概要
カルバード共和国出身者である東方系のクールな美女。リベール王国の遊撃士協会ツァイス支部の受付嬢を務めていた女性。
高い情報処理能力と分析力を持っており断片的な情報や来訪者の状況から何が起こったのかを当てどうすればいいのかを素早く決断できるとんでもない芸当を見せている。
さらには元受付ではあったが戦闘力も高く、共和国では広く知れ渡る武術の流派【泰斗流】の免許皆伝級の使い手であり≪飛燕紅児≫の異名を持ち、彼女の父は泰斗流の師範であったリュウガ・ロウランである。
同じ泰斗流のジン・ヴァセックやヴァルター・クロンは兄弟子であり徒手空拳が主な泰斗流では珍しく偃月輪を用いて闘う戦闘スタイルで、当時の門下生最強ヴァルターをしのぐ腕前だったとか。
ヴァルターとは元々婚約者の関係であったが当時から彼が武術の闇に魅入られていた事や父のリュウガが次期師範としてジンを押していた事からの諍いの中、ヴァルターが師であるリュウガを死合の末に殺害してしまいその行方をくらませてしまう。
父の死後、泰斗流の活人拳の意味を知るために大陸中を放浪する旅に出ており、その旅の途中で後に遊撃士となるアリオス・マクレインの妻・サヤに助けられたり、同じく放浪の旅に出ていた貴族令嬢のアンゼリカ・ログナーに泰斗流を指南したりなどしていたようである。
その後活人拳の意味を見出せぬ中、リベールで遊撃士の受付を務めていたが『リベールの異変』の後に共和国大統領サミュエル・ロックスミス直々のスカウトにより【ロックスミス機関】といわれる新設された諜報機関の室長を務めてる事になり彼女の長い旅は終わりを迎えた。
零の軌跡では芸能事務所のスカウトと偽りクロスベル自治州に潜入、同じく帝国から潜入していたレクター・アランドールとコンタクトを取ったり特務支援課の任務の手伝いをする。
碧の軌跡ではクロスベルの通商会議でロックスミス大統領の側近として大統領補佐官を務めた。
黎の軌跡では【CID(中央情報省)】と名称が変わり、大統領がロイ・グラムハートに変わり、組織は再編された中分断された省内の連携を取るために『統合分析室』という部署の責任者として任命されることになる。