氷室冴子による小説『なんて素敵にジャパネスク』の主人公。
摂関家(藤原氏)の流れを汲む内大臣家の姫君。初登場時16歳。
10歳まで京の都から離れた吉野で祖母に育てられる。そこで出会った初恋の少年・吉野君の面影が忘れられず、当時の結婚平均年齢であった13~14歳を過ぎても独身主義を通していた。
明朗活発で勇敢、勘が鋭く、頭の回転が速い。深窓の姫とも思えない活発な性格、奔放な言動で周囲の人間を悩ませている。
裁縫、琴など当時の女性の必須ともいえる教養科目が大の苦手だが、和歌は人並み以上に機知に富む。