概要
日本で開発された荷車の一種。人や自転車(場合によっては馬や牛、オートバイ等も)が引っ張って進む。金属製であり、箱形の荷台を持ち、左右輪が独立していて長い車軸がないことが特徴。この構造のため、車輪中心より低い位置に荷台床を配置でき、重心が低くなって安定すると共に、旋回性が良く機動性に優れている。
大八車の「重い」「重心が高い」「2つの車輪が独立して回転できない」等の欠点を、自転車やサイドカーの技術を応用する事により解決した。さらに、ゴムタイヤや金属スポークといった近代技術を使い、大八車の騒音や振動を大幅に減らした。
軽トラックが普及するまでは農作業や配送用としておなじみの存在であり、現代でもその手軽さ、機動性からしばしば使われる。
類似した荷車
大八車。全木製で、車軸の上に平らな荷台が載っている。走らすと振動が激しく、ガラガラと大きな音がする。
この荷車はリヤカーではない(全木製で、左右の車軸がつながった構造であるため)