概要
ケモノ用語の一つ。
ケモノの中でも獣人のうち、足の形状が動物の足基準であるものに対して用いられることが多いが、
対象は完全なケモノに限らず半獣人や亜人などで動物の足を持つものに対しても使われ、
現在では動物の足と聞いてすぐに思い浮かぶものを広く「ケモ足」と呼ぶ傾向にあり、
通常は犬や猫などのつま先立ちで歩く趾行性の動物の足を示す。
ケモ足の仕組み
ケモ足=逆間接であると勘違いしている人が多いが、それは間違った認識であるため注意。
ケモ足とされる足の動物の多くは踵からつま先までが長く、常につま先立ちで歩いているだけであるため、
本当に関節の向きが逆というわけではない。
犬や猫の足も、地面に接する部分や長さが違うだけであり、関節の向き自体は人間の足と同じである。
※ただし、実際の動物の足の構造を把握した上で、分かりやすさのために便宜上あえて「逆間接」という言葉を使っている人も多い。
鳥類などは太ももがほぼ完全に胴体に埋まっているため表面上は逆間接にも見えるが、これも関節の向き自体は人間と同じである。
また、デフォルメの強いイラストにおいては脛が極端に短く描かれている場合が多いが、
それはあくまでも二次元デフォルメならではの表現であり、実際に骨格図で見ると脛の長さは太ももと同じくらいの長さである。
ケモ足のキャラや動物を描く際は以上のことを踏まえた上で、各自が思うような二次元デフォルメを加えたケモ足を描くことが望ましい。
つま先立ち以外のケモ足
ケモ足とはケモノの足の略であるため、本来ならば動物の足全般に当てはまると思われるが、
前述したようにケモ足とされるのは主に犬、猫、馬、鹿などの趾行性の動物の後足の形状を元にしているものを示すことが多く、
クマやパンダや霊長類のような、足の裏を完全に地面につけて歩く蹠行性の動物の足はケモ足に含まれないこともある。