クロウ
「そんじゃあ、この俺様がプールを使ったステキでナイスなアイデアを披露してやろう。
『ドキッ、女子限定、くんずほぐれつ水中騎馬戦~ポロリもあるよ~』なんてどうだ?」
「却下(よ/だ/です)!」
プロフィール
所属 | トールズ士官学院《Ⅶ組》→貴族連合→《旧Ⅶ組》 |
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使用武器 | 二丁拳銃 |
年齢 | 22歳(閃Ⅲ・Ⅳ)→25歳(界) |
CV | 櫻井孝宏 |
概要
ノリのいいお調子者で大のギャンブル好き。先輩というより悪友タイプの人物だが、いざという時に頼りになる兄貴分でもある。
利き手は両利きまたはクロスドミナンスと思われる(決めポーズや通信機は右手、カードを持ったりモノを投げたり指パッチンするのは左手であるため)。
また、ギャンブルに造詣が深く帝都ヘイムダル競馬場でもその姿が見られるが学生なので馬券が買えず、仕方なく予想の懸賞に応募して我慢している。
閃の軌跡
クロウ自身はリィンたちの1年前にトールズ士官学院に入学。来年度に特務クラス《Ⅶ組》が創設されるにあたり、教官サラの指導のもと特別実習のテスト生をトワ・ハーシェル、ジョルジュ・ノーム、アンゼリカ・ログナーとともに選ばれ、帝国各地を実習で巡り、クロウ含めた4人とはよき同期・友として付き合う。
物語の途中で卒業単位が足りないため特別実習で補うべく臨時で《Ⅶ組》に編入してくるが、その性格からあっという間に馴染んでしまった。
《Ⅶ組》の実質的リーダーであるリィンとはⅦ組編入前から何かと縁がありフォローしてくれるので、リィンも彼を信頼し、いつしか先輩後輩を超えて親友のような関係になっていく、
出会い頭、お近づきの印にマジックを見せるためその小道具としてリィンから50ミラを借りたことがあり何やかんやあって返す機会を失っている間に(リィンの中で)利子が莫大になったこともあり、きっちり返した後もその利子が彼につきまとうことになる(その事もあり一部のファンからは50ミラ先輩とも呼ばれている)
クロスベル自治州が独立運動の兆しを見せる中、鉄血宰相ギリアス・オズボーンが帝都で演説を始める最中彼は一人帝都ヘイムダルに向かっていたのである・・・
※以下ネタバレ注意
「俺の本分は《C》――学院生クロウ・アームブラストはただの“フェイク”さ」
その正体は黒い仮面とマントで身を包んだ帝国解放戦線のリーダー、《C》だった。
出自ネタバレ
クロウ自身は旧ジュライ市国…現在のジュライ特区に生まれた。ジュライがエレボニアに統合される前に就任した最後の市長の孫であり、祖父がオズボーンに出し抜かれ失意の中病没したことがきっかけでオズボーン打倒を目指し、オズボーンに対して恨みを抱く同志《G》、《V》、《S》とともに帝国解放戦線を結成。さらにはその後ろ盾にはオズボーン打倒と帝国開放(という名の国家転覆)を目論む帝国四大名門筆頭格・クロワール・ド・カイエン公爵がついた。
そのクロワールの紹介で会ったのが魔女であり結社蛇の使徒第二柱・《深淵》ヴィータ・クロチルダだった。クロワールの本拠・海都オルディスの地下に眠っていた《蒼の機神》オルディーネの起動者としての試練をヴィータとともに臨み、起動者として認められることとなったのである。
トールズ士官学院に入学したのは、帝国解放戦線の計画の足がかりとするためだった。素性を隠して《Ⅶ組》のメンバーと幾度か対決し圧倒的な実力を見せていたが、終盤にて演説中のオズボーンを狙撃して内戦の火蓋を切り、クレア憲兵大尉の銃撃によってその素顔を露にした。
その後、巨大人型兵器《蒼の騎神》オルディーネを駆ってトールズ士官学院があるトリスタを襲撃。起動したばかりのヴァリマールに乗るリィンと対決し、「奥の手」を使って格の違いを見せつけ、リィンとⅦ組を撃破した。
《C》としての武器は暗黒時代の得物「双刃剣(ダブルセイバー)」。
中盤での彼の鉄血宰相への憎しみは相当の物だったらしく列車砲でクロスベルに攻撃する作戦はもし成功されていたら、当時クロスベル通商会議でオズボーンに同行していた親友であるトワも犠牲になったハズだった。
余談だが彼の正体に関してはC→クロウ(Crow)・登場するタイミング・Sクラフトの名前やエフェクトの共通点・上記の利き腕(双刃剣は左手で愛用)・フェイントの手法と、ミスリードを散りばめながらもヒントは多くあった。
閃1では革ジャン・黒デニムの私服が用意(PS3版ではDLC、PS4版「改」では実装)されており、実習で着ても違和感ない一着である。
閃の軌跡Ⅱ
クロウのオズボーンへの狙撃から貴族連合・帝国軍との内戦が勃発。クロウもまた首魁・クロワール公爵率いる貴族連合の尖兵のひとりとして帝国軍らを圧倒した。
中盤、クロワール公がリィンを旗艦パンタグリュエルに招き入れ、傘下への強要をはかった際は謁見後のリィンのもとを訪ね、クロウの故郷・ジュライ名物であるフィッシュバーガーを手料理で振るい、自らの過去を語るなど以前と同じ振る舞いを見せた。さらにはアルフィン皇女が囚われていること、遠回しながらも自らと同じくクロワール側…貴族連合の傘下になるなとリィンに告げている。
そしてリィンがアルフィンとともにパンタグリュエルを脱出・Ⅶ組による救出時には、共に貴族連合側についたヴィータの意向もあり、一切引き止めず、むしろリィンの機神・ヴァリマールの武器をなんとかしろと言って送り出した。
内戦はやがて帝国軍の反攻やオリヴァルト皇子から受け継いだ巡洋艦カレイジャスを駆るリィンやトワのアクションもあり勢いを盛り返し、対する貴族連合軍はサザーラント州のハイアームズ家の連合軍参加拒否、ノルティア州のログナー家の連合軍離脱、クロイツェン州のアルバレア公爵逮捕・投降により貴族連合軍はクロワール公のカイエン家のみの状況となりついに帝都ヘイムダルに追い込まれる。
そして帝宮・バルフレイム宮をヴィータの秘術により「煌魔城」と換えさせたクロワール公爵は城の各所に配下を配置し、クロウは最上階でヴィータ、そしてクロワール公と人質にとったセドリック皇太子とともに待ち構える。
ヴィータの意向というのは「機神同士の対決」だったのである(この時点では何故その必要があったのかは不明で、理由はのちの作品で描かれることになった。)。そしてクロウが駆るオルディーネとリィンが駆るヴァリマールの対決となった。
ここでついにクロウは敗れるが、この惨状に見ていたクロワール公が激高。セドリックを赤の機神・テスタ=ロッサに取り込ませ暴走、《緋き終焉の魔王》として襲い掛からせる。
これを許さずとリィンやⅦ組とともに《緋き終焉の魔王》と戦い、ついには打倒しセドリックを救出するが、直前に受けた一撃で致命傷を負ってしまい、エマの治療を受けるも、Ⅶ組に
「俺は……立ち止まっちまった…。だが、お前らは……前を……歩いて行け……ただひたすらに……ひたむきに……前へ……。」
その一言ののち、ついに息絶えたのだった。
内戦はその後貴族連合首魁・クロワール公爵が逮捕され、帝国軍、ひいてはオズボーン宰相による帝国政府により終結を迎えた。クロウの遺体は帝都近くにあるヒンメル霊園に墓が建てられ、丁重に葬られる。
閃の軌跡Ⅲ
本編中盤、彼に似た容姿をした仮面の男『蒼のジークフリード』が新Ⅶ組の前に登場しており、本人はクロウを知らないようだった。しかし機神はかのクロウの乗っていた《蒼の機神》オルディーネだった。
この前後、クロウの墓を調査したアンゼリカが何者かにより銃撃を受け、失踪する事態が起きる。そしてクロウの墓には…彼の遺体がなかったのであった。
※以下ネタバレ注意
蒼のジークフリードの正体、それは死後地精によって不死者として蘇り記憶を封印されたクロウ本人である。
死後霊園に埋葬される前にある男により遺体をダミーとすり替えられ地精の長の代理人としての使命を植え付けられたのである。
物語終盤、黒キ聖杯においてついにリィンが地精・地精と組んだオズボーンに捕らえられるという最悪の状況の中で記憶が戻り、暴走状態のリィンを制止することになる。
閃の軌跡Ⅳ
記憶が戻るも、その序盤は暴走状態のまま拘束されるリィンの身を案じ、鉄機隊の3人とともに地精の本拠地『黒の工房』にとどまり、その後リィンを奪還するべく新旧Ⅶ組が到来するのを待って暴走するリィンを抑えながらデュバリィと共にリィンをⅦ組の元に導いた。
リィン奪還成功後、デュバリィと共にⅦ組と別行動を取り、来たるべきリィンとの騎神での相克に備え、帝国西部の離島・ブリオニア島へ行き、再びリィンと騎神同士の戦い…相克で対峙・戦闘となる。
戦いはリィンのヴァリマールが勝ち、クロウとオルディーネは一度は死んだ不死者であるため相克での敗北は騎神の力と自らの命を勝者に捧げその肉体は消滅・再び天に召されることだった。クロウは新旧Ⅶ組に敵側に軟禁されたトワや敵先兵と落ちたアンゼリカ・ジョルジュを何とかしてほしいと言い残す。
しかし新旧Ⅶ組からは
サラ「バカ!自分でやりなさい!!」
ガイウス「トワ会長にジョルジュ先輩もお前がケリをつけるべきだろう!!」
ユウナ「あ、諦めたらだめですよ!!」
クルト「教官があなたのことをどれだけ大切に思っていたことか…!」
と猛抗議を受けるほか、相手となったリィンからも
「甘ったれはどっちだ…!ふざけるな!クロウ・アームブラスト!!世界の底が抜けかけている状況で、お前ひとりだけ先に退場するつもりか!!」
途端、ヴァリマールがオルディーネから受け取ろうとした気と力の流れを押しとどめ、オルディーネに返していくのであった。
「…何が相克だ…誰が受け取ってやるものか…!生きて、生き延びるために足掻け!!50ミラの利子、今度こそ熨斗つけて返してみろ!!」
「俺には、俺達にはお前が必要なんだ!!クロウ!!」
リィンの必死の説得と気の返却によってオルディーネを眷属化させクロウは再び現世に留まることになり、相克においてリィンの眷属として、そして再びⅦ組の一員として期間限定の追加ステージに合流することになった(共にいたデュバリィもⅦ組の客将として同行している)。
その後はオルディスにて朱のロスヴァイセとして敵側の先兵となっていたアンゼリカと捕らえられていたトワを救出・合流に成功し、中盤にはオリヴァルト駆るカレイジャスⅡと合流、黄昏・そして相克に挑むほか、機動戦艦ガルガンチュア戦では敵を攪乱させるべくオルディーネで誘導するなど奮戦、さらにはジョルジュの帰参に成功している。
余談ではあるが本編にてトールズ入学時に年齢をサバ読んでおり、内戦時の時には既に成人済みである事が判明する(正確な実年齢は不明)ほか、前述の帝国解放戦線で戦死した《G》、《V》の遺族に遺品を渡すほか、唯一生き延び身柄を拘束されその後七耀教会に復帰した《S》と連絡をとっている。
他にもリィンの教え子となった新Ⅶ組とも交流が生まれており、中でもアッシュとは同類の不良かつギャンブルの造詣が深いことから一番気が合い、戦闘では
クロウ「やるじゃねぇか。後輩!」
アッシュ「クク。パイセンこそ誉めてやるよ!」
と、グータッチでの掛け合いを見せている。
最終決戦前日、新旧Ⅶ組や協力者一同とともに保養地ミシュラムにて過ごすことになり、クロウはトワ・アンゼリカ・ジョルジュと久々に囲んだが、ここでトワからの激怒・叱責を受けるがクロウは
「俺は中退扱いだからなぁ」
と言うも、トワから
「甘いよクロウ君。今のトールズの規定だと、復学できて足りなかった単位分を取得することができるんだよ。何なら私とリィン君が指導してあげようか?」
とクロウ自身が青ざめる一幕があった。
閃Ⅳ終盤のネタバレ注意
ノーマルエンド
七体の騎神との相克に全て勝利したリィンはすべての騎神の力を得たと同時に《大いなる黄昏》の呪いも一身に受ける事になる、だがそれは呪いのすべてを葬り去る絶好のチャンスである事でもあり自らの身と引き換えに天へと飛び立ち呪いごとすべてを消滅させる。相克が終わり既に時間がなかったクロウは同じく役目を終え消える寸前だった根源たる虚無の剣と共にリィンの最後の旅の道連れとして天へと消えていったのである。
トゥルーエンド
リィンが《大いなる黄昏》の呪いを受けた所は同様ではあるが、その力を地の聖獣アルグレスより加護を授かったことにより肉体から呪いを分離させる事に成功。
分離された呪いの塊・イシュメルガ=ローゲを皆で倒すことにより帝国の長き呪いの歴史に終止符を打つことに成功した。
しかし、すべてが終わり不死者としての使命が終わったクロウにとってそれは自分が再び天に召される事でもあり、仲間達に見送られながら今度こそその生涯に終わりを迎えることになる・・・・・・・はずだったが・・・・
アリサの父であり黒のアルベリヒの器となっていたフランツ・ラインフォルトが魔女の長である緋のローゼリアの協力のもと、七の騎神・・・つまり二つの至宝の力による一度きりの反則技により不死者ではない本物の命として蘇生を果たしたのであった。
その後の詳しい詳細は未だ不明ではあるが、オリビエとシェラザードの結婚式にも参加し、これまで散々迷惑をかけたこともあってかトワやアンゼリカに頭が上がらず同じく迷惑をかけた友人と共にこき使われる様子が窺えるのであった。
創の軌跡
スタート時は一時故郷・ジュライに戻っていたが、新生帝国解放戦線をかたりかつて自分の名乗っていたCを名乗るものが現れたために調査を始める。そして、帝都・ヒンメル霊園にてCと対峙。Cを追っていたリィンたちと合流して戦いを挑む。
そして…その正体が、かつて共闘あるいは敵となったあの男だった。
その後、帝都内で調査を行った後に全ての真実を得るべくリィンたちⅦ組とともにクロスベルに飛ぶ。
ちなみに50ミラの利子は(リィンの中では)まだ少しだけ残っているようである。
明言はされてないがトールズへの復学は未だ検討されているのか分校のイベントの手伝いをしていたり本作に用意されているDLCにてクロウ専用の『トールズ第二分校制服』などが用意されており、Ⅲ以降つけていなかったバンダナ姿を見ることができる。
黎の軌跡Ⅱ
リィン達より先行してトワと共に共和国入りし、本題の調査を行っている。やはり計画の全容は掴めていない。ただし、それが二代目のCをCIDが一層警戒している理由になっていることは察している。
調査の途中、4spgに協力したトワの要請でNPOを騙るマフィアの摘発にも協力する。
界の軌跡
帝国とクロスベルの問題の解決後、その後故郷ジュライ市国の騒動も解決。
その後、帝国でもジュライでもない大陸北部の自由都市圏のタスレム市にて国際的な揉め事やトラブルなどの案件を陰ながら交渉・仲介・解決のサポートをする自由請負人(フリーコントラクター)を務めている。
愛用していた双刃剣をマルドゥック社製の折りたたみ式に換えており足としてエトワス社の大型バイクを愛用しているようである。
対人関係
トワ・ハーシェル、ジョルジュ・ノーム、アンゼリカ・ログナー--ARCUSのテストをした同期生。内戦を皮切りに互いに立場を変えながら対立するが、最後には同じ陣営で共に戦う事になる。クロウだけでなく、もう一人にとってもこの関係は心地よいものであった。
Ⅶ組--編入の目的は別にあったが、関係自体は非常に良好。彼の行動と死が卒業後のⅦ組の方針の基盤となり、Ⅶ組の全員にとってクロウの存在は大きなものであった。尚、マキアス以外は内戦直前には同級生としてフランクな関係になり、心の内ではそうでもタイミングを計り損ねていたマキアスも大戦時には呼び捨てになっている。
リィン・シュバルツァー--Ⅶ組では最も親しい相手。50ミラの利子で互いにこき使ったりと、軽口をたたき合う仲。内戦では敵対するが、最後はその道を後押しする親友。リィンとのコンビの人気は非常に高く、『閃Ⅳ』で行われた好きなコンビランキングでは圧倒的な差で1位を獲得した。
ヴィータ・クロチルダ--クロワール公爵と会った後に彼女が導き手となったことで、クロウはオルディーネの起動者となる。リィンやアッシュからは男女の仲を勘ぐられているが、真相は不明。ただし、戦術リンクを使いこなせる点からも信頼関係はⅦ組やトワ達に負けていない。
スターク--トールズ第Ⅱ分校の生徒でジュライ市国時代からの弟分、そのためか普段はしっかり者で大人な彼もクロウの前ではどこか弟分らしい振る舞いを見せている。彼が大事にしているアンティークトランプは昔クロウからいただいたものである。
ジョセフ・アームブラスト--故郷ジュライの最後の市長にしてクロウの祖父。早くに両親が亡くなったクロウにとっては親代わりでありゲームの師匠でもあった人物でジュライ市国の名物市長として知られていた。誰よりもジュライの事を想っていたが、ギリアス・オズボーンに『してやられた』事により市民から罵倒され追われる形で失意のうちに市長を退任させられてしまう。オズボーンによって誇りと生きがいを失った事により糸が切れたのかその後早くに亡くなった事がクロウの後の運命を進める事になった。界の軌跡にて《八葉一刀流》の開祖にして《黑神一刀流》の使い手であるユン・カーファイと知己であった事が判明し、フルネームもここで明かされた。
ギリアス・オズボーン--故郷のジュライと祖父の生きがいを奪った宿敵。彼に対しては『私怨』と言うより『祖父がしてやられた』事に対する敵討ちと考えている。後に帝都での銃撃はオズボーンにとっても予想外であった事が判明し、ある意味クロウにとっての敵討ちは果たされたとも言える。
帝国解放戦線--カイエン公爵をスポンサーにオズボーンに恨みを持つ者達で結成されたテロリスト集団。クロウはそこでリーダーを務めることになる、メンバー内では若手であったものの幹部を始めメンバーからはリーダーとして慕われていたようである。
ミヒャエル・ギデオン・ヴァルカン--帝国解放戦線の幹部《G》と《V》それぞれオズボーンに対し恨みをもって結託した仲。ギデオンはクロスベル襲撃時に、ヴァルカンは内戦の際に死亡、その後クロウによって彼等の遺品は家族や仲間に届けられた。
スカーレット--帝国解放戦線の幹部《S》。クロウ同様にオズボーンに故郷を奪われた復讐で加わった星杯騎士団の従騎士。G(ギデオン)とV(ヴァルカン)が死亡した内戦後も生き延びた幹部メンバーで、騎士団に復帰した後はヨルムンガンド戦役やクロスベル再事変で守護騎士第九位の従騎士として協力する。
バトルスタイル
『閃Ⅰ』では二挺の導力銃を用いて戦い、前衛・後衛いずれでも立ち回ることができるのが特徴である。
『閃Ⅱ』では後日譚の夢幻回廊にて『幻夢鏡』を男性キャラクターに装備させることでパーティメンバーに加わることができ、武器は双刃剣に持ち替えており、クロウいわく、双刃剣が自身の本来の得物であると語る。こちらは前衛で真価を発揮するといえる。
『閃Ⅳ』で復活・再加入後は戦闘時にR3ボタンを押すことで得物を双刃剣と二挺導力銃とを切り替えることができ(ユウナのストライカー/ガンナーモード切り替えと同じ)、クラフトの性能から複数の敵相手なら銃、単身の敵相手なら双刃剣で有利に立ち回ることができる。物理防御力も高いため、基本前衛で立ち回っていくことになる。固定属性は凄惨な過去から「時」×2、「水」×1。攻撃力アップや行動力アップのクォーツを主に装備していきたい。
また不死者として蘇った事もあり超常的な力を使う事も出来るようになり。
相手に状態異常を与える『アイ・オブ・バロール』やリィン同様大幅な強化をする『デスティニーブルー』なども使用する。(リィンの神気合一と同じく、不死者ではなくなった創の軌跡でも使用可能)
The Decisive Collision
『Ⅰ』クライマックスにおけるオルディーネ戦のBGM。『Ⅱ』でもクロチルダと共に立ち塞がった際にこのBGMが流れる。また、アレンジバージョンの『Blue Destination』もⅡの幕間や《紅き終焉の魔王》戦、クロスベル占領時のロイドとリィンの戦闘という重要な場面で流れている。
Ⅲでは蒼のジークフリード戦で『Blue Destination』が、黒キ星杯とⅣのパンタグリュエル戦でも本曲のアレンジバージョンが流れ、レーヴェの『銀の意志』に相当するBGM。Ⅱ本編のEDと後日譚のEDでも流用されており、クロウを通してⅦ組全員のBGMになった。同時に『閃の軌跡』を代表するBGMと言える。
クロウのキャラクター人気も相まって『Blue Destination』とⅡ本編のED『I’ll remember you』の人気は非常に高く、2022年3月のファルコムアンケートの好きなBGM部門では共に20位内をキープする人気を誇る。
評価
人気の高いキャラクターではあるがエレボニア帝国の国民というだけで無辜の国民や親友のトワも容赦なく戦禍に巻き込み殺したり傷付けていったところから「改心されても許されても…」という意見も根強い。
また復活にも賛否両論でⅣでのラストは「あれだけの事をして何で生き返らせた」「死んだほうが物語的には美しい」という意見もある。特に創でC時代を「黒歴史」の一言で済ませている事については批判が多い。(生き返った事に関しては『これまでを通して不幸続きだったリィンに対してのせめてものご褒美』という好意的な意見もある)
関連項目
リィン・シュバルツァー トワ・ハーシェル アンゼリカ・ログナー ジョルジュ・ノーム
ヴィータ・クロチルダ 神速のデュバリィ マクバーン 黒のアルベリヒ
二代目・三代目…かつてクロウが名乗っていた『C』を名乗る正体不明の者達。
マイル(朱紅い雫)…シリーズ繋がりで似た立ち位置だったキャラクター。