崇宮真那
たかみやまな
「実の妹の方がつえーに決まっていやがりますっ‼」
「はいです!真那は全力全開でいやがりますよっ」
概要
CV:味里
天宮駐屯地の補充要員として配属された隊員であり、左目の下の泣き黒子が特徴の少女。階級は三尉。DEM社から派遣されたエージェントでもある。
鳶一折紙を含めたAST隊員10人がかりでも歯が立たないほど実力を持つ。独特の敬語を話す。
その高い実力の秘密はDEM社による徹底的な人体改造により精霊と同じぐらいの力を発揮できるためで、力を行使すればするほど、自身の寿命を擦り減らしてしまう諸刃の剣であり、当初、その危険性は本人には知らされていなかったが、後にラタトクスに半ば拉致されるような形で保護された際にその真実を知り、DEM社を離反、現在はラタトクスにその身を預けている。
実は五河士道の実妹であり(彼女の言い分を怪しんだ琴里が密かに行ったDNA鑑定で発覚)、昔二人で撮った写真を手掛かりに探していた。四糸乃の一件を記録した映像に彼が映った時に、彼を見て実兄と確信し再会を果たす。士道のことを「兄さま」と呼び、折紙のことを彼の「恋人」と名乗ったことから「義姉さま」と呼んでいる。
士道の義妹・琴理とは妹の座を巡ってのライバルであり、また、自身を救ってくれた命の恩人として友情を育む友人としての中でもある。
本気を出した狂三と戦闘し、重傷を負いしばらく眠り続けてたが、目覚めた折〈ラタトスク〉の人員から自分の体に秘密裏に施されていた非道な所業――あと十年ほどしか生きることができないまでにされていたという魔力処理の人体改造をされていたことを知らされDEM社から離反。DEMのトップのウェストコットがさらに取った所業には激しい怒りを顕にしている。
離反して、〈ラタトスク〉に保護された現在でも狂三のことを追い続けている。
彼女が持っていたロケットには幼い頃の士道と写っていた写真が入っていたが、写真の外見年齢から予測される当時の士道は既に五河家に養子になっており矛盾点が生じている。また、原作1巻のプロローグのサブタイトルが「restart」、「再始動」を意味する言葉となっていることや狂三と折紙が望んだ歴史改変がとんでもないしっぺ返しを喰らう結果となったことから、この作品の世界そのものがループしていることが推測され、彼女もそれに関わるものかと推測される。
彼女と士道の実の母親かと推測される「タカミヤ」はDEMと深い関わりを持ち、現在は離れているようだが、ウェストコットが士道を見て「"あの女"の掌の上で踊っているにすぎない」と自嘲していることから物語の核心に関わっている模様。