テオ・シュバルツァー
ておしゅばるつぁー
エレボニア帝国の男爵位の貴族。帝国北部の温泉郷ユミルの領主を務めている。
リィン・シュバルツァーの養父でエリゼ・シュバルツァーの父。妻はルシア。
血は繋がっていないが養子であるリィンの事は実子のエリゼと同等に接している。
帝国貴族によく見られる傲慢不遜さなどは一切なく『領主は民に寄り添うべし』と言うのを流儀に慎ましい生活を送っており領民からは親しまれてる人格者。
趣味は鷹狩りを始めとする狩猟全般で、かつてルーファス・アルバレアにも狩りの作法や心構えを指導したことがある。
騎士剣術も得意としており達人レベルとは言わないまでも銃を持った複数の高位猟兵相手に優位に立ち回れるまでの腕前を備えている。
どこの元も知れない浮浪児であるリィンを引き取って育てたことから社交界で受ける言われなきバッシングを疎ましく思い滅多にユミルから出なくなりその事に対しリィンは今でも気に病んでいる。頑固者として貴族社会でも有名らしい。
養子のリィンには実子のエリゼと結婚して家を継いでほしいと妻ともども願っている。(リィンは自分のせいでシュバルツァー家がいわれなき中傷を受けてしまったと考え当主にふさわしくないと続けていた)
実はギリアス・オズボーンとは幼馴染の関係にあり、前当主であった父と親しかったオズボーン家がギリアスを除き雪崩で死亡した後、父がギリアスを引き取ったためテオは彼を「ギリアス兄さん」と呼び慕い彼がトールズに入学するまで共にユミルで暮らしていた。
その後も交流が続いていたのだがある時「ある子供を引き取って欲しい。」と頼んで来たのを最後に交流が絶たれる、その時引き取った子供こそが彼の息子であるリィンだった。
テオは今でも兄として慕っていたギリアスを信じてはいるが、リィンの事に関しては父親として今更譲るつもりはないと言っている。