来歴
出生地不明、推定年齢10歳前後。イタリア共和国マテーラにて、ジェニックの大男ジル・ガルニエによって育てられた。その名、出生共に謎で彼女の真実を知る者は数少ない。身に付けた機械の義肢は、四肢を持たずに生まれ、不自由な生活を強いられている我が子を嘆いたジルが、レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ59世へ頼み着けさせた物。金髪に蒼い瞳その珍しい容姿から、物心つく以前より何度も人身売買を目的とする誘拐の被害に合っている。その度に、彼女の義肢はあらゆる武器により武装と改造を施されている為、最早その自動義肢は強力兵器と呼んでも過言ではない仕様となっている。事故防衛を兼ね、幼少の頃からハンターであるガルニエから戦闘のノウハウを学び、その力を開花させた。後に機関サトゥルヌスにより父のガルニエを殺害されて以降は機関への復讐を誓い、サイボーグである寿鷹江を師事する事で自動義肢を使った戦闘技術と剣術を学び、再びその力を飛躍的に向上させる。小柄な少女の風貌と反し、サトゥルヌスの士官を惨殺し、ハンター業により多大な功績を残すその異端さは人々に畏怖と尊敬を思わせ、彼女に「スラッシャー(切り裂き魔)」の名を与えた。ジェニックの風習により、まだ名前を持っていなかった彼女は、それを自身の名前として、アイデンティティーを右の頬に刻んだ。ある日、ハンターとして大天使の討伐に参加した際にジーオベルナと対峙。戦闘の末、大敗を期すも、結果的にジーオベルナによって命を救われ、それにより和解、以降行動を共にするようになる。ジーオベルナと生活を共にする中で、彼女を実の姉のように慕うようになる。ラッシーというのは、ジーオベルナによって改められた、スラッシャーの愛称である。
人物
会話は常に敬語を用いて行いるなど、社交的な性格。しかし、ハンター業を営んでいた影響により、殺しというものを寛容に見ている傾向にあるため、時に無慈悲な一面も見せる。ジーオベルナから譲り受けたの修道服やリボン、眼帯を常に身に付けたり、自身の姿を彼女に似せる為に自ら左目を抉り取るなど、ジーオベルナに対する執着は異常な程。食事はおろか、風呂や就寝時もジーオベルナに寄り添い生活をしている。ジーオベルナに対する愛称は「姉さん」。
その他情報
身長135cm 金髪 体重25kg(義肢装着時39kg)