概要
マフィア組織アルマータの首領、ジェラール・ダンテスが、カルバード共和国の都市「古都オラシオン」を舞台に開催した死のゲーム。
七耀歴1208年11月20日から11月22日まで、第1フェーズから最終フェーズまでの4段階に分けて開催された。
参加者や関係者からは「オラシオンのゲーム」「オラシオンのデスゲーム」と呼ばれることが多い。
主催する側でありながら、このゲームは(表面上は)アルマータ側にとっては失敗に終わり、主要な幹部が死亡、または捕縛される形で壊滅した(ただし、メルキオルのみ逃亡)。表では大統領府も有力組織を集結させ『毒をもって毒を制す』というスタンスだったことや、裏では結社『身喰らう蛇』幹部・蛇の使徒第四柱・《破戒》の仕込んだ工作とその依頼を受けた『アークライド解決事務所』のアクションも大きかった。
加えてアルマータへの出資やこれまで共和国で問題となっていた反移民主義団体によるテロを教唆・指揮していたのが、古都オラシオンを本拠とする旧貴族出身者の財界人一同であることが発覚、とりわけその中心人物のクインシー社社長エドモン・オークレール(エレインの実父)の逮捕を筆頭に、オラシオン本拠の財界人の多数が逮捕、結果クインシー社などオラシオンを本拠とする企業の株価が大暴落する事態を招いた。
前述の通りこの謝肉祭は最後メルキオルのみ逃亡、その後12月初旬に首都イーディスで行われた革命記念祭にて、メルキオルは首都全体を汎魔化させてアルマータ幹部や総帥ジェラールを復活させており、アルマータとの戦いはゲネシスタワーでの戦いまで終わらなかった。
ルール
- 導力器「ゲネシス」によって設定された、ゲームのルール。これを破ると、ゲネシスと連動した反応兵器(核兵器のようなもの)が起爆して、参加者や関係者、およびオラシオンの住民約28万が消し飛ぶ。
1…ゲーム期間は11月20日正午から11月23日0時まで。タイムリミットを迎えた時点で、アルマータは転移でオラシオンから撤退し、反応兵器が起爆する。
2…11月20日正午以降のオラシオン市内からの脱出、および外からのゲームへの介入・増援の禁止。ただし、ゲームの存在を知らない市民、観光客の出入りには関知しない。
3…マスコミ・市民への情報伝達禁止。
ゲームの存在が外に漏れた時点で反応兵器が起爆する。
4…最終ステージである「ヴァシュタール王宮跡」への直接侵入・介入・火力支援による攻撃の禁止。地下の「領域」を経由してのみ進入可とする。
5…地下の「領域」は各フェーズごとに段階的に解放され、それぞれの「担当者」が管理する。最終日まで残った一勢力のみがヴァシュタール王宮跡に進入できる。
6…参加資格となる「アクセスキー」は挑戦資格でもあり、手放すと即失格となる。また、領域の最奥に到達するには、1層:3個、2層:6個、3層:20個のアクセスキーの所有が不可欠。
7…領域の最奥には、アルマータが指定した「担当者」がおり、倒すことで次の領域が解放される。
8…オラシオン全域にはメルキオルが強力な爆弾が仕掛けており、時間までに担当者を倒さないと爆発する。
主催者と領域の担当者
()内は顛末。
各領域担当管理官…アリオッチ(死亡・消滅)
第一領域担当者…ヴィオーラ(死亡or捕縛)
第二領域担当者…アレクサンドル(死亡or捕縛)
第三領域担当者…オランピア(死亡or捕縛)
主催者兼最終領域担当者…ジェラール(死亡)
参加チームと主なメンバー
- 遊撃士協会
- ジン・ヴァセック
- エレイン・オークレール
- フィー・クラウゼル
- レン・ブライト(臨時協力員で、他の勢力との連絡や作戦立案などに携わり、ゲームには不参加)
- 黒月ライ家秘匿部隊
- 身喰らう蛇
- ルクレツィア・イスレ
- ヴァルター・クロン
- エルロイ・ハーウッド(計画における仕込みを担当するため、ゲームには不参加。)
- 星杯騎士団
- セリス・オルテシア
- リオン・バルタザール
- イスカリオ本隊
- アシュラッド
- イスカリオ別動隊
- マルドゥック総合警備保障
- アイゼンシルト第1小隊
- ゲラント
- アイゼンシルト第2小隊
- クルガ戦士団一番隊
- ハサン・アルファイド
- クルガ戦士団二番隊
- ニーズヘッグ"鼻"分隊
- ニーズヘッグ"爪"分隊
- ザハトの蠍
- ドゥールファミリー
- 静海船団
- ゼクトアームズ
- 個人参加
- ???…とある「ルール変更」によりアクセスキーが増えたため、二日目より参加。