概要
CV.千葉繁
ゼムリア大陸の東方出身の剣士。七つの剣の型に一つの拳の型から構成される東方の「刀」を用いる剣術流派八葉一刀流の創設者である。
現在まで直接の登場がなく未知数であるが剣の仙人、剣仙という異名がつく程の剣士でエレボニア帝国ではなじみが薄いがそれでも一流の剣士なら名前を知らないものはいないほどの剣の達人。
大陸でも最高峰の実力と長い歴史を誇る猟兵集団『斑鳩』の先代頭領。
既に70を過ぎた老人ではあるがそのバイタリティは未だ衰えておらず、現在も世界各地を放浪しながら何かを成し遂げているようである。
八葉一刀流で免許皆伝に至った彼の弟子達は剣聖といわれ各国各地で要職や顔役として活躍しており劇中ではリベール王国の事実上の総司令官であるカシウス・ブライト、クロスベル自治州で英雄視されるA級遊撃士のアリオス・マクレイン、エレボニア帝国で『灰色の騎士』として英雄視される士官学院教官のリィン・シュバルツァーがいる。
あらゆる物事の本質を見抜く【観の眼】をさらに研ぎ澄ました【天元眼】を持っており離れていながらも手紙などで弟子達を間接的に先へ導くきっかけを与えている。
家族構成については不明だが息子か娘(別姓のため恐らくは娘)がいるらしく孫にリベール王国で活動する遊撃士のアネラス・エルフィードがいる。また古巣である斑鳩の副長補佐を務める甥孫のクウガ・カーファイがおりこちらも執行者に引けを取らない武の達人である。
俳句なども嗜んでおり俳句仲間であるヴァンダイク元帥に筆などを譲っているようである。
またヴィクター・S・アルゼイドやテオ・シュバルツァーとも親しい仲にあり、特にテオが治めている温泉郷ユミルには度々訪れており饅頭や折鶴といった東方由来の文化をユミルに広めており郷の住民とは皆顔なじみである。またかなりの酒豪でリィンがⅦ組の面々とユミルを訪れる前に訪問した際にはテオと飲み比べをしたらしく、年下の彼を打ち負かした模様。
現在は不毛の地と化したゼムリア大陸東部で活動しているが、その仔細は帝国編までは語られていなかった。
以下ネタバレ。
共和国編である黎の軌跡でもその名前が度々登場しており、《剣仙》という称号を持つ事がヴァンの口から語られている。
そして黎の軌跡Ⅱにおけるシズナ・レム・ミスルギ とのコネクトイベントで《斑鳩》の先代統領にして《黒神一刀流》の継承者である事が判明。
《八葉一刀流》はユンが元々修めていた《黒神一刀流》を基本として様々な東方剣術の技を合わせて興した『光の剣』と称される流派であるとシズナが語っている。そして《裏弟子》であるシズナに《黒神一刀流》の《零の型》を『勝手に完成させろ』と授けたらしい。
長らく名前・伝言・一枚絵だけと本編に登場しなかった人物だが界の軌跡で初登場。カルバード共和国に数日前に入国した事をCIDは補足していたが、直ぐに行方を眩ませた模様。
その後は首都イーディスのリバーサイドにあるライブハウスでアイドルのコンサートを見物、サルバッドの歓楽街にある《アルジュメイラホテル》のプールで水着姿の女性達を見て歓喜の声を上げ、アンカーヴィル市の総合病院に健康診断という名目で受付の女性を口説くなど自由奔放に振る舞っていた。
関連項目
ヨダルラーハ…声優が同じ老剣士。こちらも剣聖と呼ばれ弟子を抱える凄腕の剣士。