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サラ・バレスタイン

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さらばれすたいん

サラ・バレスタインとは、「英雄伝説 閃の軌跡」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」に登場するキャラクターである。

「フフン、文句があるなら掛かってきなさいっ!」

CV:豊口めぐみ

概要

トールズ士官学院特科クラス”Ⅶ組”の指導&担任を務める女性教官。

武術全般、戦術オーブメントの運用法、実戦知識をリィンたちに叩き込む。

黙っていれば美人だが、私生活はだらしなく居酒屋ビールがデフォルト。

それなりの酒豪ではあるものの劇中ではそれよりさらに上の者が多いためかよく酔い潰される姿が見られている。

隙あらば私用で教え子をコキ使おうとし、リィンクロウなどは良いように使われがち。

普段の授業もいい加減な部分が多く、ハインリッヒ教頭からも度々説教を受けている。

その一方で抜け目のない性格でもあり、時折鋭い面も覗かせる。

タイプはナイスミドルなオジサマらしいが、なかなか眼鏡に敵うオジサマがいないらしい。

閃の軌跡

センシティブな作品

元々は「紫電(エクレール)」の異名を持つA級遊撃士で、A級昇格の最年少記録保持者でその活躍は内外に知られていた。(取得時期は劇中の2年前の23歳で帝国ギルド連続襲撃事件の頃)この遊撃士活動時代にフィーとも知り合っており、フィーをトールズ士官学院入学に推薦したのはサラである。

ところが、エレボニア帝国遊撃士協会オズボーン宰相の方針により活動を縮小・ついには解体してしまったことで行き場を失い、そこを教官としてオリヴァルト皇子によってスカウトされた過去がある。なお、高位の遊撃士は国家間の仲介役等も務めることが多い関係上、戦闘力以外に政治・交渉力も問われるが、サラ自身は「自分は切った張ったが専門」と謙遜している。しかしそれは裏を返せば政治・交渉力の低さが問題にならない程に戦闘力が高いという事でもあり、より非凡さを強調している。

また、遊撃士以前にも別の経歴があるようだが、そちらについては「閃Ⅰ」時点では不明だった(後述)。アリサのメイドであるシャロン・クルーガーや鉄道憲兵隊のクレア・リーヴェルトとも面識があるが、いずれもあまり良い仲とは言えない様子。

閃の軌跡Ⅱ

センシティブな作品

前作終盤、貴族連合によるトールズ士官学院侵攻・占拠を受けてサラやⅦ組はともに離脱。

今作ではⅦ組全員終結後にリィンの故郷・温泉郷ユミルにて合流する。

正式にパーティメンバーの一人として使用可能で、前作の鬼とも言える性能(後述)は控えめとなるが、各種クラフトの性能の高さは相変わらず優秀であり、教官として面目躍如といえる。

中盤のオーロックス砦においての貴族連合軍に与した「北の猟兵」一同にサラが単身挑むところで自らの過去が明らかになり、遊撃士になる以前は猟兵団《北の猟兵》の一員であったことが判明する。当時帝国軍にて現役であったベアトリクス教官に救いだされて遊撃士となったという。また、出身はノーザンブリア自治州だが、数年に一度の墓参りに行くくらいだと本編で語っている。

最後の戦いにおいて、最初の教え子たるクロウが致命傷を負い、終の別れとなるところで「教え子が先に逝くんじゃないわよ!!」と涙する一面も見せた。

「Ⅱ」でパーティキャラとなるため、本作DLC(PS4版・「改」では実装)ではサラ私服が用意されている。ショートパンツスタイルで、軽装の身ながらも動きやすさを感じられる衣装である。

閃の軌跡NorthernWar

かつての過去(後述参照)の出来事を始め、帝国が水面下で画策しているノーザンブリアの占領準備の調査から、開戦された北方戦役では遊撃士としてリィンのサポートについたり市民の救助活動などを行なっている。(ちなみに開戦当時帝国からノーザンブリアのルートは帝国軍や北の猟兵により封鎖されていたようで、トヴァルやとある裏解決屋の協力の元に割り出されたカルバード共和国方面からの潜入ルートから入っていた事が後に明かされている。)

閃の軌跡Ⅲ

内戦終結後はⅦ組の飛び級卒業を受けて、エレボニアの遊撃士協会再建のためトールズ士官学校の教官を退任、遊撃士に復帰する。

前作で元・猟兵だったことが明らかになったが、さらに詳しく語られ、《北の猟兵》の指導者で、かつてのノーザンブリア公国軍軍人だったバレスタイン大佐の養女であり、彼の力になりたいと、10歳で《北の猟兵》の下部組織である少年猟兵団に入団し、猟兵になった過去が明らかになった。

《北の猟兵》でも優秀だったらしく18歳で中隊長になったが、同じ猟兵団・ニーズヘッグとの戦いで養父のバレスタイン大佐が自分を庇い亡くなった事がショックで気を失っていたところ帝国軍のベアトリクス大佐に保護されたという(この時にミュラー・ヴァンダールやナインハルトとも知り合ったらしい)。

この後、死の間際にバレスタイン大佐の言葉から猟兵を辞めて遊撃士に入り血に汚れてないミラで故郷を支援するようになる。(余談だが彼女のオジサマ趣味は養父であり初恋相手でもあったバレスタイン大佐の影響)

本編では終盤・《黒キ聖杯》での戦いで敗走を余儀なくされてしまう。

閃の軌跡Ⅳ

教え子のエマの案内でエリンの里に退避するが、サラもまたリィンが敵側に奪われたこと、そしてミリアムの戦死を目のあたりにした衝撃もあって新旧Ⅶ組の意気を失うのを目のあたりにした。

その後反攻に出るのを見届け、サラ自身は第Ⅱ分校教官となっていたランディとともに新旧Ⅶ組の引率を行うことになる。そして黒の工房突入・リィン奪還時は男子組の引率をするほか、結社強化猟兵によるエリンの里占拠時は、新Ⅶ組と第Ⅱ分校生徒の教官的立場として引率していた。

また、養父・バレスタイン大佐の死が帝国の呪いによるものだと知ることになる。

そして、大戦前日の「前日譚」において、同い年の遊撃士仲間であるシェラザードと出会い女性陣飲み比べと言う名目で念願だった酒の酌み交わしを実現することになった。その後サラの提案で女性陣限定の飲み比べを行うが、シャロンやオーレリア、そしてかつて教え子であったエーデルというそれ以上の酒豪には敵わず酔い潰れる事になる。

センシティブな作品

本作のDLC衣装・「魔法少女まじかる☆アリサ」において、『くノ一村』における伝説の・『上忍・サラ』の衣装が用意されている。設定では高校教師として人間界に潜りこみ、魔界の動きを探っているというもので、戦闘スタイル的にもくノ一衣装はサラに似合うものである。

センシティブな作品

ほかにもDLCでプライベート水着が追加されており、サラのは黄色のホルターネックビキニかつシースルー上着というもので、同時に追加されたⅦ組女子でも大人の雰囲気を醸し出している。『創の軌跡』では「ビーチDEバカンス」で入手可能で、ここでのサラは浜辺のデッキチェアにトワと一緒にくつろいでいた。

創の軌跡

大戦後はエレボニアの遊撃士協会が本格的に活動再開したのを受けて、フィーとともにエレボニア国内での遊撃士として多く活動。

本編ではノルド高原におけるきな臭い陰謀に対してリィンや新Ⅶ組のクルト・ミュゼ、Ⅶ組からはエマ、そしてガイウスとともに向かった。

対人関係

Ⅶ組――ギルドの活動縮小で行き場に悩んだところをオリヴァルト皇子の計らいでトールズに教官として就職し、受け持ったクラス。基本放任主義である上に、普段のずぼらな生活態度と性格が原因でリィン達からは時折からかわれる事もあるが、芯の部分では深い尊敬を抱かれている。

フィー・クラウゼル――――トールズのⅦ組生徒の一人であり、その前は元同業者で商売敵。彼女の父から、前もって後を託されており当時士官学院の教官のオファーがあった事から生徒として入学させる。卒業後は遊撃士となった彼女とはコンビを組んでる良き妹分。

リィン・シュバルツァー――――トールズのⅦ組生徒の一人であり教官としての後輩。生徒の時はお節介な彼を何かとコキ使っていた。卒業後教官になった彼は当時のサラ教官の苦労を思ったようである。(ただしサラ本人は要所で力を抜いていたと語っている)

シャロン・クルーガークレア・リーヴェルト――――性格以外にも立場の関係から一方的に嫌っていたが大戦以降は仲も改善され『お姉さん組』として懇意になる、実力はともに並外れているために肩を並べれば凄まじい戦闘力を発揮する。

カシウス・ブライトヴィクター・S・アルゼイドルトガー・クラウゼル、閃撃のガレス――――ともに中年で彼女にとってはちょうど好みに当てはまるオジサマ。特にアルゼイド子爵はドストライクだったのだが、生徒達からは心底呆れられてフィー曰く『高望みしすぎ』とのこと。

北の猟兵――――古巣で、故郷に仕送りをしている仲間。彼らとの縁は切れておらず、困窮する故郷のためにどんな非道も行う覚悟がある彼らを否定はしていない。

バレスタイン大佐――――当時のノーザンブリア公国軍大佐。『塩の杭』の事件で拾い、娘として育て上げると共に猟兵として育て上げた師匠。サラのオジサマ好みは初恋でもある彼が原因で、本人曰く『ファザコンをこじらせている』のは自覚している。元々サラを猟兵にした事を悔やんでいたようであり彼との死別が遊撃士への転向のきっかけにもなるなど、死の瞬間にも娘にその道を進むかを諭していた。また、動機とその人格故に同業者からも尊敬されていた。

父の死の真相

閃の軌跡NorthernWarでバレスタイン大佐の死の真相が判明する。

ニーズヘッグとの代理戦争でサラの部隊が危機に陥った時、バレスタイン大佐はグラークやヴラドとともにサラの部隊の救出に向かっていた。が、その混乱の最中で錯乱したニーズヘッグの少年兵をヴラドが発見。

年端のいかぬ少年だったことでヴラドは反射的に手を止め、彼を取り押さえようとするが銃が暴発。バレスタイン大佐の心臓に当たってしまったというのが真相であった。

この時期、北の猟兵はヴラドとグラークを担ぐ派閥争いが分裂寸前にまで至っていた。それを防止するべくヴラドは敢えてバレスタイン大佐殺害の汚名を被ったのである。しかし、ヴラドのシンパだったローガンはこれを知らず、グラークの一派で統一される北の猟兵のありように憤りを抱くことになる。

なお、この戦闘にはローガン・ムガートマーティン・S・ロビンソンも参加していた。

ハーメルの悲劇が黄昏の呪いに仕組まれていたことを鑑みれば、このサラの部隊の危機もニーズヘッグの少年兵を巡ったバレスタイン大佐の死に端を発したグラーク派による安定も予定調和だった可能性が高い。

バトルスタイル

登場作品を通じて得物は導力銃・強化ブレード。北の猟兵で培った我流の戦闘術だが高い能力を誇る。(北の猟兵内では両手に小剣~大剣&小銃~大型ライフルと個々で違っており、彼女はスピード重視のためどちらも小型サイズで戦っている)パラメータ的には行動力と物理攻撃力が高く、物理防御力も新旧Ⅶ組女子キャラクターでは高い部類に入り、さながらフィーの強化版ともいえる。通常攻撃はブレードで斬りつけるが、カウンターは銃を撃つため射程が長い。

『閃Ⅰ』本編でガレリア要塞での演習にてスポット参戦した時が最強のパラメータで、オーブメントの固定属性は【風】×2【火】×1。ステータスはⅦ組の面々を上回っており、STRはラウラを抜いてトップ(Lv99時点でラウラと並ぶ)、クラフトも高性能なものが揃っており、アーツもまずまず使える。中でも特筆すべきはSクラフト「オメガ・エクレール」で、気絶が有効な『閃Ⅰ』において、気絶付与100%・威力も高い・対象全体とほぼ全プレイヤーキャラクターで最強ともいえる。

加えて、STR+50%の自己強化クラフトを使用できるので、さらに威力の底上げも可能である。

『閃Ⅱ』以後はパーティキャラクターとなったためか性能は控えめとなるが、それでもクラフトの高性能や物理攻撃力の高さが特徴である。行動力と回避力こそフィーやシャロン・デュバリィなどのスピード・回避特化のキャラクターには一枚譲るが、その分火力の高さでカバーしていけるのが強みである。

関連タグ

英雄伝説 閃の軌跡 閃の軌跡Ⅱ 閃の軌跡Ⅲ 閃の軌跡Ⅳ 創の軌跡

トールズ士官学院 Ⅶ組 遊撃士協会 北の猟兵 枯れ専

遊撃士仲間

トヴァル・ランドナー アガット・クロスナー シェラザード・ハーヴェイ エステル・ブライト ヨシュア・ブライト アリオス・マクレイン フィー・クラウゼル

エレイン・オークレール――――カルバード共和国の遊撃士に所属する後輩。同年齢でA級になった最年少A級遊撃士の同率記録保持者。

ラヴィアン・ウィンスレット――――古巣である北の猟兵の後輩。その早熟さから【紫電のバレスタインの再来】と評されている。

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