インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
いんたびゅーうぃずばんぱいあ
概要
原作はアン・ライスによる『夜明けのヴァンパイア』。監督はニール・ジョーダンで1994年製作された アメリカ映画である。耽美な雰囲気とキリスト教的背景が特徴で同性愛的描写を漂わせている。
あらすじ
現代のサンフランシスコ。街を見下ろすビルの一室で、インタビュアーを前に美しい青年ルイが自らの半生を語り始めた。
18世紀末、最愛の妻を亡くし、絶望の淵に沈む彼の前に現れた悪魔的美貌の吸血鬼レスタト。彼によって永遠の命を与えらたルイは、レスタトと共に世紀末の夜をさまよう。人間の命を奪うことをなんとも思わないレスタトに対し、人間の心を捨てきれずに苦悩するルイ。だがある夜、母の亡骸にすがりつく少女クローディアと出会ったルイは、衝動的にその命を奪ってしまう。彼女をヴァンパイアの一族に招き入れるべく新しい命を吹き込むレスタト。しかし、それは思わぬ悲劇の始まりだった。
登場人物
ルイ(ルイス・デ・ポアント・ドゥ・ラック) 演:ブラッド・ピット
今作の主人公であり語り手。黒髪緑目の青年。ニューオーリンズの農園主で豊かな暮らしをしていたが、愛する妻と子をお産で亡くし自暴自棄になっていたところをレスタトに見初められ、25歳の頃ヴァンパイアにされる。
ヴァンパイアの中で、一番人間としての心や繊細さを持っており、優しく穏やかな性格。怒らせると怖い。
そのためヴァンパイアされた当初、人としての良心を捨てられず喉の渇きを小動物の血をすすって凌いでいた。レスタトに対して複雑な感情を抱いる。
金髪碧眼で美形のヴァンパイア。永遠を共に生きる伴侶として、ルイをヴァンパイアにした。ルイに対して非常に執着しており、心が離れたルイを引き止めるためクローディアをヴァンパイアにしてしまう。派手好き贅沢好きの浪費家で、残忍で大胆な性格。
レスタトによってヴァンパイアにされた幼い少女。精神が成長するにつれて、大人の女性の姿に憧れ、いつまでも少女のままの自分に苦悩し、ヴァンパイアにしたレスタトへの憎しみを募らせていく。まるで人形のような可憐な容姿だが、幼い頃からレスタトに教育されたためかで冷徹で冷酷。
アーマンド 演: アントニオ・バンデラス
パリで劇団をしているヴァンパイア集団のリーダー。ルイに興味を持ち、ルイの人間的な精神に惹かれる。
ヴァンパイア劇場のメンバー。ルイとクローディアに対して疑念を持っている。
ダニエル・マロイ(インタビュアー)演: クリスチャン・スレーター
サンフランシスコの記者。