CV:安元洋貴
概要
身喰らう蛇の技術ネットワーク『十三工房』に参加していた黒の工房の首領恪で地精の長。
正式名称は『黒き終焉のアルベリヒ』で黒のアルベリヒは通称だが長いので一々正式名称で呼ばれることは無い。
実際は結社を利用していただけに過ぎない為、閃の軌跡Ⅱ辺りで結社と袂を分かち閃の軌跡Ⅲ終盤で明確にギリアス・オズボーンの配下として暗躍している。
少なくとも1000年以上前から存在するらしくその正体は10年前に事故死したとされていたアリサ・ラインフォルトの父であるフランツ・ラインフォルトである。
非情で悪辣な性格をしており似たような人間性の結社の幹部であるワイスマンとは交流があったらしい(空の軌跡SCで彼が使役していた小型戦術殻を提供していた反面、彼の持つ記憶改竄などの暗示技術を盗用していた)。
作中にはルーグマン教授という帝國学術院として登場していたがファンからは正体を明かされても前例があるため大して驚かれなかった(ただしその素性がアリサの父だったと言うことに驚いたファンは少なからず存在していた)。
戦術殻の原点と言われている『ゾア=バロール』を使役しており普段は小型の球体サイズで遠隔の監視などに使われているが、戦闘の際は本来の姿である白い一つ目の巨大戦術殻に変化させて闘うことができる。
※ネタバレ注意
「―その未練を完膚なきまでに叩き潰すことで
証明してみせよう!我が偉大なる《主》の正しさを!」
「宰相閣下、いや獅子心皇帝———
いいや《イシュメルガ》様の絶対性を!」
その真の正体はギリアス・オズボーンの騎神であり帝国の呪いの元凶である『黒のイシュメルガ』が自らの駒として創り上げた『下僕の長』という人格であり代々地精の子孫の肉体を依り代にし生き永らえる存在、つまり悪意の精神体か怨霊のような存在である(後述)。
10年前にフランツ・ラインフォルトの肉体を依り代にした際にはフランツの研究成果を引き取りに来た身喰らう蛇の『告死戦域』と闘い事故死したように見せかけてラインフォルトを去る。
その後フランツの立場と黒の工房の研究成果を利用してフランツの妻のイリーナと師であるシュミットに取り入りラインフォルト社と契約していたが、空中戦艦ガルガンチュアでの戦闘において、自らが作り上げた巨大機甲兵・リヴァイアサンを最大の研究成果としてリィンやクロウに襲わせるが、最後暴走する欠陥品であったためシュミットより「判定は『不可』」と断じられ、さらにはイリーナより「あの人の名前(フランツ)呼ばわりしないでくれる?」と別人であることを告げられて、契約解消・縁を切られることになる。
第五相克の際にはルーファス・アルバレアと共に相克前の前哨戦に参加するも相克開始前に主であるイシュメルガの支配が弱まりフランツの自我が強く出てしまったために逃走。
最終相克の際にはオズボーンに対し大戦が佳境になる中で行わないと再錬成が不十分になる事を警告するも却下される。
その後イシュメルガは最終相克でヴァリマールに敗北。
ノーマルエンドの場合
イシュメルガが敗北した事で黒に捧げた身として消えゆく前に勝利したリィンに最後の言葉を残し消滅。
トゥルーエンドの場合
フランツに肉体の支配権を取り戻され不明。しかし、長の依り代になるためにフランツ自身10年前に不死者になっていたためフランツも消滅する。
創の軌跡によって明らかになった事実によるとその正体はアストラル体、すなわち前述にもあるように悪意の精神体か怨霊とも呼べる存在である。地精の血族に寄生する事で活動しており、身体が滅んでも新たな血族に寄生することで何度も復活していたようである。
劇中の11年前、フランツの前の代の肉体に寄生していた際にはD∴G教団の幹部として生体研究をしていたらしく、その後エマ・ミルスティンの母、イソラとの対決で相討ちになり死亡したらしい。