プロフィール
概要
共和国で最大のシンジケート【黒月】を代表する長老家の一角・ルウ家の令嬢にして現長老であるギエン・ルウの孫娘。
碧や閃の軌跡にも登場していたシン・ルウは彼女の弟、跡継ぎは弟に決まっているものの彼女自身は好きにやれているという事もあり兄弟仲は良好なようである。
気位は高くも寛大でお人好しなお嬢様だが、ルウ家の娘だけあって相応の凄みと覚悟、そしてしたたかさを垣間見せる場面も多い。
同郷出身のアーロンとは年上の幼馴染の関係にあり、兄妹のように親しみつつも彼のどこか破滅的な“危うさ”をいつも気にかけていた。
互いに慕ってはいるものの現状恋愛関係はまったくないようだが、ルウ家の一部の中では(彼の持っているポテンシャルも含めて)アーロンを娘婿に迎えるという意見も出ているようである。
実は幼い頃からルウ家に仕えていた幹部のツァオ・リーに長年片想いをしており周囲からは『趣味が悪い』と言われている。
お嬢様ながらも黒月の一員という事もあり戦闘力もあり、ツァオから教わったのだろう符術の類を得意としている。
黎Ⅱではアルマータ壊滅の揺れ戻しと長老家の一つ『ライ家』がアルマータと癒着していた事実が発覚したことで裏社会の秩序が乱れていた事態に対応していた。しかし、その矢先に父が汚職疑惑で逮捕された上に祖父まで倒れた上に、長年思い焦がれたツァオの裏切りに遭う。
これら一連の事態は全て、ツァオの実家リー家を長老家として復帰させると同時にライ家の不始末による膿を出し切るためにギエンがツァオと共謀していた芝居であった。余りの事態に付いていけず、ツァオに置いて行かれたショックから落ち込んでしまい、ヴァン達がネメス島から戻った三日間ではガーデンマスターに持たされたゲネシスによる浸蝕によって『ツァオがヴァンとアーロンに殺された』という改変を受け、元ツァオ配下の凶手と斑鳩のクロガネと共に二人を殺そうとするが、アーロンの叱咤と死んだと思われたツァオが現れて改変から脱却、同時にツァオが実弟のガウランを当主にリー家を復興させたと聞き、立ち直った。
以後、ツァオとは長老家の人間同士の付き合いをしながらも距離を縮めるべく努力を重ね、人間的にも成長した。