プロフィール
『後ろの正面だぁれ』
概要
結社《身喰らう蛇》に所属する執行者No.Ⅶで《幻想使い》の異名を持つ長い銀髪と鍔広帽を深く被っているのコートの特徴の男性。
紳士的な口調ながらどこかとらえどころがない男で、ところどころ芝居がかった振る舞いをする。
執行者になったのはルクレツィアが先だが、実はNo.Ⅲのルクレツィアよりも前からいる結社の古株メンバーである。
戦闘能力
“想片”というにより自らの思い描いた存在を具現化できる異能を持ち、その規模は伝説級の幻獣すら実体化してしまうことも可能とされている。
その能力の危険性から、七耀教会や遊撃士協会からも要警戒対象とされている。
やや悪趣味な所があり、死者や死者の使っていた武器などを再現することが出来、敵は勿論、同僚を含め周囲から顰蹙を買う事も。ただ本人は"目的遂行のためには手段を選ばない"ことを流儀とし、後ろめたくは思えど直す気はないらしい。
本人は自身を"非武闘派"と称し謙遜しているが、《剣聖》の称号を持つ規格外の強さを誇るシズナの強烈な一撃を軽くいなしたり、神氣合一状態のシズナと互角以上に渡り合うなど、底が見えない。
対人関係
生前の彼とも面識があり、「友」と呼んでいる。
星杯騎士団の彼女とも戦った仲で知っていた。ルフィナはケビンに、結社のワイスマンとシメオンには気を付けろと忠告していた。
活躍
ネタバレ注意!!
界の軌跡
今作品で初の登場。
カンパネルラの要請で、同僚のウルリカと共に計画の裏――博士の補助として《お伽の庭城》の攻略及び掌握する。そして本人の趣味と適正で、庭城を中性ゴシックファンタジー風なデザインへとアレンジする。
《黒の庭城》の第三領域の守護者の領域に姿を現し、守護者として自身の異能で―――かつてゼムリア南東部の樹海に君臨していた伝説の幻獣、《覇竜》ナルグ=マハージャを再現し、守護者としてヴァン達と戦わせる。そして無事倒した彼らに、自身の正体を明かす。
更にカンパネルラの頼みで掛け持ちとして表――《永劫回帰計画》の開始のための手伝いを行う。
首都ではヴァン達と相対し実力の一端を見せ、サルバットではケビン達を相手に―――なんと黎の軌跡Ⅱのラスボスであるグレンデル=ゾルガを再現し戦わせた。相対したスウィン曰く、圧倒的な凄みはなかったが、能力の殆どを再現できていたとのこと。
更なるネタバレ注意!!
『……やれやれ、私がマクバーンと同等? 冗談も休み休みにと言いたい所だが―――』
『――そこまで望まれているとあれば、この状況での全力を出させてもらおう!』
《黒の庭城》の第八領域の守護者としてウルリカと共に再び現れ、遂に全力の力を振るった。なんとシメオンの実力は、今まで再現した伝説の竜や紅黒い獣を超え―――結社最強のマクバーンにも匹敵する程。
外の理の魔剣の再現や詳細不明の"偽神"の再現など、ヴァン達勇者一行を大いに苦しめたが―――裏解決屋、トールズ、ピクニック隊、《守護騎士》を含めた協力者達の総がかりとはいえ、敗北を喫したのであった。
その想像以上の結果に、シメオンは嬉しそうに大声を上げて笑ったのある。
『正直なところ侮っていたよ。いかに理に届いたとしても所詮は人間……だが、確かにこの先に進む資格はあるらしい』
まるで自分は人間ではないような物言いだが、詳細は不明。最後の第九領域の最奥へと続く扉の鍵をヴァン達に渡し、その場は撤退した。
そして最後にカンパネルラと共に、トリオンタワーにてある少女の決断と行動を見届け、《永劫回帰計画》に向け本格的に動くのであろう。
また《幻想使い》と執行者としての渾名がされる前にも二つ名を持っていたようだが、それが意味するところも今後の展開待ちである。
関連タグ
Dies Iraeの作中世界の神様。通称《水銀の蛇》。中の人繋がりにして、蛇繋がり。Dies iraeの世界は界の軌跡で明かされたゼムリア大陸の真実と非常に酷似した何万回もループしている世界観であり、水銀の蛇はそれをある目的のために実行している。そしてその世界の法則の名は
「永劫回帰(永劫水銀回帰)」という他人とは思えない繋がりがある