プロフィール
所属 | 貴族連合→帝国軍情報局→トールズ士官学院・第Ⅱ分校《特務科・Ⅶ組》→トールズ士官学院・戦略研究室兼エプスタイン財団準所属 |
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異名 | 黒兎(ブラックラビット) |
使用武器 | クラウ=ソラス |
年齢 | 12歳(閃Ⅱ)→14歳(閃Ⅲ・Ⅳ)→17歳(界) |
CV | 種田梨沙(Ⅱ)→水瀬いのり(Ⅲ以降、種田の療養による休業で二代目を継承) |
概要
「黒兎(ブラックラビット)」のコードネームを持ち、漆黒の傀儡《クラウ=ソラス》を操る謎の美少女。あまり感情の起伏は感じさせず、“精巧な人形”のような雰囲気を漂わせている。
幼い外見ながら特殊工作員として高い能力を持ち、下された任務を忠実に遂行する。
《Ⅶ組》メンバーのミリアムと同じく「オライオン」という姓を名乗っていること、アルティナの使う戦術殻《クラウ=ソラス》がミリアムの使役する戦術殻《アガートラム》のデザインに似ていることなど、いくつもの共通点がある。
第Ⅱ分校編入後は自分の小柄な身体や年齢を盾にして天体観測のような興味のある出来事については小さい子優先、年下優先と言って先にやりたがるようになる。
その正体は「人間」ではなく、とある目的のために謎の組織《黒の工房》によって創られた「人造人間(ホムンクルス)」である。型式番号は《Oz-74》であり、同じくホムンクルスであるミリアムは《Oz-73》、つまりアルティナは同じ場所で後から作られたという意味でミリアムの妹にあたる。感情が希薄なのは《Oz》に機能としての感情が基本搭載されていないため。
ホムンクルスといっても戦術殻とシンクロする能力以外は遺伝子的にはほぼ人間と変わらないということなので、人型の別生命体ではなく「人工的に生み出された人間」という方が正確だろう。しかし肉体的にほとんど成長できなかったり、寿命がどうなっているのか本人達にも不明とのことなので、普通の人間にはない制約がいくつか設けられているようである。
活躍
閃の軌跡
未登場。
後の作品にて、この時期のアルティナは七曜暦1204年に《黒の工房》で目覚め、基礎知識を集中学習した後、同年半ばに工房関連の記憶を消された上で“出荷”され、とある人物を介して彼女を受領したルーファスが帝国情勢など最小限の知識のみ与えて貴族連合へ貸与していたことが判明している。
閃の軌跡Ⅱ
「これ以上のやりとりは無意味と判断します」
「――ところで、この行為に何らかの不埒な意味は?」
ユミルに匿われている皇女アルフィンを狙う猟兵の襲撃に乗じ、魔女クロチルダと組んでリィンとトヴァル(とセリーヌ)の油断を見計い、アルフィンおよびリィンの妹エリゼを戦術殻を用いて誘拐。リィンが旅立つ大きなきっかけを作ることとなった。
内戦では貴族連合の協力者として主宰カイエン公爵と総参謀ルーファスの命令に従っており、帝国各地で特殊工作活動を行っている。結社《身喰らう蛇》や猟兵団《西風の旅団》のメンバーと結託してリィン達の前にたびたび立ちはだかることとなる。
リィンからすればエリゼ達を誘拐した張本人であるためアルティナへの態度も当初は剣呑であったが、自らを「道具」と称して人形のように命令に従うアルティナの姿には彼としても思うところがあり、戦艦パンタグリュエルで会話して以降は態度を軟化させている(ちなみにこの時のやり取りが発端で、リィンが女性絡みで不埒扱いされるのが定番のネタとなった)。
最終決戦では、皇太子セドリックに刃をつきつけてまだ抵抗を続けるカイエン公爵を、ルーファスの指示により拘束。ルーファスが貴族派ではなくオズボーン宰相に与する《鉄血の子供たち》だったという事実は、ルーファスに従うアルティナのこれまでの活動は貴族連合を欺くための偽装工作、さらには貴族連合の敵ということでリィン達の(一応)味方側だったということになる。
内戦が終結した後はオズボーン宰相の意向で帝国軍情報局に入局。「帝国の英雄」となり、政府から様々なオーダーを受けて活動するようになったリィンのサポート兼監視役として活動を共にするようになる。『閃Ⅱ』後日談で描かれたクロスベル自治州併合時のミッションや、本編後に起きたノーザンブリア自治州の「北方戦役」がその例。
彼女自身については『閃Ⅱ』時点では結局あまり掘り下げられず、次作を待つこととなる。
閃の軌跡NorthernWar
「いたって普通です。多少不埒なところもありますが」
ノーザンブリア自治州の動乱を描いたスピンオフのTVアニメでも、『閃Ⅲ』で言及されていた通り、政府のオーダーで動くリィンのパートナーとして同行する。
クロイツェン地下水道での任務中にラヴィと出会い、共に魔獣の討伐に協力する。その際に彼女が帝国に潜入した「北の猟兵」であることが判明し、ケルディックではミリアムやレクターと共に彼女達の捕縛に動く。ラヴィには逃げられたものの、仲間であったマーティを捕縛する事には成功し、以降はマーティの監視役につく。
帝国とノーザンブリアの開戦後は、リィンやマーティと共にノーザンブリアの「北方戦役」に参戦。ラヴィの説得により協力関係を結び、彼女を黒幕のいるの人形兵器工房へ送る役目を担った。
余談だが本作ではゲーム本編よりもコミカルな表情をする事が多く、ミリアムとぶつかった際には(×▵×)な表情を見せたり、マーティに頭を撫でられた際には画像の表情をして拒否反応を示し、クラウ=ソラスで反撃をしたりしている。
閃の軌跡Ⅲ
続編である『閃Ⅲ』ではメインキャラクターとして登場する。『閃Ⅱ』で演じた種田梨沙が長期休養のため降板、共演も多い水瀬いのりが2代目を継承、その後も彼女がアルティナ役を続投する事になった。前述の『Northern War』も水瀬が担当している。
リィンがトールズ士官学院・第Ⅱ分校の教官に就任したことを受け、アルティナも情報局から「生徒としてリィンを監視する」旨の指令を受けて分校へ派遣される。教官になったリィンを新Ⅶ組で監視するのみならず、一人の士官学院生として学んでいくことになる。
事務的に命令に従うだけだったこれまでの任務とは異なり、様々な意思決定や抽象的な設問への対処を求められる学院生活は、人としての感情や明確な意志に乏しいアルティナにとって苦労の連続であった。これらをあくまで任務だと捉えようとするアルティナに対し、彼女自身の意志を育む必要があると感じたリィンは「自分はどうしたいか?」を問いかける。
これまでの複雑な関係がありながらも「自分の生徒」として接してくるリィンだけでなく、分校生活の他愛ない日常、新Ⅶ組とともにこなす演習の数々、かつて敵だった旧Ⅶ組メンバーとの交流、オーレリア分校長やシュミット博士の薫陶など多くのものから影響を受けながら、喜怒哀楽の感情と「アルティナ自身の意志」が芽生え始めていく。
幼い外見故に同期女子からはマスコットのように見られており、同じ新Ⅶ組のユウナや入部した水泳部のレオノーラからは「アル」の愛称で可愛がられるなど同級生たちとの交友も多く得るようになる(アル呼び以外にもミリアムからは「アーちゃん」、ランドルフ教官からは「アルきち」、アッシュからは「チビ兎」、政府や結社関係者からは「黒兎」等やたら呼び名が多い)。
ミリアムとは妹と判明して以降任務やプライベートでも交流を持つようになり、「アーちゃん」と呼び慕われ懐かれるようになる。アルティナ自身は本人の性格と特殊な生い立ちの上での姉妹関係と言う事もあり、お姉さんぶってくっついて来るミリアムに辟易はしているものの本気で嫌っている訳ではないようで、自分達の通り名に合わせた兎型のトイカメラをペアルックで持っていたりしている。
アルティナの心の成長とトールズに編入された真の理由、《黒の工房》とは何者か、《Oz》シリーズは何のために造られたホムンクルスなのかといった要素は物語の鍵を握っており、終盤ではアルティナを中心に物語が大きく動き出す。
実質、『閃Ⅲ』『閃Ⅳ』でのメインヒロインは彼女と言っても過言ではないかもしれない。
DLCでは私服も用意されており、自身の名を冠した黒いウサミミとセーラー服によく似た衣装である。描き下ろしイラストでミリアムが反転色の同じ服を着ていた事から、ペアルックで購入したものだと思われる。
当初店舗特典、その後通常販売されたDLCに「キティ・ノワール」なるセパレート水着が用意されている。設定ではミリアムから「無理やり」送られてきたもので、猫耳・猫尻尾がついたものである。この衣装は『閃Ⅳ』ではDLC詰め合わせで、『創』では夢幻回廊の報酬で入手できる。
閃の軌跡Ⅳ
「―—みんな守って見せると言ったミリアムさんの意思を継ぐことを」
「絶対に教官を取り戻して、今までのお礼を伝えることを……!」
「わたしはリィンさんの教え子でパートナーです……!ずっと、ずっと一緒にいますからどうか見届けてください……!」
《黒キ聖杯》での戦闘にて、ミリアムを失うのみならずリィンを黒のアルベリヒ率いる《黒の工房》の手中に捕えられてしまい、残された新旧Ⅶ組のメンバーは敗走を余儀なくされる。「悲しい」という感情を理解できるようになった今のアルティナにとって、二人を守れなかったという痛みと無力感は耐え難いものであり、失意の底へと沈んでいった。
そんな意気消沈しているアルティナや旧Ⅶ組をユウナが一喝。造られた存在である自分がリィンやミリアムのおかげで人らしくなれたこと、二人がかけがえのない大切な存在であることを実感したアルティナは、誰に命じられたものでもない「自分の意思」で帝国政府と決別しリィン達を取り戻すことを決意する。
ユウナやアルティナの言葉を受けてⅦ組一同は奮起し、絶望的状況に屈することなく《巨イナル黄昏》への反攻に出ることを決心。リィンが捕らえられている《黒の工房》の拠点を見つけるために、ローゼリアの命により新旧Ⅶ組は「特異点」を発見すべく帝国各地に向かうことになる。
アルティナら新Ⅶ組は特異点探索に加えて前作にて離脱したアッシュ・ミュゼと再合流を果たし、別働部隊の初代Ⅶ組と合流してついに《黒の工房》本拠地に突入。自分が生まれた場所である工房内で、今まで封じられていた工房とミリアムの記憶に心揺さぶられながらも死線を切り抜け、リィンの奪還に成功。その後は《黄昏》への抵抗にその身を投じた。
自分を庇っていなくなったミリアムの事はずっと悲しんでいたが、ミリアムが霊体として復活を遂げた際には「お姉ちゃん」と歓喜の涙声で喜びを露わにし、フランツによって新たな肉体を得て蘇った際にはユーシスと共にミリアムを抱きしめる姿を見せるようになった。
エンディングでのオリヴァルト皇子とシェラザード妃の結婚式ではミリアムと色違いのペアルックドレスを着て参加している。
初回限定版DLCでは、『閃Ⅱ』登場時に纏っていた「黒兎」スニーキングスーツが用意されており、同じくDLCで軍服が用意されているリィン・クルト・アッシュ・ユウナ(ユウナのみ店舗特典でのみ入手可能)とともにさながら新Ⅶ組を軍隊風にすることも可能。『創』では夢幻回廊での報酬で入手できる。
「魔法少女まじかる☆アリサ」の衣装として、「まじかる☆ダークネス」なるアルティナの衣装がDLCで販売されている。まじかるアリサを付け狙う、魔王の下僕という設定とされている。
しかし、本来はこの青色基調の魔法少女衣装で、「まじかる☆アーちゃん」と呼ばれる。こちらはゲオの店舗特典で入手ができた。設定ではレクターが割と真面目に考えて作ったまじかる衣装とされているが、次作『創』のミニゲーム「魔法少女まじかる☆アリサRS」では前述の「まじかる☆ダークネス」の改心で変化した設定となっている。
また、本編のDLCでは前述の「キティ・ノワール」とは別デザインの水着が用意され、水玉模様のチューブトップ・フリルボトムのセパレートビキニで、またアタッチとして麦わら帽子が用意されている。
これらのDLC衣装は次作『創』でも登場しており、「黒兎」は夢幻回廊の探索報酬、「まじかる」衣装はミニゲーム「魔法少女まじかる☆アリサRS」のクリア報酬、『閃Ⅳ』DLC水着は「ビーチDEバカンス」のミニゲームプレイで入手可能。
創の軌跡
「教官には引き続きわたしの成長を見守って頂かないと。」
大戦後は帝国の軍備縮小にともなう情報局の再編をきっかけに、エージェントとしてではなく第Ⅱ分校の生徒として日々を重ねる道を選択。
冒頭では新Ⅶ組一同でリィンの故郷・ユミルを訪ね、出迎えたリィンの養父テオに内戦時での蛮行を謝罪。テオもこれに応じ、リィンを長く支えたことに感謝を伝え、アルティナ自身も改めて「自分の意思」でⅦ組に在籍していることを述べている。
ユミル到着翌日に、同じくユミル入りしていたクレアとマテウスにいきなり襲い掛かられることになるが、クラウ=ソラスをフル活用してリィン達をサポートし勝利に貢献。
その後クレアからオリヴァルト皇子とシェラザード妃が失踪したこと、同時期にクロスベルで異変が発生したことを知らされる。Ⅶ組・新Ⅶ組と共にこれらに関する調査を開始し、新たな陰謀に巻き込まれていく。
エピソード「白兎と眠れる傀儡」では、ミリアムの戦術殻アガートラムを回収するために《黒の工房》の特別区画を訪れる。フランツ・ラインフォルトが秘密裏に残していたメッセージによると、《巨イナル黄昏》の宿命から解放されたホムンクルスたちの“器”としての制約は既に解除され、身体も成長する普通の人間として生きていけることが明かされた。
また大型アップデート「夢幻の彼方へ」で追加された本編クリア後のストーリーでは彼女が物語の主軸として活躍する。本ストーリーではキーア・バニングスにもスポットが当たっており、『閃Ⅳ』であまり触れられなかったホムンクルスであるキーアと《Oz》シリーズの関係が明らかとなる。
本編のDLCでは和装が用意されており、いわゆる隠密装束で、陣笠もアタッチメントとして用意されている。
界の軌跡
トールズ卒業後、新たに新設された戦略研究室及びエプスタイン財団帝国支部に所属。
相棒であるクラウ=ソラスは改良をなされ《シールドキャリバー》という次世代兵装へと変形し引き続き愛用している。
所属している財団の要請のもと”ある案件”の担当・連絡役としてカルバード共和国へと赴くこととなる。
生徒になってからはリィンの事を『教官』と呼んでいたが、卒業後同僚となったことから再び『リィンさん』と呼ぶようになっている。
フランツの遺言通りに身長は伸びているのだが、当時同程度だったシュリやキーアには徐々に差をつけられており、ミリアムとは背が高い一方でプロポーションで負けているのを気にするなど年相応になっている。ただし、それでも小柄故に映画館でゴールデンブラッドを鑑賞した際には年齢確認をされたことがある。二代目Ⅶ組のメンバーとの交流は続いているが、お互いに多忙で会う機会が少ない。
GEO店舗特典DLCで「閃Ⅳ」でまとった旅装が用意されている。
バトルスタイル
得物は戦術殻《クラウ=ソラス》を使役する。事実上の姉妹機であるミリアムの《アガートラム》が剛撃一本に対し、こちらは斬撃を用いる。
『閃Ⅱ』の本編では敵対関係のため使用できないが、ラストダンジョン・夢幻回廊にて女性キャラクターにアクセサリアイテム「夢幻鏡(黒兎)」を装備することで擬似的にパーティインできる。斬撃と剛撃がAランクであり、ミリアム同様前衛での戦闘がメインとなる。
『閃Ⅲ』以降は正式にプレイアブル化。クラフトで魔法攻撃が加えられたことにより魔法攻撃力が上がったため、後衛に控えさせてアーツによる後方支援も可能になった。加えて新Ⅶ組メンバーでは物理防御力がもっとも高く、また物理攻撃力もあるためマスタークォーツを前衛タイプの物に替えて、『閃Ⅱ』同様前衛キャラクターとして立ち回っても同じ新Ⅶ組のユウナ・クルト・アッシュにひけをとらないため、万能の立ち回りを行うことができる。
固定属性は幻×2、時×1で、前衛に立って戦う場合は固定属性スロットには状態異常や攻撃力強化のクォーツを、後衛でアーツ中心に攻める場合は硬直軽減やEPアップといったクォーツを装備し、パーティバランスに応じてマスタークォーツやクォーツをその都度変えつつ戦っていきたいところ。ただし機動力が低めのため、行動力強化のクォーツ装備は必須とも言える。
Sクラフトは『閃Ⅲ』ではアーマー状になったクラウ=ソラスを装着して飛空し、レーザー攻撃を仕掛けたあと、空中より斬撃を放つ「アルカディス・ギア」。
『閃Ⅳ』から登場する新たなSクラフト「ソラリス・ブリンガー」は、分身させたクラウ=ソラスの片方をアーマーとして装着し、もう片方を剣に変形させて攻撃し、最後は剣を敵陣に放って大爆発を起こす豪快なものとなっている。ちなみにいずれのSクラフトも魔法攻撃である。
界の軌跡では、得物がシールドキャリバーに発展したためか歴代技である「ブリューナク」をのぞいてクラフトが一新されており、攻撃クラフトが「ブリューナク」・「ソラリスブレイカー」の2つに減ったが、支援技として「レメディソング」が追加さた。Sクラフトは「ヴィヴィッド・カレンデュラ」なる完全防御技に変更となった。そのため、支援中心に立ち回りが変わっている。
対人関係
《Oz》としての姉及びトールズでの先輩。同じ《黒の工房》で作られたホムンクルスでありながらも真逆の性格。お姉ちゃんぶって積極的にスキンシップをしてくるミリアムを煙たがりながらも、感情豊かな彼女がどこか羨ましかった模様。ある時期を境に時折「お姉ちゃん」と呼ぶようになる。
アルティナの心の成長の第一要因であるパートナー。内戦時の敵対者→任務でサポート→トールズ編入後の担任→同僚と不思議と長い付き合いになり、リィンからも何かと気にかけられている。
物語が進み彼女の心が成長するに伴って、人工的に生み出された自分に初めて芽生える不思議な気持ちに悩みながらも、パートナーや生徒といった関係の中で自分を守ってくれるリィンを想い、逆に自分が彼を守りたいと強く思うようになっていく。
『閃Ⅳ』の絆イベントでは段々とリィンへの恋愛感情を自覚するようになり、最後にアルティナを選んだ場合はラスボス決戦前夜にお互いの想いを告白することとなる。一応教官であるため、彼女の気持ちが変わらなければ卒業後に改めて返事をしたいと言うリィンに、アルティナは満面の笑みで「なんの問題もありません」と答えるのであった。
『閃Ⅱ』では貴族連合の一兵として誘拐した人物。一緒に誘拐されたアルフィンの件もあり、『閃Ⅲ』で再会したときはやや悪感情を抱かれており、アルティナが過去の行いを見つめ直す一つのきっかけとなった。その後はパジャマパーティーやユミルへの招待の約束など交友を得て和解した模様。共闘する機会がある『創』では掛け合いでも互いに認め合う台詞を述べている。
任務の一環で編入したに過ぎなかったが、特殊な出自で家族も友人もいなかったアルティナにとっては「家」ともいえる場所であり、ミリアムと同じくありふれた学生生活が彼女の心の成長を促すことになる。
新Ⅶ組の同級生で初期メンバー。同室かつ弟と妹がいるユウナはプライベートで世話を焼いてきて、クルトはアルティナが人間の感情の複雑さなどを学ぶきっかけになる。
新Ⅶ組の途中参加組。ミュゼからはアッシュの通じるいかがわしい大人の知識を教えられ、リィンが余計不埒だと誤解される原因にもなる。
リィンと同じかつての敵対者、そしてトールズのOBたち。『閃Ⅲ』でのアルティナの雰囲気の変化はリィンほど付き合いのなかった彼らも感じ取っている。ミリアムが懐いていたユーシスや、アルティナの抜群の歌唱力に目を付けたエリオットとは付き合いが生まれている。
エマの使い魔である猫。セリーヌもまたアルティナの変化を感じ取っている。アルティナとはまた別のリィンの相棒的存在であり、アルティナが無自覚ながらも彼女にライバル心を抱いている描写が見られる。