解説
『裏目の人生』でデビューしたアラン・ジェシュアが脚本・監督にあたった作品。
ストーリーの随所にマンガを挿入するという手法が特徴の異色作であり、一九六七年カンヌ映画祭で最優秀脚本賞を受賞をしている。
ジャン・ピエール・カッセル、クローディーヌ・オージェ、ミシェル・デュショッソワらが出演。
物語
主人公ピエールは小説家。絵描きである妻のジャクリーヌと組んでハードボイルド調の小説や連載マンガを書いて生活をしていた。
そんなある日、夫婦は富豪の母親と暮らす空想癖の強い青年ボブと出会い、彼の持つスイスの別荘に招かれ、そこで冒険漫画を描くことになった。ところが不思議なことに彼らが描く漫画をなぞるが如く、青年は行動を起こし始めるのである。
作品の完成の先に彼らを待ち受けるものとは…。