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概要編集

CV.千葉繁

ゼムリア大陸の東方出身の剣士。七つの剣の型に一つの拳の型から構成される東方の「刀」を用いる剣術流派八葉一刀流の創設者である。

現在まで直接の登場がなく未知数であるが剣の仙人剣仙という異名がつく程の剣士でエレボニア帝国ではなじみが薄いがそれでも一流の剣士なら名前を知らないものはいないほどの剣の達人。

大陸でも最高峰の実力と長い歴史を誇る猟兵集団《斑鳩》の先代頭領。本人によると30年ほど前に《斑鳩》を出奔し、大陸西部を放浪していたらしい。


既に70を過ぎた老人ではあるがそのバイタリティは未だ衰えておらず、現在も世界各地を放浪しながら何かを成し遂げているようである。


八葉一刀流で免許皆伝に至った彼の弟子達は剣聖といわれ各国各地で要職や顔役として活躍しており劇中ではリベール王国の事実上の総司令官であるカシウス・ブライトクロスベル自治州で英雄視されるA級遊撃士のアリオス・マクレインエレボニア帝国で『灰色の騎士』として英雄視される士官学院教官のリィン・シュバルツァーがいる。


指導方法はユンの茶目っ気がある性格のためか遊び心があるものだったらしいが、かなり無茶振りだったようで末弟子のリィンが修行内容を述懐するとあまりの過酷さに周囲がドン引きする事が多い。


あらゆる物事の本質を見抜く《観の眼》をさらに研ぎ澄ました《天元眼》を持っており離れていながらも手紙などで弟子達を間接的に先へ導くきっかけを与えている。


家族構成については不明だが息子か娘(別姓のため恐らくは娘)がいるらしく孫にリベール王国で活動する遊撃士のアネラス・エルフィードがいる。また古巣である斑鳩の副長補佐を務める甥孫のクウガ・カーファイがおりこちらも執行者に引けを取らない武の達人である。


俳句なども嗜んでおり俳句仲間であるヴァンダイク元帥に筆などを譲っているようである。

またヴィクター・S・アルゼイドテオ・シュバルツァーとも親しい仲にあり、特にテオが治めている温泉郷ユミルには度々訪れており饅頭や折鶴といった東方由来の文化をユミルに広めており郷の住民とは皆顔馴染みである。またかなりの酒豪でリィンがⅦ組の面々とユミルを訪れる前に訪問した際にはテオと飲み比べをしたらしく、年下の彼を打ち負かした模様。






現在は不毛の地と化したゼムリア大陸東部で活動しているが、その仔細は帝国編までは語られていなかった。



















以下ネタバレ。

共和国編である黎の軌跡でもその名前が度々登場しており、シズナ・レム・ミスルギとの会話の中で《剣仙》という称号を持つ事がヴァンの口から語られている。

そして黎の軌跡Ⅱにおけるシズナとのコネクトイベントで《斑鳩》の先代統領にして《黒神一刀流》の継承者である事が判明。

《八葉一刀流》はユンが元々修めていた《黒神一刀流》を基本として様々な東方剣術の技を合わせて興した『光の剣』と称される流派であるとシズナが語っている。そして《裏弟子》であるシズナには《黒神一刀流》の《零の型》を『勝手に完成させろ』と授けたらしい。



界の軌跡編集

長らく名前・伝言・一枚絵だけと本編に登場しなかった人物だが界の軌跡で初登場。カルバード共和国に数日前に入国した事をCIDは補足していたが、直ぐに行方を眩ませた模様。

その後は首都イーディスのリバーサイドにあるライブハウスでアイドルのコンサートを見物、サルバッドの歓楽街にある高級ホテル《アルジュメイラホテル》のプールで水着姿の女性達を見て歓喜の声を上げ、アンカーヴィル市の総合病院に健康診断という名目で受付の女性を口説くなど自由奔放に振る舞っていた。


しかし戦闘力は本物であり、操られているだけで怪我をさせるわけにはいかない大勢の一般人を触れずに投げて無力化している。更に凄まじい戦闘力を誇る《残滓》の仮面達が使役する《エグゼキューター》の腕を伍ノ型《霞落とし》で斬り落とすなど剣仙に相応しい実力の持ち主である。病院での騒動を解決した後『黒猫の夜亭』でヴァン達と情報交換を行い、ジュディスの母であるクロエや祖母であるドミニクとも顔見知りであった事が発覚している。その後夜の内にアンカーヴィルを発つ事となり、そのまま龍來へ向かった。



そしてリィンと《回天》の地とされる《崑崙山脈》で六年の振り再会を果たす。

トールズ入学前に会ってから会わなくなったのはタイミングが合わなかったのではなく、敢えて会わないようにしていた事をリィンから訪ねられそれを肯定している。


その理由はユンの《天元眼》がリィンが過酷な運命に晒されて苦しみの中にいながらも、彼がそれを乗り越え大成する僅かな可能性に賭け今に至る可能性を見出したからであった。30年近く大陸西部を放浪していたせいか顔が広い。Ⅶ組関係ではフィーの養父で『猟兵王』の二つ名で名を馳せたルトガー・クラウゼル、クロウの祖父でジュライの市長を務めていたジョセフ・アームブラスト、更にトワの祖父で帝国学術院の学長であったアルフレッド・ハーシェルとも面識を持っていた。


更に《八葉一刀流》が《黑神一刀流》の保険として興し、ゼムリア西部に教えを広げた事を明かした。そしてシズナの代理としてクロガネこと甥であるクウガ・カーファイと共に《黑神一刀流》の使い手としてリィン達と戦闘することになる。


戦いは熾烈さを増して行く中、リィンから《斑鳩》が大統領府と契約を交わしているがユン個人はラトーヤ・ハミルトン博士と協力関係を結んでいる事を看破され、それを認めた。そしてロケットが発射され、《レーヴァテイン計画》が発動するが計画は失敗し《レーギャルンの匣》による『グランドリセット』が開始され大陸が光りに包まれていく中、リィンに「己が太刀を見出すがいい」という言葉を残し姿を消した。






関連項目編集

軌跡シリーズ 界の軌跡 八葉一刀流

アネラス・エルフィード クウガ・カーファイ

リィン・シュバルツァー

シズナ・レム・ミスルギ


ヨダルラーハ…声優が同じ老剣士。こちらも剣聖と呼ばれ弟子を抱える凄腕の剣士。

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