「応」
CV:松原大典
概要
トールズ士官学院の旧校舎最下層に眠っていた、《灰の騎神》と呼ばれる機械人形。いつ製造されたものか不明だが、鉱物と陶器の中間のような材質で造られている。
自らの意志を持ち、旧校舎に仕掛けられていた試練をクリアしたリィンの内なる力と呼応し、起動者(ライザー)と呼ばれるパイロットと認め契約し起動する。機体の操作方法は彼が起動者となった時点で刷り込まれた。サポート役としてセリーヌも同乗し、コックピットには彼女が座るスペースもちゃんとある。
人間と同じように稼働し、起動者の戦闘技術をそのままトレースする。背部のスラスターにより飛行も可能。コックピットは胸部にあるようだがハッチはなく、内部に転送される形で乗り込む。霊力(マナ)をエネルギー源としており、これを使い果たすと回復のため休眠状態になる。
当初は武器を持っておらず、初戦ではリィンが習得していた八葉一刀流の「無手」と呼ばれる格闘戦術で戦い、トリスタの街に攻めてきた隊長用の機甲兵を撃破。その後は敵が持っていた機甲兵用ブレードを渡されてオルディーネとの一騎打ちに挑むも起動者としての練度と武器の性能差により敗北、リィンの命を護るため撤退し今作は一旦の幕を閉じる。
続編『閃の軌跡Ⅱ』にも引き続き登場。リィン以外のⅦ組メンバーも準契約者と認識しており、散り散りになった彼らの居場所を特定したほか、「精霊の道」と呼ばれる場所限定のワープ能力で序盤の移動手段となった。また、サポートを行うパートナーキャラとの連携で特殊なアーツや「協力技」という必殺技が使えるようになる。
相変わらず敵から奪った機甲兵用ブレードを使っていたが、終盤では戦闘効率向上のためリィンのものと同じ太刀をゼムリアストーンで制作し武器とする事になる。
作中の約250年前にあたる獅子戦役ではトールズ士官学校の創設者で獅子心皇帝ドライケルス・ライゼ・アルノール皇帝(当時は皇太子)が起動者だった。
人物(?)
他の騎神もそうであるが、機械人形でありながら独自の意思と人格を持っており会話をする事も可能。
旧校舎で目覚めたばかりの頃は意思も虚ろで言葉も片言であったがリィンと共に激戦を繰り広げる事によって徐々に元来の自我が戻り、失っていた250年前の記憶もすこしずつ思い出している。
理知的で起動者に対して気遣いも出来る人格者(?)であり、内戦開始からⅦ組の皆と別れて以降もリィンと共に戦い、時に悩むリィンを導いており、リィンにとってもただの兵器ではなく、戦友にして相棒であり父親的な存在と言ってもいい存在である。
また、現在の技術からかけ離れたオーパーツである事もあり自らのメンテナンスや強化を出来るものには敬意を評しておりクララやミントの事を《工匠(マイスター)》と呼んでいる。(ちなみにミントからはヴァリくんと呼ばれている)
形態
第一形態
第二形態
ヴァリマールが暴走したリィンの鬼の力によって変貌した姿、所謂暴走形態でありこの形態のみ各部の宝玉が緑から赤に変わっている。
第三形態
幾多の相克により再び変化した姿、棘々しかった第二形態から再び第一形態に近い姿から少々変化した形態。
真ヴァリマール
6体の騎神との相克を経てヴァリマールが進化した最終形態、第二形態以降なくなっていた背中のブースターがアルグレオンの翼と同形のものに変わり各騎神の持つ特性を使えるようになる。
武器
機甲兵用ブレード
倒した機甲兵から失敬した大型剣、太刀完成までの繋ぎとして使用される。
ゼムリアストーンの太刀
リィン用に作られたゼムリアストーンの太刀、使用時期も一番長く別機体に乗り換えた際も再び愛用している。一度折れたが大戦前にミントによって修理してもらう。
根源たる虚無の剣
<黒の工房>の技術により生まれたホムンクルスの生贄により生まれた特殊な剣。ゼムリアストーンの太刀でも屠れない<聖獣>を唯一屠れる剣であり、相克の際に使用される。(騎神サイズのみならず人間サイズとしても使用可能)
立体化
2022年1月14日、グッドスマイルカンパニーのMODEROIDブランドからプラモデル化されることが発表された。
その翌年となる2023年1月15日には、ヴァリマールの流れを受けたのかは不明だがオルディーネもMODEROIDになる事が発表された。
同年12月9日には、アルグレオンまでリリースされることがアナウンスされた。それに加えて別ブランド扱いだが、アリアンロードも同時発表されている。
関連項目
その必要はないわ:リィンに呼び出されそうになるとこういう台詞とともに救援が入って結局は呼び出してもらえないことも多い。