プロフィール
出身 | 不明 |
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所属 | 侍衆《斑鳩》 |
年齢 | 23歳 |
身長 | 170cm |
CV | 内田真礼 |
概要
荒廃を続ける大陸東部のどこかに本拠を置く最強の侍衆《斑鳩(いかるが)》の副長を務める女性。
最新式の強化スーツ(和の趣きがある)に身を包み、玲瓏かつ天衣無縫な佇まいから繰り出す太刀の技《黒神(こくしん)一刀流》は達人の域にあり、《白銀(しろがね)の剣聖》の異名を持つ。
斑鳩の構成員からは「姫」と呼ばれている。
自身の流派・黒神一刀流はかの八葉一刀流と同じ系列で、その後八葉一刀流の源流であることが判明する。歴代の八葉の使い手であるリィンの事を「可愛げがある弟弟子」、カシウスとアリオスの事を「食えない兄弟子たち」と評している。ただし、ヴァンやリゼットからは「剣聖の枠に収まらない」と評されているので、字面通りに受け取れば実力は彼らより上となる。
リゼットの評価は恐らくMK社による評定からの判断と思われる。もっともこの評価は後述の「神氣合一」を発動しているシーンであり、かつ他の八葉キャラと異なり強化スーツを着用していることが明示されているため、それら無しの実力は1では不明だった。
しかし続編の2では強化スーツ無しかつ神氣合一状態でない通常状態にもかかわらず、魔装鬼《グレンデル》を纏い、数々の強敵と闘っていたヴァンとの一騎打ちでもヴァンを圧倒しており、グレンデル・シンへと覚醒したヴァンにも神氣合一の状態では互角に闘えていた。
抜群のスタイルにどこかあどけなさの残る顔立ちだが、強者と刃を交える際には剣聖の名に相応しい凛々しい表情を見せる。好戦的な性格で、自ら揉め事に首を突っ込むことが多い。また、普段は無邪気だが、戦うにふさわしいと思った相手が現れると途端に戦闘狂へと変貌する。とは言えシャーリィ・オルランドの様な強引な手段はとらないため猟兵としては話が通じる人間である。
「いい〇〇だ」が口癖。
創の軌跡
創の軌跡の大型アップデートで少し未来(約1年後の正月)の話として描かれた追加シナリオで少しだけ登場。
家族旅行で訪れた龍來で、師匠であるユン・カーファイの捜索のために現れたリィンと斑鳩構成員との戦闘の場に突如現れる、横槍の上強化スーツや得物の性能差等によるアドバンテージはあったが、無想神気合一状態のリィンの太刀を止めるのみならず折って見せた。その後、「老師(ユン)はここにはいない」事、そして折れた太刀を示して「再び時代に求められるその時まで刃を研いでおけ」と彼に告げて去っていった。
そのシズナの得物『漆黒の大太刀』は東方に伝わる宝刀でかなりの業物であり、リィンの見立てでは今まで何度も目にした宝剣(アルゼイド子爵の宝剣ガランシャールやオーレリア分校長の宝剣アーケディアなどのことだと思われる)の類と比べても、それら以上の業物との事。いわくつきの妖刀とのことで、戦った猛者達の折った剣を加工した鞘で抑えているらしい(リィンの刀もこれに加わっている)。
黎の軌跡Ⅱで判明した銘は『暁鴉(あけがらす)』とのことだが、ほかにも銘はあるらしい。
黎の軌跡
何者かの依頼からイシュガル山脈の守備を続けており現れたアイゼンシルトの中隊をクロガネと二人で退けるなど、相変わらず圧倒的な実力を見せる。
後に龍來を訪れたアークライド解決事務所一行に興味を持ち、彼らと手合わせを行う。その際上記の一件で見ていたリィンの神気合一を自分なりに模倣した「神氣合一」を披露する。(リィン同様身体からオーラを放出して瞳の色が金に変化しているのが特徴)
しかし、状況が状況だったため啖呵を切ったジュディスの言葉によって手打ちになる。この際彼らの隙を隠れて窺っていたアルマータの幹部である《鏖殺》のアリオッチを退けており、この一件でヴァンを気に入り、劇中では度々彼の前に姿を現すようになる。
古都オラシオンでは、部下達と共に謝肉祭に参加。本編で提示される選択肢次第でアークライド解決事務所と共闘することになる。共闘しなかった場合は遊撃士との共闘では第二フェーズ、黒月、結社との共闘では第三フェーズでアークライド解決事務所と激突し、彼らが予想以上に健闘したことから再度神氣合一を使って挑もうとするが、黒月の凶手に水を差されたことでやる気を失い、ヴァンたちにアクセスキーを渡してゲームから離脱する。
後に首都イーディスで行われる革命記念祭にも参加しており、シズナのコネクトでは鞘の修繕のためヴァンに黒芒街の鍛冶屋を紹介してもらっている。(前述の妖刀と鞘の話はこの時に聞ける)
また、ヴァンが4spgの一環で市内を愛車で巡回する際には乗車を申し出ており、不本意な彼に首都の観光案内をさせている。運転中の車体から身を乗り出してザイファで写真撮影、買い食い、Z1レース観戦、ヴァンを巻き込んで自撮りをするなど、年相応の娘な一面を見せている。なおこのイベントは数枚のスチル付きな上に、ささやかなアニメーションまで用意されている豪華っぷりである。
そして、その直後に起きた首都の『汎魔化』では、ヴァンの最初の共闘者として、事態収拾に力を貸すこととなった。
黎の軌跡Ⅱ
イシュガル方面での仕事が終わり、ラングポートで黒月方面でバイトをしていたところでアルマータの遺産を調査していたヴァンと遭遇。バイトが一段落したところ、そのままヴァン達が巻き込まれた黒月の内部抗争に首を突っ込む形で協力する(因みにヴァンと再開した際、何と男湯に入っており、ヴァンとアーロンを驚愕させていた。(本人は東方では混浴も普通だった為、気にせず入ってしまったらしい)
ネメス島では気ままなバカンスを楽しんでいたが、ハーウッドの島巡りツアーではヴァンとハーウッドの双方と一定の距離を置いて事の成り行きを見守っていた。
五日後、一度アシェンに殺され、巻き戻ったヴァン達と出会ってクロガネ達が副長の自分にすら黙って独断行動をしている調査をしていた真相を確かめるべく動向。クロガネ達が『頭領の命令でヴァン達の暗殺任務で動いている』、という改竄を受けていた事を知る。アシェンとクロガネを正気に戻した後は部下達を勝手に使われた落とし前をつけるという名目でゲネシスの奪還に協力する。
途中、持ち前の『観の眼』でも追い切れない事態にも見舞われるが、巻き戻りによって何度か危機を脱し、最終的にはガーデンマスターを撃破する。ガーデンマスターによる三日間を乗り切った後はアラミスの学藝祭やグレンデル=ゾルガとの決着にも協力することになる。
コネクトイベントではグレンデルのヴァンと闘いたいがために《お伽の庭城》で死闘を始める。シズナは神氣合一を、ヴァンはグレンデル・シンの力を解放し全力同士でぶつかり合おうとした寸前に両者の膨大すぎるエネルギーに庭城がエラーを起こし強制終了された事により打ち止めとなった。
EDでは学藝祭の後にも事務所を訪れ、アニエスが差し入れたスイーツをつまみ食いして捕まり、代わりのスイーツを買わされていた。
界の軌跡
最新作のネタバレ注意!
序盤はアークライド解決事務所の首都での活動に協力。ちなみに黎Ⅱエンディングでのスイーツのつまみ食いに関して未だにヴァンは根に持っており、ガチ凹みしている。
結社の第三段階開始の宣誓にも立ち会う。その際、執行者No.VII《幻想使い》シメオンの強者としての力を感じ取り、問答無用で戦いを挑むも、建物の崩壊を危惧し、グレンデルに変身したヴァンに中断される。
その後は共和国政府の要請により、新型AF《エクスキャリバー》の調整に付き合い、共にバーゼルへ向かう。その夜、バーゼル理科大学天文台地下にてクロガネ、ルネ、アシュラッドらと共にリィン達トールズの面々の前に現れる。リィンとお互いに神気と神氣を発動させ、互角に戦うもリィン達が調べていた装置での解析が終了、時間切れにより立ち会いは中断となる。CID、僧兵、斑鳩の忍の追手からシェリド皇太子の宝石術によって逃げるリィンに老師からの伝言を伝えた。
スターテイカー計画、最終段階当日、リィン達が向かった龍來方面、崑崙の地での老師とリィンの再会、及び斑鳩としての宇宙軍基地の防衛の任をクロガネに任せ、本人は大統領府地下シェルターへのエレベーター前で気配を消して待機、アニエス救出のために現れたヴァン達を阻止するために待機していたハーキュリーズα中隊を背後から急襲、瞬殺してヴァン達に合流し、セントラルコアまで同行する。本人曰く「事務所の臨時バイトとしての自分を優先した」との事。発動されたスターテイカー計画改め、レーヴァテイン計画では刻の至宝《レーギャルンの匣》と戦闘するエミリアをシャードコマンドにより地上から支援。一度は至宝の破壊に成功するも、零の騎神ゾア=ギルスティンに似た謎の存在によって《エクスキャリバー》は堕とされ、至宝も復活してしまう。その後、本性を表し《グレンデル・シャダイ》へと変身したルネとヴァン達と共に戦い、優位に立つも、ルネの分身(正確にはズレた時間軸の自分を召喚)に不意を突かれ、ルネの転移を許してしまう。
そして、ゲネシスを起動したアニエスを止めようと、解決事務所、トールズ、新生帝国解放戦線のメンバーらと共に通信越しに声を掛けるも、覚悟を決めたアニエスは止められず、刻の至宝による「グランドリセット」、そしてそれに干渉したアニエスによる世界の巻き戻しに巻き込まれる。
コネクトイベントでは付き人のカエデが登場。彼女には頭が上がらないらしく、約束をブッチして逃げるが、最終的に見つかりお小言を言われている。
また、リィンとの立ち会いの後、消化不良となっていた自身の得物『暁鴉』に精神を乗っ取られ《黒の庭城》に引きこもっていた所を、カエデに頼まれて探しに来たヴァンと遭遇、普段以上に好戦的になったシズナをヴァンは「獣」と呼びつつ《グレンデル・シン》となり対峙、『暁鴉』を叩き落とし正気に戻した。
曰くその状態は滅びの剣聖と呼ばれており、『暁鴉』を初めて手にした際にも同様の暴走を起こしているらしい。
また、救ってくれたヴァンには「これも1つの愛の形なのかな?」と、本気なのかそうでないのか分からない事を言いつつ、厚い信頼を寄せている事を伝えている。
対人関係
ヴァン・アークライド――龍來で出会って以来気に入っており、無茶苦茶な理由で戦いをふっかけたり手伝ったりと戦闘面では頼りにされながらも振り回して辟易させている。シズナ曰く闘いたい相手は選んでいる中でヴァンは常に闘いたい候補に入っているとのこと。
ユン・カーファイ--師匠であり、斑鳩の先代頭領。
クロガネ--自らの片腕でお目付け役ともいえる側近。度々振り回しているが信頼関係は強い。
リィン・シュバルツァー――弟弟子と呼ぶ八葉一刀流の剣聖でトールズⅦ組のリーダー。温泉旅行に訪れていたところを遭遇し、刀を折っている。リィンの神気合一を自分流にアレンジしたり、彼が動力バイクに乗っていると言う話を聞いて自分もバイクに乗ってみようと何度か乗っていた事が後述のエレインとのバイクレース対決で明かされているなど、ヴァン同様気に入っているらしい。
界の軌跡にてついに共演。現実で会ったのは1度きりかつ敵としてだが、《黒の庭城》では共闘、聖域では精神修行がてら2人で釣りをするなど、それなりに仲は良好な模様。リィンからは「シズナ師姉」と呼ばれている。
カシウス・ブライト、アリオス・マクレイン--兄弟子と呼んでいる八葉一刀流の剣聖達。『食えない兄弟子達』と称しており、あまり良好な関係ではない様子をうかがわせている。
フィー・クラウゼル--弟弟子の同級生だった遊撃士。彼女の父親である猟兵王とも会った事があるらしい。シズナルートでの謝肉祭で対峙するが、上から目線な口振りが彼女の不快を買ったらしく、向こうからは『なんかムカつく…』と言われている。
エレイン・オークレール--ヴァンの元恋人である遊撃士。生真面目で負けず嫌いな彼女と常に余裕があってのらりくらりとしているシズナはあまり相性が良くなく、加えてヴァンの事もある為続編の2では一触即発になりかけ、ヴァンの提案で水着でバイクレース対決をする事になった。バイクに乗った経験が殆ど無いにもかかわらず観の眼によって優位に立っていたが、ラストスパートで裏を掻かれて抜き去さられ負けてしまった。この一件で互いにある程度認め合ったらしく色んな意味で良きライバル関係となった様である。
バトルスタイル
『黎1』にてパーティインするのは謝肉祭時に斑鳩と共闘する場合と、終章の『汎魔化』時のスポット参戦のみとなる。剣聖の異名を持つだけあって物理攻撃力は全登場キャラの中では最強である(メインキャラではベルガルドがその次になる)。行動力も全キャラ最高のフェリに僅差ながら譲るがその次に高く、パラメータ的には弱点がほぼないのが特徴である(しいて言えば、装着するホロウコア『カラビア』の影響で、Sブースト発動時に物理・魔法防御力が25%ダウンしてしまうのが弱点か)。固定属性は水×2、時×1。
得物は前述の通り太刀。『黒神一刀流』の剣技を生かしたクラフト技はやはり八葉一刀流の元祖なのか酷似したものが多く、高性能の技がそろっている。
クラフト「双影(ふたえ)」はアリオスの『裏疾風《双》』と似ており、二分身後に直線状に斬りつけ、遅延・中及び相手のパラメータ上昇を打ち消す効果を持つ。「嵐雪(らんせつ)」はリィンの『螺旋撃』と酷似し、接近して三段斬りを行い、最後の一撃で凍結をもたらす。「九十九颯(つくもはやて)」はリィンの『裏疾風』と酷似し、相手に居合で突撃し、反転後に見えない斬撃を仕掛ける。そしてSクラフト・『皇技・零月一閃』は一旦刀を収めて、その後居合抜きで相手を斬り捨てるもので、最高の威力SSに加え全キャラ遅延・大の破格の性能を持つ。
『黎Ⅱ』ではクラフトは増えないが、バフの除去や凍結付与のクラフトを揃えており、クオーツの組み合わせ次第で行動力と攻撃力を活かした大立ち回りが可能。
黎Ⅱまではゲームバランスのためなのか、味方になった際には「神氣合一」は使用不可であったが、界の軌跡にてついに解禁。
性能はリィンの「無想神気合一」とは違い防御面は伸びないが攻撃性能に特化しており、一度発動すれば爆発的なバフと共に敵を切り伏せる。CP消費が激しくなるため、シャードスキルやアクセサリ等で補助しておきたいところ。
衣装
黎Ⅱではパーティインすることもあり、衣装が追加されている。
Amazon店舗特典では、セパレートスタイルのレースクイーン衣装が用意されており、シズナのは水色基調である。設定ではアークライド解決事務所がカルバードにて行われるモータースポーツ・Z-1に「チーム・スプリガン」として参戦したときのチームレースクイーン衣装で、この衣装はシェリド王太子がデザインしたという。なおデザインはアニエス・エレイン(店舗特典)、フェリ・リゼット・ナーディア・セリス(通常販売)と色違いであるがほぼ同じである。
また、通常販売DLCでは「TypeB」という1990年代のハイレグタイプのが用意されており、こちらはアニエス・エレイン・ジュディス・レンと同じだが、シズナ仕様はブラック基調で、チェック柄を施したカウボーイハットと灰色ジャケットをまとっている。
また、断章のネメス島にも仕事名目で訪れたときは黒のブラトップ・ショートパンツスタイルの水着姿(ラウラの水着の色違い)になっており、ルクレツィア・イスレとともにデッキチェアで寛いでいた。
「界」のebten店舗特典ではリーシャの色違い衣装である「白銀の凶手」衣装が用意されている(上図右)。リーシャのは藍・紫基調だが、シズナのは白・黒基調となっている。
関連イラスト
関連項目
カシウス・ブライト アリオス・マクレイン リィン・シュバルツァー…歴代の剣聖。
ユウナ・クロフォード…前作主人公と関わりがある、前作主人公と似た武器と技を使うなど、共通点が多い。
シャーリィ・オルランド…猟兵団の副団長であることや、無邪気さと戦闘狂な面を合わせ持つなど、こちらも共通点が多い。
クレハ・レム・オルディーン…ミドルネームが共通、銀髪繫がり。