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ミッションコンプリート。どうか安らかに・・・。


CV:松来未祐小清水亜美(松来の死去により「Ⅲ」より二代目として継承)


概要編集

エレボニア帝国帝国軍鉄道憲兵隊所属。初登場時の階級は大尉。24歳。

ミリアムと同様、《鉄血宰相》ギリアス・オズボーン直属の部下「鉄血の子供たち(アイアンブリード)」の一人でもある。作中では主に「クレア憲兵大尉」と呼ばれ、発売前の情報では苗字が伏せられていた。

どんな状況でも冷静に対処でき、優れた先読み能力と用兵術を持つことから、「氷の乙女(アイスメイデン)」の異名を持つ一方で、実際のところは情に深い人物である。またメンタルは決して強い方ではないことも描かれている。

トールズ士官学院の卒業生(リィンⅦ組の5期上)である。

周囲が見とれるほどの美人だが、恋人はいない模様。また、落ち着きがあるためにⅦ組からは1つ年上のサラより大人の女性に見えている。


閃の軌跡編集

LOG

鉄道憲兵隊としてⅦ組の特別実習を度々サポートしており、とくに《鋼都》ルーレでの実習では、リィンに秘密裏に情報を提供するべく、肩空きドレス姿でバーにて待ち合わせした事もあった(ただし、フィーが後をつけており、結局フィーも加えてリィンとともに話を聞くことになった)。


終盤、上司であるオズボーン宰相が狙撃を受けたときに、狙撃犯である帝国解放戦線リーダー・《C》を狙撃地点にて銃を抜くものの、逃走されてしまう。


閃の軌跡Ⅱ編集

クレア大尉

オズボーン狙撃から始まった帝国内戦では、鉄道憲兵隊として貴族連合軍に抵抗する一方、Ⅶ組とも共闘しており、ガレリア要塞で貴族連合軍に与した猟兵・ゼノレオニダスに苦戦を強いられるリィン・フィー・マキアスを狙撃で救援し、その後プレイアブルキャラとなる。


カレイジャス登場後は鉄道憲兵隊に戻り、ヘルムート・アルバレア公爵の領内市場町・ケルディックが焼き討ちされたときは帝国軍と連携をとるほか、公爵の傘下たるクロイツェン領邦軍をかく乱すべく攻撃している。


内戦終結後の後日譚ではアルフィン皇女エリゼの護衛としてトールズに赴き、夢幻回廊で共闘する。


また、エンディング絵では貴族連合に与し(実際は筆頭命令の下動いていた)、その後情報局の新人となるアルティナと共に共同任務についていたことが描かれた。


閃の軌跡Ⅲ編集

閃の軌跡まとめ2

本作では少佐に昇進。本編開始前にはエレボニア領となったクロスベルに赴き、クロスベル軍警学校にて臨時教官となり、ユウナらを指導していたが、ユウナがエレボニアから来た指導教官と対立、結果単位取り消しを申し付けられてしまう。これをクレアが慮り、ユウナに取り消された単位の再取得を行うためにトールズ士官学院・第Ⅱ分校への転学を推薦した。


リィンが第Ⅱ分校の教官となったため、当初はごく短期間ながらパーティインするなど、味方ともいえる立場におり、そこで自身の過去を初めて話す(後述)。しかし、クロスベルでルーファス命令による鳥籠作戦の実働部隊を指揮し、特務支援課関係者(確認できるのはロイドエリィキーアアリオス)の軟禁・封じ込めを担当する。この際、帝国の呪いの依り代としての力が発現しつつあり、無意識に呪いの強制力・『因果律制御』を行使したことで、本来は困難な任務を達成できるようになり、終盤、《巨イナル黄昏》が始まるとその力を自覚的に用いることが可能となり、その際には瞳に文様が浮かぶがその力をもって終盤ではオズボーン配下のもと、ついにリィンたちと対立することになる。

















出自ネタバレ編集

深い意味はありませんから…

クレアは少女時代、エレボニアの大手楽器メーカー・「リーヴェルト社」(ヨシュアのハーモニカやエリィのオルゴールの製造元)社長令嬢であったが、14歳のときに乗っていた導力車同士の事故で両親と弟・エミルを亡くしてしまい、自分も負傷するものの一人だけ生き残ってしまう。その後副社長を務めていた叔父に引き取られる。


ところが、父の遺品を整理していくうちに、過去の帳簿から叔父が詐欺紛いの商法で莫大な利益を上げていたことと、父が叔父を質そうとした矢先に事故が起きたこと、それも叔父が事故に見せかけてクレア含めた一家全員殺害目的だったことを知り、この事故によって《統合的共感覚》に目覚めたクレアは叔父を問いただすが居直られてしまい途方に暮れることになる。そんな時に父の友人で、トールズ同期だったオズボーンが仇討ちの助力を申し出、その助言に従って事件の証拠を集め、叔父を犯罪者として立件し逮捕させ、その後裁判で死刑へと追い込んだ末、叔父一家を一家離散させるに至った。


従兄・ミハイル・アーヴィングこそ実父の悪行を薄々感じ、一家離散後は母方の苗字を名乗って一足先に軍に入営、鉄道憲兵隊に配属されるがその後クレアが後から同じ鉄道憲兵隊に属することになりある程度和解したものの、彼以外の親戚、特に従妹・イサラ・アーヴィングとは不仲となってしまう。クレア自身もリーヴェルト社の経営権を信用できる幹部に譲渡して家とは完全に決別、自らはトールズ士官学院に入学して、その後オズボーンの部下となった過去を持つが、本人もこの傷を今も引きずっている。


リィンにこの事実を打ち明けたのは、リィンに弟の面影を感じていたからと告白し、過去を明かす前にもミハイルからエミルの代わりかと問われている。尚、当の本人は質問をした後で自分がそれを聞くべきではなかったと謝罪している。


夏至祭のクエストでは父と叔父が遺したオルゴールにクレアとミハイルがそれぞれ弟と妹の四人で撮った写真が入っており、ミハイルと共にそれぞれ写真を引き取る。


閃の軌跡Ⅳ編集

軌跡 log

前作の終盤にてアルティナを見捨て、なおかつミリアムの死に関わってしまったのみならず、ミリアムからのメールを序盤で見てしまったために精神状況が不安定となり、ついには壊れる寸前にまで至った。序盤ではロイド・エリィ・キーア・エステルヨシュアレンをオルキスタワーにて黒のアルベリヒマリアベル・クロイスとともに迎撃する。


中盤にて海都オルディスにてプリシラ皇妃殿下とトワの監禁・監視を行い、その救出に現れたリィンたちⅦ組を紅のロスヴァイセとともに迎え撃ち、全員捕縛を行うべく前述の因果律から発動できるアンチオーダーを用いるほどだったが、ロスヴァイセより自分の悲壮な状態を見抜かれた上、リィンたちにも


いくら『黄昏』の力を使えようが、そんな貴女に負ける気はとてもしない。『偽物の氷の乙女』には。


の一言もあり、戦いの末、敗走を余儀なくされる。


後に彼女の家族の死は皮肉なことに彼女が使っている『黄昏』の力の元凶が引き起こしたものであると判明する。彼女もレクターと同様に呪いで人生を狂わされ、その手先になってしまっていた。


センシティブな作品

世界大戦開戦の前日、クロスベルの保養地・ミシュラムに集った新旧Ⅶ組一同とともにいたリィンに、クレアはミシュラム下の湿地帯にて密会を行い、鉄血の騎士としてのボディスーツ姿で登場。リィンに銃を向けるが、リィンは得物である太刀を地に置き、クレアとはこの場で戦う意思がないこと、そして幻想機動要塞での戦いの後の、この先の未来にクレアにも来てもらう意思を告げる。


そして幻想機動要塞での序盤・クレアはレクターとともにリィンたちを鉄血の騎士として迎撃し、戦いの末に敗れる。自害しようとするも、見越していたユウナたちに阻止された。そして、オズボーンの死を知るとともに最終決戦のイシュメルガ=ローゲ戦ではオーダー要員としてレクターとともに参戦、イシュメルガ打倒を見届ける。


見届けた後はレクターと筆頭であるルーファスとともに今後を語り合い、クレアはレクターと同じく逮捕・極刑を覚悟するつもりだったが、ルーファスに「今後の帝国の混乱に、情報局と鉄道憲兵隊の力は確実に必要になる」と諭され、大戦後は鉄道憲兵隊に復帰。オズボーンの死により憲兵隊は帝国軍傘下となるもののその責任者として戦後の混乱を収拾した。


また、そのさなかに行われたオリヴァルト皇子シェラザード妃の結婚式では式場警備を行っている。


創の軌跡編集

クレアさん

本編では序盤、リィンたち新Ⅶ組とともに温泉郷ユミルに同行。ユミルの温泉は帝国内戦以来となるが、露天風呂にて入浴シーンを披露。同じく入浴しに来たリィンに今までのお礼を述べた。


しかし、その奥地に向かったところで、マテウス・ヴァンダールとともに新Ⅶ組に襲い掛かり、アッシュとミュゼの動きを封じ、ユウナ・アルティナを追い込むものの、新Ⅶ組一同の奇策により見事に跳ね除けられる。その直後にいないはずの魔煌兵が出現し、これを新Ⅶ組とともに迎撃、倒すことになる。


事の真相は、新婚旅行に出かけたオリヴァルトとシェラザードが失踪したため、その探索を行うに相応しいかマテウスとともに試したという。しかし、それのみならずクロスベルで起きた、ルーファス総統による独立国成立を知ることになり、クレアも新旧Ⅶ組、そしてクロスベル警察特務支援課新生帝国解放戦線とともに共闘していくことになる。


余談ではあるが、本編の衣装は私服・憲兵隊制服・湯着はデフォルトで用意され、そして前作にて鉄血の騎士としてまとっていたボディースーツが夢幻回廊の報酬で用意されており、さらには湯着以外でSクラフトのカットインが3種類用意されている。


本編エピソードでは、前述の従妹・イサラと再会。イサラから罵倒を浴びることになるが、その後イサラがインビジブルマンによって誘拐されるところをクレアが救出することになった。実はイサラも兄のミハイル同様現在は父の件に関してもう恨みを持っていなかったが、中々素直になれない性分な上、クレア自身がいつまでも過去の罪悪感を引きずる態度につい意固地になっていただけであり、救出後は昔のように『イサラちゃん』『姉さん』と呼び合うようになる。その後イサラは兄・ミハイルの第Ⅱ分校教官退官の後継として、第Ⅱ分校主計科新任教官となっている。


対人関係編集

鉄血の子供たちーー父の復讐を果たした後、オズボーンの旗下に加わった同僚。関係自体は良好で、大戦後も付き合いは続いている。


ミリアム・オライオンーー子供たちの末っ子。ミリアムの情操教育や学問などをレクターと共に見てあげた事からミリアムからは母親或いは姉のように慕われている。クレア自身も妹のように可愛がっていたが、それ故に大戦時には精神が崩壊寸前になってしまう。


レクター・アランドールーー鉄血の姉弟。年齢的にはクレアが年上だが、レクターは子供たちでは最古参。情報部と鉄道憲兵隊のやりとりから、仕事上での付き合いも多い。


ルーファス・アルバレアーー子供たちの長男だが、クレアは筆頭がルーファスである事を知らされなかった。また、ルーファス自身が抜きんでていた上に本人の空虚な関係から付き合いは浅い。


ギリアス・オズボーンーー父の学友で第二の父親。叔父の陰謀で家族を殺され、しかも開き直られて絶望した彼女の復讐をお膳立てした。以後はトールズの入学を計らうなど、父としても敬愛している。


トールズⅦ組ーートールズの後輩達。途中編入したミリアム以外ではリィンには弟を重ねていた事もあって思い入れ、また第Ⅱ分校のユウナとも軍警学校で面識があり、慕われている。


リィン・シュバルツァー――――後輩の一人だが、弟に重ねて見ていた。ただし、リィン自身にも惹かれていた模様で閃の軌跡Ⅲでは過去を明かした後、頬にキスまでしている。


ユウナ・クロフォード――――軍警学校の教え子。ロイドの手配で抗議したユウナの単位が取り消された横暴を見かね、退学の危機に陥った彼女の単位を半分取り戻し、不足分をトールズ第Ⅱ分校への編入で取り戻すように計らった。そうした経緯で、ユウナからは尊敬されている。


ミハイル・アーヴィング――――従兄にて同僚。父の所業については思うところもある為か彼女に対して特に辛く当たったりはしてない。むしろ今でも兄目線で付き合って心配している。


バトルスタイル編集

ミッションコンプリート。 どうか安らかに・・・

登場作品に共通して導力銃を得物とし、その精密射撃は神業と称される。実際、『閃Ⅱ』ではクレアの銃に命中率100%の追加効果があり、まず攻撃ミスが起きない。


『閃Ⅲ』以後は武器の命中率100%効果はなくなり、命中100%のクォーツをオーブメントに装備するか、命中100%のアクセサリーを装備することで補うことになるが、物理攻撃力・行動力は高くほかのパラメータもバランスがとれており、射撃による通常攻撃のほか、クラフト「モータルミラージュ」で敵の背後に回り込みつつ攻めたり、「フリジットレイン」による範囲・凍結を狙うなど、前衛・後衛いずれでも立ち回ることができる。


Sクラフト・「カレイドフォース」はミラージュビットを配置して、銃を撃ってミラージュビットに反射させて五芒星陣を描き、強大なエネルギーを起こして攻撃する。


余談編集

天国へ、ブーケを

前述の通り、CVは『閃Ⅰ』及び『閃Ⅱ』では松来未祐だったが、2015年10月に松来が難病により他界、その後『閃Ⅲ』より小清水亜美が二代目としてその役を引き継いだが、小清水自身はインタビューにて、


私はあくまでも代役。今もこの先も、この役はみゆみゆ(松来の愛称)です。


と、クレア役は松来のものであると述べている。なお、小清水は『閃Ⅲ』より登場したミュゼとの兼任で出演している。


関連イラスト編集

Claire Rieveldt軌跡 log

クレア大尉ミッションコンプリート。 どうか安らかに・・・


関連項目編集

閃の軌跡 閃の軌跡Ⅱ 閃の軌跡Ⅲ 閃の軌跡Ⅳ エレボニア帝国 鉄血の子供たち ギリアス・オズボーン ミハイル・アーヴィング

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