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概要編集

正式名称は黒月貿易公司。表向きは貿易業を営む東方系の企業で、貿易以外にも様々な事業を手掛けるカルバード共和国屈指の大手企業。


が、その実態は共和国で最大のシンジケートで共和国の裏のトップに君臨する。煌都ラングポートを本拠地に構え、それぞれの一族から選出された長老達の総意で活動の指針を決める。


歴史は古く、シーナ・ディルクが主導した民主化革命にも資金面などから協力、東方人街の魔人《》とも深い関わりがある。


共和国がエレボニア帝国と領有権争いをしているクロスベル自治州にも支社を構えており、そのパイプは共和国内部はもちろんのこと、クロスベルと帝国にも広まっており、共和国最大のシンジケートに相応しい情報網を持つ。


元はかつて滅んだ大国「イスカ神聖皇国」の九曜衆と言われた配下達の最大派閥から生まれた組織。一般の構成員達でも手練れだが、凶手と呼ばれる手練れの武術、暗殺の達人達は更にその上を行く。


40年前は『大君』と呼ばれる王に仕えていたが、次第に暴走していく大君を恐れて当時の銀と共に大君を黒竜城塞に閉じ込めて死に至らしめている。


抑止力としての黒月編集

当然ながら、警察や軍、遊撃士協会が取り締まるべき犯罪組織ではあるのだが、彼らには別の側面がある。


共和国の裏世界で最大の力を持つ黒月は他のマフィアにとっては最も敵に回したくない組織であるため、薬物犯罪や人身売買などの抑制も黒月が担っている。


黒月がいるおかげで、多くの犯罪組織が必要以上の犯罪行為に走らないという側面は警察も遊撃士協会も無視できず、相互不干渉に近い構えを取っており、何かしら度の過ぎた事件が発生した場合は非公式に協力する、つかず離れずの状態となっている。


長老家編集

上述通り長老達の合議の元でその行動指針を決めているが、決して一枚岩とは言えない側面がある。


特にライ家は陰謀でかつての長老家の一つを没落させており、1208年で力を伸ばして台頭するアルマータと裏で癒着していた。オラシオンのデスゲームが発端となってライ家は没落し、黒月そのものも揺らぐ事態まで引き起こされた。


しかし、それを打開するべくギエンが主導する形でかつてライ家に潰された長老家リー家を再興させ、新たな長老家に迎える。その当主はライ家の筆頭拳士として仕えていたガウランことフェン・リーだが、実権は実兄のツァオ・リーが握る形となっている。


尚、没落したライ家の構成員達は凶手達を含めて逮捕されるかリー家とルゥ家に引き取られるが、取りこぼされて行き場を失った凶手達は同じような状況だったリー家とルゥ家の凶手共々ある一団に操られることとなる。


所属人物編集


  • (長年にわたって黒月の有事の際に雇われる臨時の傭兵)

関連タグ編集

軌跡シリーズ ゼムリア大陸 カルバード共和国 必要悪 マフィア

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