌跡』。
彼の死後、莫大な遺産により生まれ故郷であるレマン自治州に、今もなお導力技術の中心となっている【エプスタイン財団】が創設されている。
直々の弟子3人は「三高弟」と呼ばれ、今も導力機械の権威として導力技術関連の世界で活躍している。血を分けた子供はいない模様だが、リリヤという養女を取っておりアニエス・クローデルはこの養女の孫(エプスタイン博士から見れば曾孫)にあたる。
半世紀前の人物でありながらその素性や詳細は未だ謎に包まれている。導力革命を起こした原理もオーブメントの精製ラインも未だに謎が多く、現代のいくつかの最新技術も彼の基本概念を元から作られているものが多い。マリアベルの言葉から枷が外れている人間だったと予想される。
また、存命時に技術的特異点の出現を提唱しており、その言葉が七耀暦1207年に現実となる。
彼が制作した原型導力器である《オクト=ゲネシス》は古代遺物顔負けの現象すら引き起こしている。外の理に属する《漂白の魔王・ヴァグランツ=ザイオン》が「彼ノ者ガ拵エシ絡繰」と語っており、エプスタイン博士が外の理に何らかの形で関わっている模様。
そのあまりにも進んだ技術力から身喰らう蛇や空の女神と何らかの関係があるのではとファンからは疑われている。実は死んでないのでは?という疑いを持つものまでいる。
関係者
- リリヤ・エプスタイン
エプスタイン博士の養子。博士の死後に苗字を変えてリリヤ・クローデルとなる。
三高弟
『空の軌跡』で登場。リベール王国の導力機械の権威であり、エリカ・ラッセルの父でティータ・ラッセルの祖父。
『黎の軌跡』で登場。カルバード共和国のバーゼルを拠点として活動していたが黎の軌跡の3年前に国外での研究を始める。カトル・サリシオンの養母。
『閃の軌跡』で登場。エレボニア帝国のルーレ工科大学の学長。後にトールズ士官学院・第Ⅱ分校の特別顧問に就任する。家族関係については不明。本名は黎の軌跡で明らかになった。
養女リリヤの関係者
リリヤの孫。エプスタイン博士の遺した手記が養女を経由して彼女に渡っている。その最後に書かれていた「120X年までに(《オクト=ゲネシス》を)全てを取り戻さないと全てが終わる」の記述を読んだアニエスが《ゲネシス》を探し始めた事から、『黎の軌跡』の物語は幕を開ける。
リリヤの娘でアニスの母。すでに他界している。
ソフィーの夫となったカルバード共和国の政治家(アニエスの父)。ジェラール・ダンテスからは「どこでエプスタイン博士の血筋を取り込んだのかは興味深い」と言われているが、養女であった事は知らなかった模様。ちなみにジェラール自身はエプスタイン博士の製作した《ゲネシス》の情報に通じている関係もあり、血縁関係の有無について知らなかったのではなくアニエスがエプスタイン博士の血を引いているという確信があっての発言だったとも解釈できる。
エプスタイン財団関係者
リベールZCFの特別顧問。『黎の軌跡』においてバーゼルで発生したアルマータ関連の事件に伴いエプスタイン財団の代理折衝役も請け負う。
エプスタイン財団クロスベル支部の技術者。魔導杖やエイオンシステムのテスト、導力ネット普及などで活躍する。
???
過去にあったループでは唯一の弟子であったらしい。しかし人間性の問題かは不明だが破門している。
関連項目
界の軌跡の重大なネタバレにつき注意
エプスタイン博士は1209年までにある災いが起こることを予見していた。それは七の至宝の一つ、《刻の至宝》・レーギャルンの匣による約1200年周期の大陸全土の巻き戻し。
57年前に現在のカルバード共和国首都イーディスのトリオンタワー建設のために訪れたのも、オクト=ゲネシスによって巻き戻しに対処する保険をかけるため。人類がその次元に達して破壊に成功する可能性もあったが、それでも尚保険をかけていた。
初代グリムキャッツのドミニク・ランスター、直弟子でゲネシスのレプリカを開発したラトーヤ・ハミルトン、養女のリリヤもその協力者であった。
尚、界の軌跡時点では不明だがゲネシスはリリヤ或いはその血縁者でなければ本来の用途で使用できない模様。