概要
ノーザンブリア自治州を拠点とする猟兵団であり、30年程前に祖国を襲った塩の杭により貧しい生活を強いられるようになった国民の支援のために活動する一団。
自らを『大陸最大』と謳っており、その人員は1万人規模の大部隊である。
元々発足としては大公国時代に軍人であった現首領マスターグラークを始めバレスタイン大佐やヴラド・ウィンスレット大佐を筆頭に立ち上げた猟兵団であり、公国の軍属上がりだった事から他の猟兵団のような『個人の傭兵集団』ではなく『国に属する自警団』と言ってもいい組織体系であり兵達も自らの事を『猟兵』でなく『兵隊』と考えている者も少なくないようである。
そのため猟兵としての活動以外にも、自治州の治安維持(自治州の構造上本来この役目を担うだろう遊撃士などもいないため)や国民の支援物資の配給などといった事もしており、幹部ともなると政治関連にも干渉しており会議に出席するほどでもある。
世間一般では嫌われ者扱いされがちな猟兵という立場でありながら、自治州内では国民の暮らしの為に外貨を稼ぎ支援の手を差し伸べる働きをしているため、ノーザンブリアの国民達の間では英雄として頼られている。と、言っても猟兵らしく焼き討ちを得意とし無辜の民に危害を加えるなど人の道に外れた面も度々見せている。
猟兵団としては大人数であるうえ、大元が正規軍であり練度が高い点から高位に属しているものの、猟兵としての報酬は故郷の支援を優先しているために団としての資本は他の猟兵団よりも少なく、装備においても型落ち品などを使用しており1205年時点で兵達が使用している戦術オーブメントは未だにENIGMAを使用している上(当時はバージョンアップ版のENIGMAⅡがすでに販売されている)、中に入っているクオーツも7つあるスロットの中に1~3個しか入っていないようであるなど。
さらには長年脅威とされているエレボニア帝国が隣国であるジュライ市国やクロスベル自治州などを帝国領として占領した事から、攻められる前に帝国へ武力行使を掲げる主戦派と、静観を決める穏健派という内部での派閥争いが激化している。
やや後ろ暗いところもあり結社から人形兵器を購入したり、民間人に被害を与えたケルディック焼き討ちやユミルへの襲撃による民間人の負傷を意図的に隠していた。
ケルディック焼き討ちを言い訳に勃発した北方戦役でノーザンブリアが併合された後は帝国領となったノーザンブリア所属の正規軍として組み込まれる。が、帝国支配を由としない一派が結社と結託して帝国への反抗を試みるなど、反帝国の感情が根強かった。大戦勃発直前の時期に一部は大戦を阻止しようとする光まとう翼に協力することになる。
大戦終結後、ノーザンブリアは帝国から独立するが北の猟兵は解体されたままである。
メンバー
グラーク・グロマッシュ(首領)
ジェイナ・ストーム(No.2)
ローガン・ムガート(幹部)
ラヴィアン・ウィンスレット(後に離脱)
元メンバー
サラ・バレスタイン(現在は遊撃士に所属)
バレスタイン大佐(任務中殉職)
ヴラド・ウィンスレット(ある事件で辞職の後死去)