「そう彼は…とても大事」
プロフィール
概要
『デート・ア・ライブ』の登場人物で、夜刀神十香と並ぶ、作品の上位ヒロインの一人。
都立来禅高校2年4組に通う五河士道のクラスメイトで、表情に乏しい精緻な顔立ちをした短めな銀髪(どちらかというと白髪)の美少女。
普段は一高校生としての日々を送っているが、実は陸上自衛隊天宮駐屯地所属の対精霊部隊)AST(Anti Spirit Team)の一員で、階級は一曹。
他の隊員と共に、世界にとっての危険性を秘めた十香たち精霊を討滅すべく刃を交える関係にあり、和平を目指す士道らラタトスクとも敵対関係になることが多い。
かつては一般家庭の普通の女の子だったが、五年前突如家に現れた"炎を背にする精霊と思わしき存在"に愛する両親を殺され、自身も攻撃を受けて昏倒させられてしまう。
この事故で親を失った折紙は、親を奪った精霊に復讐すること、そして、自分のように悲しい思いをする人がいなくなることを願い、『AST』に参加して叶わぬ戦いに身を投じてきていた。
主人公の士道とは過去に出会った事があるらしく、密かに……どころか極めてどストレートに好意を寄せており、事あるごとにぶっとんだアプローチをかけて彼を慄かせている。
十香とは彼女の正体が精霊ということもあり、犬猿の仲であったが、日常を共に過ごしていく内に、徐々にその関係は士道を巡る恋のライバルへと変わっていく。
詳細は後述するが、作中では少々立ち位置が特殊なキャラクターであり、最初の頃と最後の方ではポジションや印象がかなり変わる人物でもある。
人物
基本的に淡々とした口調の無表情だが、同時にアグレッシブでもあるという風変わりかつ極端な性格。
興味の無い相手に対してはとことん無関心を貫いている一方、逆に好意や敵意といったモチベーションが沸いた相手・目的に対してはとてつもない行動力を発揮している。
恋愛方面に関しては本人がそれを相手側に伝える事に関して不器用であるため本気と書いてガチの肉食系(プレデター)たる物静かな肉食系ヤンデレ。(士道の)浮気相手は全員根絶やしにすれば後はいいらしい。
士道の情報は身長・体重から詳しい健康状態まで正確に把握しており、さらに彼の実妹である崇宮真那に「(士道の)恋人」と名乗り、自身を「義姉さま」と呼ばせている。
士道が最初に部屋を尋ねた際はメイド服で出迎えたり、大量の精力剤を茶と偽って飲ませた上、突然シャワーを浴びに行ってバスタオル1枚で士道の前に現れたりと、話が進むにつれて(主に士道への)奇行が目立つようになっていく。
総集編ではフラクシナスのAIが出した答えとはいえ士道へのアピールに効果的なのはスク水犬耳尻尾と言われ、素直に着てくる上に這い蹲れといわれ自主的にベルトで代用して首輪とリードを装備して実行するレベル(さらに挿絵ではひらがなの手書きで「おりがみ」とキチンと名前が書いてあった始末)。
ついでに士道との間に生まれた子供の名前も既に決めている模様。現在そんな彼女を御し切れていることが確認できる人物は、村雨令音と園神凜祢の2名のみ。
この様に破天荒な性癖となったのは、同僚である悪友に色々偏った恋愛知識や、士道を自分の物にするため秘策を伝授してもらったことが影響しているらしい…(奇行のスポンサーが存在していた!?)。
また、精霊を殺すためならば手段を選ばず、目的達成のためなら、如何なる犠牲をも払うという狂気的かつ危うい精神力の持ち主でもあり、作中では勇み足な突貫や命令無視による暴走が多く、士道を始めとする彼女を大事に思う者達からは何時か取り返しのつかない事態にならないかと心配されていた。
その苛烈で非協調的な性格や、メインキャラの中では一人敵対や妨害のスタンスを貫いている事などから、後述の和解までは彼女のせいで状況が悪化することも多かった為、読者や劇中人物からも賛否両論の感情を抱かれていた(時期が悪かったとはいえ、劇場版での扱いも彼女だけ良くなかった)。
だが、同僚の岡峰美紀恵と一緒に共同生活を送っていた頃、色々あって、彼女が「もう、お嫁に行けません…折紙さん、責任を取って下さい…」といった時は素直に謝ったり、当初戦力的に危なっかしい彼女に冷たい言葉を吐いて戦場から遠ざけようとしたり、直向きに努力する美紀恵を突き放そうとする彼女の父に食って掛かったりと、本来は心の優しい性格の持ち主であることが窺い知れる。
早い話が感情表現が苦手であり、長い付き合いでもなければその情動を読み取ったりすることが難しいということ。
10巻においてそうなっても仕方がないと思える壮絶な過去と真実、士道に対する異常な好意の理由も判明したのでそれ以降は彼女にヘイトが溜まることはほぼ無くなり、読者人気もじわじわと上がってきている(元から人気が無い訳では無かったが)。
後述の加入後も基本的な性格は変わっていないが、協調性の面では誘宵美九同様大きな進展を見せており、すぐに他の精霊とも打ち解けている。
他者の迷惑を顧みない面は無くなった他、今まで凍り付いていた心が氷解し止まっていた時が動き出したことで、未だ少ないが涙や笑顔を見せることができるようになった。
もう一人の折紙
士道と狂三が行った過去への干渉により改変された世界の鳶一折紙。
年相応の平凡な少女として成長し、髪型も当初はロングヘアにしていた。
性格も理知的で、変態性もなく初心で士道に対して恥じらいがある。当然ながら盗撮も盗聴もしない。その女子力&ヒロインらしさは他のヒロインたちの中で群を抜いていたりする。
しかし、士道との再会を機に「改変前の鳶一折紙」が目覚め始め、「勝手に手を動かして求婚メールを打つ」「怪しい薬を買い物かごに入れる」「試着室でスクール水着+犬耳+尻尾を着用してしまう」「士道が使っていたスプーンを舐めようとする」など肉体の主導権を握るようになり、加入後は双方の人格が半ば融合してほとんど表に出てこなくなった。
一応、完全な二重人格というわけではなく、記憶や意識自体は常に共有されている1.5重人格のような感じである。
地の文によると、改変後の人格が「士道への愛30%、節度70%」に対し、改変前の人格が「士道への愛120%」らしい。そのため士道を前にすると改変前の人格が強く出て暴走してしまい、改変後の人格は人目につかないところでその行いを恥じて悶えるという日々を送っている。
さすがに過度の暴走を起こすと、脳内で天使と悪魔がせめぎ合うような状況になるが、イメージ画像は「霊装を纏った短髪の折紙」と「反転霊装を纏った長髪の折紙」である。どちらがどんな意見を述べているかはお察しください。
また、改変前の人格に何かあった場合に限り改変後の人格が一時的に主導権を握ることができ、このおかげで士道たちが危機を脱したことがある。
能力
対精霊武装の要たる現代魔術兵装『顕現装置(リアライザ)』の扱いにおいて、「万人に一人」と評されるほどの適性を有しており、全力の精霊には及ばないが、その技能は同組織の中ではトップクラスの才女。
両親が殺されてから全てを精霊を殺す事のみに捧げていた為、身体能力なども規格外レベルで格闘術やスポーツにも万能と言える程に秀でている。その点では顕現装置が無ければまともに戦うことも出来ないどこかのヘタレとは対照的ともいえ、超常の力が必要でないのなら依存せずに物事を遂行するクレバーな状況判断力も秘めている。
頭脳も明晰で学業成績はトップクラスな他、その行動力の過程で得たR-18な事柄や裏社会の事情、雑学や業界にまで至る幅広い知識や情報網を有しており、特に超一流の域にまで至ってしまった盗聴スキルは作中でも幾度となく活躍(?)している。
経歴
デート・ア・ライブ
物語が始まる少し前より、他のメンバーと精霊の討滅に赴いては返り討ちにされる日々が続いており、特に十香とは何度も憤りをぶつけ合う関係であった。
そしてラタトスクによる初のデート作戦の最中にも襲撃し、十香に狙撃を仕掛けるも、殺気に気付いて彼女を庇った士道に命中させてしまう。ショックで事実茫然となったところを怒り狂った十香に殺されそうになるが、寸前である理由により無事だった士道に救われた。
数日後そのことで士道に謝罪したが、直後に同じクラスに転入してきた十香とも再会し、その後、毎日のように士道を巡って喧嘩をするようになる。
その後、無害化され加入していく他の精霊たちにも度々敵意を向けているものの、毎回士道を傷付けたくないという理由や、無謀な強襲が祟っての負傷や謹慎(アニメ版1期の12話では厳重に拘束もされていた)、第三勢力に対抗する為の共闘といった事態が相次いだことで、結果的に矛を向けては治めるという状況が続いていた。
しかし、そのような日常が続くうちに、以前よりも精霊への敵愾心が薄れてきている事実に恐怖を抱き、また修学旅行の騒動によって自分の無力さを痛感したことで力への渇望も話と共に高まっていった。
そんな折にその才能を狙っていた世界唯一の軍用リアライザ製造企業・DEMインダストリーの勧誘を受ける。
彼らの根回しやそれまでの暴走行為によってASTを懲戒処分されることとなった折紙は、士道の身の安全と両親を殺した仇の情報提供を交換条件に、移籍を承諾。
新たな力・CR-ユニット〈メドラウト〉を得て、学校も留学という形で辞め、士道を安全と思った場所に拉致した上で精霊、そして彼女たちとの日常を享受しかけていた自分を殺すため、十香・八舞姉妹・美九の4人を襲撃する。
霊力を封印され万全の状態ではなかった彼女らを一度は圧倒したものの、封印を解除し霊力を取り戻した十香には及ばず地に伏した。
その後、彼女に起こった出来事は大きなネタバレになってしまうが、色々あって精霊たちとは和解することになり、正式に士道達の仲間へと加入し、その心も深い憎しみや絶望からもようやく解放された。
精霊たちと過ごした日々の日常での記憶や自身の罪と向き合ったことにより、以前抱いていた精霊に対する増悪は払拭されており、精霊の中では同じ肉食系女子である美九、本条二亜とよく交流している。夕弦とも絡みが多く、マスター折紙と慕われている。
AST関係の人間関係は大幅に変わり、隊員たちの出番も無くなってしまったが、交流は保っているようで士道が空間震の度に外に出ていたということを天宮駐屯地の隊員達から聞かされていた。
デート・ア・ストライク
時系列としては2巻と3巻の間。ひょんな事から新米隊員の岡峰美紀恵とコンビを組んで共同生活を送る事になり、新型CR-ユニット『アシュクロフト』を巡る争奪戦と陰謀へと身を投じていく。
士道以外で初めて積極的に自分に関わろうとする美紀恵に対しては当初は戸惑いを覚えていたが、ある事を切っ掛けにして、徐々に信頼関係を気づき上げて行き、頼れる後輩として接するようになっていく。
作者の評価
総集編の後書きを見るに、原作者曰くこのキャラクターがデートする話を考えたら士道がとって食われる話しか想像出来なかったらしく、それでも必死に別案を考えた結果十香とデートしている士道をターミネーターのごとく追いかける話になったらしい(もちろん怖いからボツ)。どうしてこうなった。
なおこのキャラクターの話を書くときは筆が進むらしく、後で挿絵をもらった時にやらかしたかもと感じたらしい
原作者にすらそう思わせるレベルとは一体…?
因みに彼女の髪を長くする案もあったそうだ(改変後の折紙はその名残)。だが他のヒロインとバランスを取るため短くなったとか。原作者はこの時、折紙は犠牲になったのだと発言している。
関連イラスト
関連タグ
戦乙女 残念な美少女/変態 光 1 ホワイトヒロイン ライバル 愛が重い
うちはサスケ:両親が殺されその復讐を果たそうとするも泥沼に嵌まっていく点が共通している。また、復讐と新たな未来との間で揺れ動き、結局復讐を選んでしまう点も共通している。
白崎香織:メインヒロインのライバルにしてヤンデレかつストーカーである危険なヒロイン繋がり。
雲雀恭弥:苗字に鳥の名を冠した、興味がない対象にはとことん無関心を貫く、寡黙な一匹狼の戦闘狂な危険人物。彼も協調性どころか組織への帰属意識すら皆無。一方で押し付けがましい理由で一般人にすら攻撃すると言った折紙とは似て非なる危険性だったり、恩讐や過去などのしがらみのない純粋な強さと多くの白星を獲る強キャラ故に扱いは狂三並に優遇されてたりと言った真反対や相違点も。
一本松ヤマト:精霊達と同じく登場人物の名前が数字由来の中から1に加えて、誕生日が同日。因みに中の人は彼女の想い人と同じ。真っ当にデートを進めれば特に問題ないが、邪な気持ちを持ってしまうと彼にもヤンデレな部分が垣間見える様になってしまう。
メモリア・フレーゼ:二度にわたりコラボイベントに参加。二回目のイベントでは諸事情から改変後の折紙も登場し、そこでも異世界での改変前の自分の行いに辱められる羽目に。
以下、彼女の変化や10巻以降のネタバレ
全てを裏切ってなお復讐を果たせず、追い詰められ更なる力を望んだ彼女の前に現れたのは、謎の存在〈ファントム〉だった。
ファントムは彼女に白い"霊結晶"(セフィラ)を与え、新たな精霊へと覚醒させた。
「私は、精霊を倒すためにこの力を振るおう。精霊を殺す精霊になろう。そしてすべての精霊を討滅し──最後に残った精霊(私)をも、消し去ろう」
精霊としての能力は光子を操る能力を持ち、固有天使である細長い羽根状のパーツが組み合わさった光の王冠〈絶滅天使(メタトロン)〉による変幻自在なレーザー攻撃を得意とする。
十香と同じく、十の精霊の中では最もシンプルな戦闘・破壊に特化した性質をもち、奇しくも物理を主体とする十香とは対照的なものとなっている。
「生命の樹(セフィロトの樹)」において対応する事象は以下の通り。
数字 | 1 | 名前 | 鳶一(名前ではなく苗字にモチーフ入り) |
---|---|---|---|
神名 | エヘイエー | 霊装 | 〈神威霊装・一番(エヘイエー)〉 |
守護天使 | メタトロン | 天使 | 〈絶滅天使(メタトロン)〉 |
STR(力) | 158 | CON(耐久力) | 152 |
SPI(霊力) | 219 | AGI(敏捷性) | 136 |
INT(知力) | 243 |
設定上の話だが、髪の色が白いのは対応するケテルから来ているものと推測される。
また、余談になるが知力はあの狂三より上であり、全知の天使を持つ二亜に次いで高い(明らかに狂三の方が知力は高いように見えるが、恐らくこれは狂三が精霊としての経験が長いからとも思われる)。
封印されていないアドバンテージや元々のスペックもあり、その変化に困惑する十香たちを一掃する。
そして士道から〈ファントム〉の話を聞いていた折紙は、真犯人が〈ファントム〉だと推測し、時間を操る精霊・時崎狂三を探しだして彼女の〈天使〉の能力〈一二の弾(ユッド・ベート)〉で、両親が殺害された「5年前の8月3日」へと跳ぶ。
全ては、両親の死という事実より先に〈ファントム〉を倒すことで「なかったこと」へと書き換えるために。
そして士道・琴里の記憶を封印し立ち去ろうとしていた〈ファントム〉を発見、猛攻の末に退却させ安堵するが……自らの攻撃にさらされた跡地を見てしまった彼女はある残酷な真実を知る。
両親を殺した真犯人は、復讐のために精霊と化し、過去に遡った「自分自身」だということを。
精霊を殺すために、未来も、心も、人としての身体も、全てを捨てた彼女にとって、この結末は自分自身のアイデンティティの崩壊、「反転」を招くには十分だった。何もかもを失った彼女は虚無の反転体〈デビル〉の人格に飲み込まれ、反転体は現在に戻り破壊の限りを尽くす。
しかし、彼女の反転の原因を突き止めようとした狂三の手で再度同じ時間に送り込まれた士道の行動により過去は書き換えられ、「現在の士道が折紙の両親を庇って攻撃を受けること」で、「折紙が精霊を敵として憎悪する」という事実が「なかったこと」になった。
ただし、歴史の修正力が働いたためか、折紙の両親はこの1年後に交通事故で他界、折紙自身は、両親を庇って命を落とした青年(=士道)のような犠牲を生まないため、結局ASTに入隊してしまった。
しかし入隊後、ASTとしての任務に従事するが本当に自分達が行っていることは正しいことなのかを疑問に思い、ある時期より退職する。
この改変により、それまでの士道との接点が失われるが、士道が改変後の世界に到達した翌日に来禅高校に転入するという形で「再会」を果たす。辛い過去を経験しなかったため、ロングヘアで表情豊かといった改変前と正反対の雰囲気の少女として成長していた。
だが、士道同様に〈一二の弾〉を受けていたために彼女も改変前の記憶を保持しており、AST退職の前〈ファントム〉によりこの世界でも精霊化したことでそれが覚醒。
改変後の人格を守るために普段その記憶は封じられ、他の精霊の霊力を感知したときにのみ反転精霊化し、敵と認識した精霊が消えるまで〈救世魔王〉を顕現させ襲い続ける、という形で表出していた。
彼女を今度こそ救おうとする士道とのデートをするが、彼が改変前と同じ感覚で対応した(ラタトスク機関員が誰も票を入れなかった大人の休憩所や怪しい店に連れ込むなど、改変後は困惑するが改変前の折紙なら断るわけがない行動をした。)末、アクシデントによって精霊化・暴走するものの、少しだけ意識が覚醒した所へ士道や駆けつけた十香たちの助けを借りて「改変前と改変後の記憶」が融合し、改変後の折紙はそこで真実を知り、絶望するが士道の説得もあって二つの人格が融合し、折紙は自分の犯した罪と向き合うことにより反転状態から脱し、霊力を封印された。
「──ありがとう十香、みんな。わたしのために、戦ってくれて」
その際、自身が士道に抱いていた感情が愛ではなく、幸せだった頃の記憶に縋るため、改変前の世界で両親を失った直後に自身の全てを受け止めてくれると言ってくれた彼への依存心から来たものであったことを悟り、それまでの依存を止め、改めて彼と愛を育もうと告白した(つまり、彼への異常なほどの変態行動は、士道への依存が余りにも強すぎたため、士道の独占欲が変な形へと成長してああなったものだったらしい)。
封印後は、前述の通り「改変前の折紙」が強く出た結果、髪を切り改変前同様のショートヘア、そして変態行動も元通りになり、十香とも士道を巡る純粋なライバル関係へと昇華した。
十香以外の精霊では、類友である美九、二亜とよく絡んでいる。
なお、十香たち他の精霊は封印後に経路を通して改変前の世界の記憶を思い出しているが、普通の人間はそうもいかず、その変貌ぶりにクラスメイトは大いに困惑していた。
ASTの仲間とも後に再会するが、そのとき時イメチェンの類と思われ特に混乱はなかった。
なお、登場は早いがヒロインの中では「最も遅く精霊になった存在」であるため、ある事態においては琴理から「新米精霊」と呼ばれている。